2010年7月18日日曜日

JOKER ジョーカー許されざる捜査官 第1話

堺雅人氏が主演なドラマの感想です。

 ファンサイトさんでこの情報を知った時は、微妙な気分でございました(苦笑)。昨年より映画で主演が続いてるので、TVドラマの主演も有りかなとは思います。が、映画の主演は主演と言っても、あれは半ば群像劇で何となくメインの人って感じだったし、TVドラマで言われる主演とはちょっと方向が違うような気がしたり。余り華が無い(TV向けって意味での華です!役者としての存在感とは別ですので)人だし、フジ系列だとベタな恋愛模様も当然主演だったらあるだろうし...微妙だよな。というのが最初の感想でした。

 恋愛模様云々は、流石に役者の芝居や私生活に嫉妬する年齢でも無分別でもないので、所謂「嫉妬」では無いです(^^;;。単に、堺君がベタなラブシーンを演るとどうしようもなく「嘘くさい」というか、身の丈にあってないというのか、はっきり言ってヘタレすぎて見てられないんですよ!
 『新選組!』や『篤姫』の時みたいに触れるか触れないかの距離感があって、尚かつ心理的にどっぷり寄り添い溺れてる感じとかを見せてくれると、巧いし色気や艶を感じちゃいます(あと事後の気怠い雰囲気とかね)。また、全く逆に思いっきり「情欲に突き動かされてる」(舞台『噂の男』等)のも魅力的に見えます。とか、ゆっくり変化してく想い(映画『ゴールデン・スランバー』とか)も普通に納得させてくれるんですよ。
 なのになのに、何故ごく普通のラブシーンがあそこまでベタベタかつヘタレ風になるのか!?非常に謎です(苦笑)

 今回は事前情報も積極的に得ませんでした。下手に事前情報を見ちゃうと、期待しちゃって失速するのが早い気がして(もの凄く複雑なファン心理^^;;)。

 で、録画分を視聴完了した感想です。

 まともなドラマで良かった!一応、群像劇っぽいし、主演と言っても派手なアクションとか台詞とか無いし、これなら何とか見続けられそうかも。以上、視聴後のざっくりとした思いでした(笑)

 堺ファンの分析がなされた結果なのか不明ですが、細かい部分ではツボを突かれもしましたし、概ね満足ではあります。ただ、視聴率の兼ね合や某週刊誌で国外ドラマのパクリと開始早々に書かれちゃったりしたし、その辺含めてどう転ぶのかが解らないのがちょっと不安かなぁと。下手に恋愛ドラマや正義の味方やアクション方向にシフトしちゃうと、堺君には荷が重い様な重たく無い様な(ごにょごにょ)。なので、初回の雰囲気のまま全うしてくれれば、もの凄く嬉しいかなと。

 で、細かい部分のツボとしては。
 初っ端の囮で腰が引けてたり、パイプを踏んで転けちゃったりするのは「上手いぞ!フジ。堺君の魅力を心得てるね!」と高評価です。その後の、給料泥棒っぷりとか部下に良いようにあしらわれちゃったりの場面は、非常に可愛らしくて良かったです(誉めてますから)。
 鹿賀丈史さんとかりょうさん、蓮さんと絡むとかなり自然な雰囲気でむちゃむちゃ安心して見れました。特に、鹿賀さんとの絡みは「良いもの見た〜」と心から満足させてもらいました。
 と、緑ジャージ!!再会ですな(にんまり)と一部のファンは楽しんだと思ったり。あと、ラーメン。縁があるのか無いのか(笑)
 邪な部分では、亡くなったコンビの妹と再コンビを組むという設定に、これはCHかっと突っ込みそうになりました。しかも、人情家で天然なのに洞察鋭いという伊達の設定に「これは槇村なのか?そうか、実写版CHだと堺君=槇村ってのも有りだよな、うん。」と一人で納得してしまいましたです。

 懸念だった、裏の伊達さんVer。意外に淡々とした口調と佇まいだったので、一安心。あれをケレン味たっぷりにされたらどうしようか、とホント不安だったので良い形で裏切られて良かったです。衣装も一応「普段着」っぽい感じだったし。

 堺君については、こんな感じでした。本編については、
 こんなモノかと。及第点かな?という感じです。
 粗を探せば、裏伊達さんのお仕事は島流しなのか?あの船は一体どうやって調達して誰が運転しているのか?少年犯罪と言えど罪を犯した人って警察に入れたっけ?とかあるんですが...。まぁそれらが今後明かされるかどうかは、期待せずに楽しみにしておこうと(酷)。

 と、一つ疑問が。堺君の髪って、鬘なんですよね?映画撮影で短髪にしてから、それほど時間も経ってないし。にしては、上手く出来てるよなぁと感心してました。

 内容に殆ど触れてないことは、何となく推し量っていただけると有難いです(苦笑)