2012年8月25日土曜日
いくつかの話に関する雑感
前項で叫びまくってる動画を相方に、「ねぇねぇ!!これみてこれ。凄いの!何が凄いのかは見て判断して欲しいんだけど。ねぇねぇ分かるでしょう、私が萌えるの」と強引に見せました。その結果「…。分かるけ ど、理解りたくない」と言われたにもかかわらず、その後数日はTNGを見返すことに相成り候。TNGに関しては、相方が引きずり込んだ以上最後まで責任をとってもらう所存=どこまでも付き合ってもらう予定です(笑)
そんなこんなで見返した話は、 S5E3「流浪のベイジョー星人」、S5E1「クリンゴン帝国の危機(後編)、S4E1「浮遊機械都市ボーグ(後編)」、S7E23「知的生命体"エン タープライ ズ"」、S7E22恩讐の彼方に」の5話。 折角なので、観た話の雑感を少し残したいと思います。
2012年8月18日土曜日
2012年8月16日木曜日
2012年5月31日木曜日
Star Trek:The Next Generation S2-3(#29)"Elementary,My Dear Date"
GRANADA版を全巻観終わったので、TNGのシャーロック・ホームズ回でも見なおそうかね?となりました。その感想です。
恐らく10回以上観てる話なのに、初めて気づいたのがタイトルの"Elementary, My Dear Date"の意味。皆さんご存知の通り、ホームズがワトソンに向かって言う"Elementary, my dear Watson"から。単にWatsonをDataに変えただけですが、これだけでシャーロック・ホームズのパロと分かる秀逸なタイトルです。ちなみに邦題 は「反逆のホログラムデッキ」(苦笑)。確かに、原題の方がスマートかもしれないと初めて思いましたです。正直、この話に限って言えば、原題をそのまま 訳したほうが良かったかもです。
で本編感想。
ここ暫く悶えてるシャーロック・ホームズ物にも関わらず、萌えませんでした。勿論、ホームズとワトソンのコスプレしてるデータ& ラフォージのエンタープライズ号のシステム担当コンビは可愛いです(笑)。特にウキウキなのがダダ漏れなデータ君に関しては、君ホントは感情あるでしょ???とか思ったりします。けど、GRANADA版やBBC版みたいに二人への悶えはない。君たちは良きコンビよのぅと目を細めて眺めるくらいです。
理由は、TNGという世界や彼らの関係性・個性を知ってるからだと思います。なので、あくまでもデータとラフォージとしてこの話を見て、面白がれるんだと思います。
で、ホログラムデッキの221B。TVシリーズの1挿話のわりに頑張ってる気がします。GRANADA版の雰囲気に合わせてるし、データが一々内装や置物を説明してくれるので細かい部分を補えるし、なかなかやるなTNGです(何様) 。
今回一番ツボったのは、ラフォージなワトソンがデータなホームズがヴァイオリンを演奏するのを延々描写する場面でした。なにせ「(ヴァイオリン が)彼(ホームズ)の繊細な腕に抱かれると(以下略)」といきなり語りだすんですよ!!!直前まで「ワトソンって何すればいいの?」とか聞いてたラフォージが、いきなりワトソンのあのホームズ萌な表現って!と大笑いでした。余談ですが原作については、どう読んでもワトソンのホームズ萌としか思えない表現が多彩で吃驚でした(^^;;。この人ホントにホームズの事好きだよね~、観察してそんだけロマンティックな表現見つけるよねェと思うんですよ…。
閑話休題。そして、ジェレミー・ブレッドを意識したデータのホームズ。テンプレなホームズなんですがちゃんとデータ君なのが、ブレントの巧さだなぁと思うわけです。というか、ある意味楽しそうに演じてるっぽいのが見てて伺える次第です。
この話で最大かつ最強なツボは、何度見てもやっぱりPatrick StewartなPicard艦長のビクトリア風のお衣装です!!!!フッロックコートにシルクハットに杖という完璧なお衣装が、これまた完璧にお似合いになられてる艦長が素敵過ぎて…。あのクソダサい制服(酷)からお召変えされた後の衝撃ときたら!!!初見時には声にならない声をあげたくらいです。
登場されてシルクハットを杖で叩かれる仕草は、見なおす度に「格好いい…凄い格好いい…」とうっとり呟く私がいます(^^;;。だってだってホントに真剣格好良いし、その仕草も表情もお衣装も全てがバッチリで完璧なんですもの!! 更にロンドンの下町をデータなホームズを従えて興味深そうに歩かれる様子にいたっては、いやんどこのお貴族様?!威厳が漂いすぎててホント素敵っ!!と思いますです。
そして、本作の最大の見所であるモリアーティ教授との交渉。相手の言い分をこちらに損害が少ないよう受け入れつつ、こちらの欲求を最大限通す。なんて完璧な外交術!!!完璧過ぎて言葉が無いくらい完璧ですよ!人道的かつ倫理的にも正しい処置ですし。なんて素敵なのか艦長は!!と大騒ぎなんです、毎回。
やっぱり大好きだ!!Patrick StewartなPicard艦長が!尊敬しすぎてもうなにが何だ解りませんが、とにかく敬愛しております艦長。(過去作品の愛をこんなところで叫んでみても…) 。
本作のモリアーティ教授は非常に紳士に描かれていて、私好み。19世紀の人物が24世紀のプログラムを理解するという無茶っぷりも、数学の天才という元の設定が活かされてるので違和感があまりありません。確かに、コンピュータのプログラムって数学理論で構築されてるから、数学の天才であれば時間と要素さえ揃えば答えは弾き出せるわなぁと納得した今回でした。
ホームズ作品を色々見てやっとホントの面白さが分かった今回。一番はっきりしたのは、やっぱり私はPatrick Stewartが好きでPicard艦長が大好きなんだってことでした。いやぁ一度芽生えた愛って薄れないもんですね☆
2012年4月1日日曜日
理想の職場
先週半ばにお昼休みで話題になったネタです。
もとは異動の季節まっただ中での、うちの会社に目が醒めるような男前来ないかなぁという話題から派生しました。ちなみに、うちの会社はこの春も親会社からの出向関係で賑わいます。親会社からの出向といっても、若手から中堅といったピチピチはいらっしゃいません。いらっしゃるのは、役職定年前後の方たちばかりです。なので、話題の根本にある「目が醒めるような男前」は結論として絶対「無い」&「無理」しかないのです。
そんなわけで、理想と言っても、職場環境とか理想的な人間関係ではまったくなく、妄想といってもいいのがなんともなんですが(^^;。それが昼休みの話題なこと自体、ある意味理想の職場かもしれないです。
2011年4月8日金曜日
TNGに関する妄想(笑)
80'後半から90'半ばにかけて本拠地米国で放映され、本邦でも一応深夜に全話放映された海外ドラマです。
このドラマは、70'代に放映されマニアックな人気を博したらしい『宇宙大作戦』(TOS)の続編にあたります。放映当初は前作同様、一般受けはしなかったようですが、シリーズを重ねるごとに評価が高まり視聴率もTOSを軽く抜いたそう。また、主要人物の一人であるピカード艦長をテーマにしたビジネス書(リーダーシップについて)も発刊されたりした作品。
で、イキナリですが我家にはTNGの全話DVD‐BOXがあります!しかも、すり切れるくらい飽きもせず見続けてる唯一のDVD(笑)。
理由は、45分一話完結形式なので夕飯時に観るのに丁度良い、SFや哲学ネタが豊富で何度見ても違う発見がある、主要キャストの英語が綺麗で聞き取りやすい等があります。中でも、一番大きいのが主演のパトリック・スチュアートが非常に好みのドツボ!!なことです(笑)。この方について書き始めると、膨大になるのでこれは別の話にします。
今、久しぶりに全話を出来るだけ飛ばすこと無く見てる最中(昨年末から延々と)。何度見た話でも、意外に忘れてたり今更ながら細部に気づいたりすることが多くて驚いてます。何度見ても新たな感動を覚えたり、発見があるのはいい作品の条件だよなぁと改めて思ったりしてます。
とここまではまともな感想。以下ちょっと腐り系の感想をば…。
昔、TNGの海外スラッシュサイトを翻訳されてるサイトさんを訪ね、翻訳されてる作品を拝見した事があります。掲載されてるカップリングが結構意外だったり、あぁなるほどと膝を打ったりしたんですよね。
今回、久しぶりに全作見ていて気づいたのが、ライカと艦長の近さでした(笑)。並んで立つだけなのになんで肩が触れそうな近さなわけ??、と思う場面が度々見受けられます。ライカはパーソナルスペースが小さい設定なのかもしれないんですが、それにしても艦長とは無闇に近い近い(笑)。それって、上下関係の距離じゃないよね??親密関係のな距離だよね???と後半になるほど突っ込む回数が増えてます。更に言えば、ライカと艦長の身長差もかなりいい感じなんですよ。お陰で、妄想が膨らんで仕方ないですよ(^_^;)
それと、某所で見て一番驚いたQと艦長。Qにの登場する話については、場面設定がそれは狙ってますか??なモノが多くて「なるほど」と納得いたしました。Qの「人類に対する興味」とは「人類=艦長」というのは、物語中でも指摘されてたりしますし、一体何の線を狙っているのか?!と。艦長が「生き直す」話に至っては、後朝から気づいた艦長と同衾してるのがQなのには、あらぬ妄想を広げてください!!としか思えませんでした(思いっきり腐ってるのは自覚してます^^;;)。ホントこの二人については、色々邪悪な妄想が広がって楽しい次第です。
一番一緒にいる時間が多そうなデータ君と艦長の関係は、出来は良いけど無垢すぎる末っ子の幼子を溺愛してる父親な感じなので、あまり妄想は膨らみません(私はです。ただカップリングとして有だとは思う)。 純粋にデータ君の成長を見守ってという感じに、父性愛を感じたりはします。
今回になって初めて思ったのは、登場人物ならカウンセラーになりたい!!でした。艦長の娘的ポジションなのが一番の理由。他には、Dr.と「副長/艦長」の妄想話を二人で延々語り合い、お互いどういう状況を目撃したのか情報交換したいなぁと思うんですよ。きっと楽しい日々だろうなぁと、疲れた心を癒してる次第です。
とか相方にツラツラ語ってる毎日。てか、相方にはバレバレなので気楽に妄想垂れ流せるのがありがたいですホントに(笑)
2010年11月7日日曜日
新スタートレック 第1シーズン Disc7
■Disc7
「恐るべき陰謀」Conspiracy
安いぞ、安過ぎるぞ、な陰謀ネタ。結局、このネタあまりこれ以降生かされず、尻切れとんぼで終わった印象なんですよ…。特撮技術も敵さんもしょぼいっちゃぁしょぼ過ぎるし…。この話があるから1stシーズンの印象がよろしく無いのかも?とすら思っちゃいますです。
まぁ誉める所と言えば、ライカーの優秀さとか策謀好きとか芝居っ気とかが発揮されることくらいか。
「突然の訪問者」The Neutral Zone
ロミュラン初登場で20世紀の人々に振り回される24世紀の人達な回。
ロミュランはこれが初登場と知って吃驚です。遮蔽装置付きのウォーバードは、相方が「格好良すぎっ。宇宙ガメ(←エンタープライズの事_;;)なんかお呼びじゃない位、格好良いよな」とお気に入りです。まぁ敵さんの方が格好良いってのはSFじゃ良く有る事ですから!気にしてませんよ、私は!
ロミュランとの交渉は、宇宙艦隊司令部からの指示が「戦闘回避」である以上ああいう方向性しかありえない。相手の動きや状況を読みつつ、こちらの情報は読ませなず妥協点を探っていく、半ば心理戦みたいな交渉の面白さを垣間見た気がします。この手の交渉事は短気な割にお得意だよなぁ、艦長はと。
振り回されるネタとしては、艦長のうざかり方とか四方八方に面倒見させる言い方とか、八つ当たり方なんかがむちゃ楽しい。特に八つ当たりする様子は、あぁ艦長ってば可愛いっと悶絶するくらい楽しいです(すみません馬鹿で)。更に言えば、流石の艦長も単なる好奇心だけで動いてるデータ君に対しては、無駄だと分ってるのか八つ当たりしないのがこれまた楽しい。八つ当たりされて一番可哀想だったのは、ライカーとジョーディ。2nd以降もこの二人は意外に八つ当たりされちゃうんですよね~(笑)。ジョーディなんか最終話でも小言と八つ当たりくらいつつ、お世話係になるし。なんて良い奴なんだジョーディは!!!
これが1stシーズン最終話であったのは、幸運だったかもしれません。
1stシーズン後半から、やたら細かく数字を読んだり、説明や蘊蓄を長々と語りたがるデータ君(単にコンピュータであるから故の行動なんですが^^;;)に対して、ほぼ全員が「Thank you Mr.Date」と言い出します。しかも、最終話に近づくにつれどんどんうんざりした言い方(特に艦長が)なる変化も見て取れるなど、細かい部分でも楽しめました。この「Thank you Mr.Date」絡みのネタは、映画『メネシス』の冒頭まで踏襲されていきます。あの冒頭はとてもとても幸せだったよな…。
どうやらいつの間にか、全シリーズ全話順番通りに見る事が決定したみたいなので感想書いていきます。滅多に無い機会なもので(^^)
最後になりましたが、各話あらすじについては詳細なサイトさんが数多ありますので、そちらを参考になさって下さいませ☆
新スタートレック 第1シーズン Disc6
■Disc6
「生き返った死の宇宙商人」The Arsenal of Freedom
ジョーディが頑張る話。ジョーディがエンタープライズの指揮を執のは、これが最初で最後の様な気がしてるんですが(^^;;
艦長が上陸するとろくな事には成らない典型の話、と言っても良いかも(笑)。てか、何で誰も止めない!!艦長を止められるのは、性格的にも役割的もライカーだけですか?それって一体どうなのさ?!と問いつめたい気分にもなる話。
あと、艦長が応急処置は出来るけどちょっと頼りない上、相手に話させる話術が無いし、ビバリーよりも自身の好奇心が勝っちゃう駄目なお人ってことも明らかになりました。それでも、そんな駄目な所があってこそ人間的魅力があって素敵なんじゃないか!と断言できる私が一番駄目だと思わさせれます…。
武器商人なぁ…経済活動の暗部ではあるよなぁと遠い目をしつつ、本題はそこじゃないのかと我に返ったりしました。第2シーズン以降だったらどう料理したのか、と激しく興味を引かれる題材でもあります。
いきなり艦の指揮権を渡されて頑張ってるジョーディの姿を見て、なるほど人が成長して行くにあたって必要な資質は「素直さ」かと再認識させられた次第です。彼の素直さや実直さポジティブさは美点で、彼が居る事で保たれる安定感ってのは確かにあります。
私としては、ジョーディに指揮権を返される時の艦長が言う「もとの状態にして戻せ」がもの凄くとても好みです(笑)。侵入者やQに対して「私の艦」と言ってる人とは思えない(笑)。それは勿論ジョーディに対する信頼とか親愛があってこそですが。何より、上司としての懐の深さが素晴らしい!!。あんな事言われたら、これからも誠心誠意働こう、この人の元で頑張ろうと、固く決意します!。ジャン=リュック=ピカードを艦長に据えてるエンタープライズの面々が、心底羨ましいです。
「禁断の秘薬」Symbosis
う~ん…。薬物依存者と売人、善意の第三者というか法の介入は何がBetterなのかというテーマなのかなと思いつつ視聴。
決して軽くは無いテーマを丁寧に扱い、45分の尺に上手く収めてる回です。特に、艦長とDr.の対話で浮かび上がってくる「どこまで手を貸すべきなのか」は、難しいけれど大切な問題提起を見せたなと。
そして、艦長が最後に下した決断ですが、あれは「人」というものを信頼してなくては出来ないと感じています。確かにDr.の方法は即効性があるし、第三者としても「楽」なんですよね。けど、艦長が選んだ方法は、彼らが自身の力で解決する事で新たな道が作れる可能性を与え、尊厳を回復させようとしている。時間は掛かるかもしれないし、見ている方もかなりしんどい。けれど、本質的な解決としては正しい様な気がして成りません。
この回で他に印象に残ってるのは、ウェスとターシャの会話。「薬物に頼るなんて意味が無い、そんなことをするのが分らない」と言い切るウェスと、「逃れたい現実がある。薬に頼らなくては生きて行けない環境もある」と語るターシャ。どちらも真実なのが、哀しい。ウェスはきっと才能と環境に恵まれて「逃避したい現実」を知らない、ターシャはそういう「現実」に生きてきた。けどそれをウェスの傲慢ともターシャの悲劇とも描かず、淡々と普通の会話として描いた『TNG』は良質なドラマであると感じた回でした。
「悲しみの星に消えたターシャ」Skin of Evil
今回は未視聴。
ターシャもあの背景をもう少し深めたら面白かったのになぁと、ちょっと残念です。
「PARIS~時のはざまに」We'll Always Have Paris
艦長の恋話。
「時の歪み」か艦長の昔話、どちらが主題なのかすっきりしませんが(笑)。
まず「時の歪み」をしゃっくりとして表現したのは、上手いなと。データ君がしゃっくりの影響で三人になるのも、見せ方として上手いと思います。TNGで「時」を扱った作品には外れが無いというのが、我家の定説。恋話は、艦長のヘタレ加減と大人な対応にクラクラ(←馬鹿です)。
他には、データ君一人に上陸を命じた艦長とデータ君の会話が印象深いです。「機械だから替えがききますから」というデータ君(ちょっと哀しいですよねこの台詞は)、そういう意味で命じたのではなく「主観に影響されず的確に任務遂行出来る」とデータの個性を認めているからこそ任務を与えると伝える艦長。恐らく艦長にしたら当たり前で当然だったんでしょうが、データ君の立場からすると決して小さくない衝撃だったと思います。だって、全部認めてくれてるんですよ!自己否定してる部分を丸ごと認めてくれて、それが個性だと価値があるんだ必要なんだと示してくれるんですよ。しかも、それを過不足無く適切に伝えてくれる上司って!!!ホント羨ましい…。
新スタートレック 第1シーズン Disc5
■Disc5
「死に急ぐ惑星アルテア」When The Bough Breaks
少子化問題だよな…。「最後の子ども」のフレーズで新井素子の小説『チグリスとユーフラテス』を思い出しました。
今回のエピソードでは、艦隊の子どもを奪う設定だったからああいう結論になりましたが、多産系で人口爆発してて貧乏な星から貰い受けたらどうなるんだろうかと。そうなったら、美談として描かれんじゃないのか。若しくは、艦隊の誓いの制約内で、養子斡旋的な役割を担う事は出来なかったのかとか、今回は色々考えました。
「神に似た人々」Home Soil
犯人探しと思いきや、異星人との遭遇→未来へ相互理解を託す話でした。ホント、この辺の話は覚えてないです(^^;;
ただ、現時点で「相互理解できない」異星人をばっさり切捨てるのではなく、未来の人類達へ託す結末は如何にも『TNG』であると感じます。きちんとした解決をドラマに求める人からしたら不満は残るかもしれないですが、エンタープライズのミッションとしては凄く美しい解決であり、艦長の理想が表現されてる話だと私は感じます。
「宇宙戦士への道」Coming of Age
ウェスリー初受験と艦長が査察される話。
ぶっちゃけ、ウェスの受験話は無くても良かった(酷)。艦長の査察話だけで十分緊張感があったし、出来が悪いと思われる『恐るべき陰謀』への伏線としてみっちり見せて欲しかったと思います。
ウェスの受験話は、宇宙艦隊の受験制度が少し分って面白かったです。各星系毎に受験地区があり、合格人数が決まっててというのは公平性を表現したいのかと。受験者全員をセクター1に集めるよりは確かに効率も良いし、帯同してるクルーの子ども達も機会を逃す事は無いし。そうなると、合格人数は一体どういう基準で決まってるのかという疑問が(笑)。星系の人口比なのか、実績判定なのか…。その辺、解説されてる本かサイトさんを探そうかなと思ったりしております。で、ウォーフの恐怖は、彼がこれからも割と引きずっちゃう問題なんですよねぇ。
で、本題な艦長査察。いやもうクルー達の忠誠心としきたら泣けますよ!どんだけ信頼されてるんだ、艦長は!しかも、緊急時の於ける指示ですら完璧で査察官すらも心酔させちゃうなんて!!流石私の艦長だわ(え?!)。と萌えつつ、相方と「エンプラはなぁ…突っ込まれたらヤバい部分あるやんか、色々と。Qとか、艦長や艦の乗っ取られが多いセキュリティ上の不備とかな」と、半ばネタで突っ込みまくってました。
「さまよえるクリンゴン戦士」Heart of Glory
ウォーフが初メインな話。
『宇宙大作戦』を見てない私には、クリンゴン=ウォーフなため今ひとつ対クリンゴンの緊張感が理解できません。なのでこの回で初めて、地球人からもクリンゴン人からも違和感を感じられてしまうウォーフの辛さが見えました。その違和感が彼の「個性」であり「自己否定」でもある複雑さも見て取れました。その彼がいることによって、TNGの物語により深みを与えてる気がします。異なる文化に埋没するのではなく、自文化を認識し守りつつ他の文化と融合を図る。そして、受け入れる側も彼らの文化や背景を理解することで、新たな文化や基準を見つける。その過程に於いては、衝突もあったり疎外したりされたり多くの問題が発生するが、それを解決することで何かが生まれる。そんな理想的な姿をこれ以降のエピソードで見せてくれるかもと、期待させるきっかけになったのでは無いかと思います。
しかし、ウォーフはどうやって自力でクリンゴン文化を学んだのかと疑問が…
新スタートレック 第1シーズン Disc4
■Disc4
「アンドロイドの裏切り」Datalore
ローア初登場。ブレントの上手さをこれでもかと見せてくれるエピソードかも。
データ君が善でローアが悪な設定は、ベタと言えばベタだとは思います。けど、神話とかの流れを汲んだと考えれば納得できるし、詳しくは知らないんですが「カインとアベル」が下敷きなのかとも思ったりします。
今回久しぶりに見たら、ローアの悪っぽさは邪悪でなく単に「迷惑なヤツ」としか思えない(苦笑)。愛されたくて構って存在を認めて欲しくて仕方ないというか、素直であるが故に無条件に愛される弟に嫉妬する兄な姿なのかもなぁと。で、本来なら親や近くの人にしか波及しない事も、ああいう空間でアンドロイドだから艦とか宇宙規模な迷惑になってる構図なんだろうなと。
しかし、入れ替わってる事に中々気付かないブリッジ士官達の鈍くささときたら…。
「奪われた女神達の惑星」Angel One
今回見逃してる(笑)
エピソードガイドを読んでも、思い出さないということはそういうことなんだろうと。
「盗まれたエンタープライズ」11001001
この艦のセキュリティは一体??副長は女性で身を崩す典型的なタイプだし、艦長は空気読めてないし。この艦は一体どうよ?!としみじみし見ちゃうエピの一つ。
皆さんの休暇の過ごし方が垣間見れたりもするので、楽しいエピでもあります。中でも、絵心の無いラフォージによるデータ君の絵画手ほどきは大好き。副長の愛ある突っ込み含め、士官達が良い関係性なのが見て取れます。
このエピでは、初めてデータ君が士官として判断し命令を下します。これまで、アンドロイドであるデータ君に対し本来の階級に応じた権利と責任を与えてる場面をかっちり見せたのは、評価できるんじゃないかと思います。
それと、艦長が艦を動かせるってのが分ったのも、収穫でございました(←艦長絡みであれば何でも良い/笑)。
「大いなる償い」Too Short a Season
当時(今もか)米国が行っていた武器援助を扱ってる様な気がしなくも無いエピソードです。
政争を終わらせる為に第三国が両陣営に内密に武器を提供した結果、内戦状態に陥る。しかし、公的には和平調停を行ったと報告。う~ん、米国だけでなく大国と言われる国々で行われる事だよなぁ。結局、損害を受けるのは無辜の市民であり、未来の何かであり、大国以外の国なんだろうと。このエピソードでも、連邦が解決するのではなく、当事国に任せる形を取りました。それが本当に正しいのかどうなのか。内戦状態にある国に対して、内政干渉すること良いのか、するとすればどこまでの範囲なのか、それともまったく当事国に任せるべきなのか。そういった事を考えながら見てました。
『TNG』の本質はこういうエピにあるし、時を経て楽しめる部分でもあのはこういう部分があるからだろうと再確認しました。
新スタートレック 第1シーズン Disc3
■Disc3
「復讐のフェレンギ星人」The Battle
艦長の過去話。苦悩する艦長とどこまでも艦長を信頼するクルー達。
私的記録と公式記録に対する問題を扱ってるのかなとも思ったり。このエピソードでは、個人日誌が改竄されていたと暗に示されて終わりましたが、現実ではもっとシビアな展開だろうと思われます。
「死のゲーム」Hide&Q
Q!! 基本、Qが出てくる話は外れが無いので、好きです。外れが無いというか、何をやっても「Qのせい」な落ち着きがあるのでどんなに無茶振りでも納得できるというのか(笑)。
Qは人類全体ではなく「艦長」の資質に興味があるんだと改めて。副長にQの力を与えたのも、艦長なり他のブリッジ士官を試す意図しかなかったみたいだし。そう考えると、当て馬にされた副長がちょっと不憫かも。
ただ、この回でライカーの弱さが見えたのは純粋に面白かった。艦長にどこまでも忠誠心を試されて途中までは堪えながらも、最後の最後で傲慢になってしまうライカーってのはこれ以降あまりお目に掛かれない気がします。また、副長が艦長をファースト・ネームで読んだ際に見せた表情と台詞は、かなりツボです(笑)。艦長の慇懃無礼は、ホント素敵。その流れで、データ君が副長の誘惑を断る場面の、まっすぐさや無垢さに心打たれました。データ君の答えを聞いて満足そうな艦長も素敵でしたが(データ君好きだよなぁ艦長^^;;)。
「夢の人」Haven
艦長が一番苦手なラクサナ初登場な回。ディアナ絡みだと思ったので、今回は未視聴。
「宇宙空間の名探偵」The Big Goodbye
艦長がもの凄く格好良いエピソード!!!!!きちんと着込んだスーツ姿も、着崩したスーツ姿も全てが格好良くて素敵でハードボイルドな空気です!!難しい発音も困惑しつつもこなし、見事友好関係を築き出来る様と同時に、安堵し照れた表情を浮かべつつしまうも可愛らしい艦長をも拝める素敵なエピ。これを見る度にハート撃ち抜かれまくりで、一生付いて行きます!と、心に固く誓ってしまいます(^^;;
そんな素敵オンパレードなエピで最強な場面と言えば、ラストの艦長!!!!!字幕で「ぶっ飛ばせ」と訳されてる台詞と表情!!!しかも、艦隊のダサイ(えっ)制服じゃぁ無く、ちょっと着崩れたスーツ姿っっ!!あぁぁぁもぅ素敵過ぎて表現できないくらい、素敵で格好良くて魅力的!えぇ私は毎回毎回、撃ち抜かれてドキドキですよ!それが何か?!仕方ないじゃないですか、格好良い上に色っぽ過ぎる艦長が悪いんです。あの姿の艦長になら詐欺られても良いかも、とすら思うくらい全面降伏です。艦長&パトリック・スチュアートが大好き過ぎてどうしよう私、な所まで落される破壊力があります。
あっ、勿論スーツ姿の似非南米人(笑)なデータ君も可愛らしくて良いですし(口調が訛るのが可笑しい)、ドレス姿なDr. も美して大変嬉しいです。が、艦長の破壊力の前には全てはもう(笑)
唯一気になるのは、短気で昆虫的な異星人があの長時間待ってくれてた事。デキル副長が、無難に対応してたんで何とかなったんだろうなと思ってますが。まぁこのエピは、ホログラムデッキの格好良い男前なハードボイルド艦長がメインなので、ご都合主義でもOKなのです♪
ホロデッキとハードボイルドの設定を上手く使ってるなと、思う脚本でもあります。役者の力量に頼るだけのエピではなく、元の世界観をきちんと理解し必要要素を漏れなく盛り込み、TNGの世界に見事にはめ込んでるエピソードです。あと、最後に艦長が無事任務を達成した際に生まれるクルー達からの拍手が、ブリッジの雰囲気が良い事を示していて好きです。某所で、あの雰囲気があるのは『TNG』だけと書かれてましたが、確かにそうなんだろうなぁと思えてしまいます。
新スタートレック 第1シーズン Disc2
■Disc2
「謎の宇宙生命体」The Last Outpost
中国式知恵の輪に翻弄(違)されるデータ君が、無駄に可愛い会議場面が秀逸なエピソード。ホント知恵の輪が外れないアンドロイドを、温かく面白そうに見守る幹部蓮の姿にはちょっと脱力します。これで良いのかエンタープライズ?!と。
とは言え、24世紀にまで孔子って残ってる事には嬉しい驚きがあったり。まぁ製作された当時「東洋思想」が流行ってたんでしょうね。
フェレンギってこれが初登場なんですよね。それを知った時はちょっと吃驚でした。
疑問なのは、フェイザーが使えなくて、何故フェレンギの電気鞭が使えるのか。初期は色々設定に穴があるから仕方ないんだけど、気にはなりました。
「宇宙の果てから来た男」Where No One Has Gone Before
地味だけど好きなエピソードです。
思考の力によって、空間と時間を超える事ができる。SFらしいネタを、短い時間で上手く見せてくれてる気がします。また、時間・思考・空間について、見てる方に考えさせてくれるエピソードの一つでもある気がします。ある意味『TNG』らしさが垣間見える初期エピソードかも。
ただ、解決方法は初期らしくかなり「いい加減」なのが惜しい。後半だともっと違う解決方法を見つけて、処理した気がしなくも無いです。
このエピソードでウェスリーがブリッジで作業する正当性ができ、後半シリーズへの伏線も張られたという感じかな。ウェスに少尉見習を与える時の、艦長と副長の会話がツボです(笑)
「姿なき宇宙人」Lonely Among Us
このエピソードがあってこその、シャーロック・ホームズ by データ君なのね(笑)。
データ君の前で彼の好奇心を刺激する様な発言は慎む様に。特にエンタープライズ幹部連。な通達が宇宙艦隊本部から出されるべきだと思います。とは言え、まさか艦長と副長の雑談にあそこまで反応するとは、誰もが予想外だったはず。
パイプ片手にホームズになりきって「推理」を披露するデータ君とか、艦長にちょっと渋い顔をされて慌てて通常モードに戻る姿とか、データ君の魅力一杯。渋い顔をする艦長も大変素敵なんですが、ここはもうデータ君の独断場ですよ!
データ君はホント可愛いよっ!!何をやらかしても可愛いよ!!と視聴者に思わせる魅力が、データ君にはあります。そういうデータ君を演じてる、ブレントの上手さに脱帽です。
辛うじて本筋の感想と言えば、今後も頻発する艦長拉致の初回。艦内で異星人同士の殺傷事件があったりと、この艦のセキュリティは一体どうなってるんだろうか、と不安がよぎります。
艦長の演説も見事と言えば見事で、パトリック・スチュアート氏の美声と演技力でうっかり騙されそうになりますが、あの演説は詭弁じゃないのか?と思ったり。相変わらず解決方法には疑問がありますが、1stシーズンだから仕方ないのかと諦めます。
「神からの警告」Justice
「正義」とは何がテーマ。第2シーズン以降の『TNG』だったら、もう少し掘り下げただろうなと思われるエピソードでした。
異なる文化を持つ国、民族と付合う時に、艦長の様な考え方は必要だと考えます。法と正義は唯一のものでなく、文化で違うことは当然である。その違いについてどのように理解して、それを踏まえて相手文化で罪を犯した場合どこまで譲歩するのか。
艦長の説得(演説)にはそういった意味が含まれたのだと理解します。ただこのエピソードでは、掘り下げが足りなかったせいか、宇宙艦隊=艦長が強引に艦隊の理屈を押し通した感じがしたのが残念でした。
とは言え、この頃からその後『TNG』が追うテーマが見え隠れするのが興味深いです。
新スタートレック 第1シーズン Disc1
■Disc1
「未知への飛翔 PART1、PART2」Encounter at Farpoint
全シリーズ終わった後に見ると「うまくリンクさせたよなぁ」としか言いようがありません。Qをここで出して、『TNG』が1st以降のシリーズを通して、語ろうとした「何か」の萌芽が既にあるって事にちょっと驚きます。
裁判で艦長がQ相手に「これからを見て判断して欲しい」と演説するのも『TNG』らしいんです。が、よく考えれば『宇宙大作戦』の続編としちゃどうよ?!と思わなくも無いかも(『宇宙~』見た事ないんですがなんとなく/苦笑)。
気になる部分としては、登場人物の設定が若干曖昧なこと。艦長、副長やデータ君なんかはそう違和感は無いのですが、ラフォージとかウォーフが凄く中途半端。階級とか役割が曖昧だってことに依拠する中途半端さなんでしょうね、きっと。
好きな場面は、データ君が口笛の練習をしてる場面。ここは、データ君の無垢さや人間に対する純粋な憧れと好奇心、なにより孤独が感じられました。第1話でこれが提示されたのは、凄いかもしれません。
そして、その後にライカがデータに対して言う「ピノキオ」。この時のライカの表情が、面白がりつつ、データの個性を受け入れた感じがして好きです。
艦長に至っては、ライカの資質をこれでもかと試しまくってますし(笑)。散々見尽くした今では、副長の役割が艦長/船/組織にとって重要であるからこその対応だとは思います。が、初見時は「この態度はどうよ?艦長。ライカを選んだのは艦長自身じゃないのか?」と疑問に思ってました。
艦長絡みで好きなのは、ライカに「子供が苦手」と打ち明ける場面。さりげなく、弱点を晒してみせてる艦長が可愛いんですよ。あれは、人心掌握術の一つだとは思ったりもします。あれを言われた副長は「信頼してもらえた」と思うだろうし。けど、妙に可愛いんですって(笑)。で、この時期の艦長は非常に短気です。後半もう少し熟考してから攻撃態勢になるよなぁと。直ぐに光子魚雷とか準備しちゃって、Qの思うツボなのに…とヒヤヒヤする場面も無きにしもあらず。
物語的には、あの宇宙海月はどうなのさ?と。宇宙船形態のままの方がまだマシだったんじゃないのか????と強く強く思う次第です。あの海月なフォルムは、全てを台無しにしちゃってるよね、うん。
「未知からの誘惑」The Naked Now
ウィルス感染した艦長のステップが素敵で、某機能について説明をするデータ君がむやみに可愛い話。
ウィルス感染しつつも欲望に負けなかった幹部は、ライカのみ。それって組織としてどうよ?エンタープライズ…と一抹の不安にかられました(笑)。
艦長のうきっとしたステップに、今回初めて気付いた次第です。艦長好きなのに、今まで気付かなかったことに反省してます。
「愛なき惑星」Code of Honor
男性が女性の資産を委譲されて社会的地位を高めるのは、平安時代でもあったことだしと思いながら鑑賞。
新スタートレック 何度目??
食事中に見るDVD(録画含)が終に底を尽き、やっぱりというか案の定『新・スタートレック』(以下『TNG』)を再視聴。このパターン何回目だろう??と思うくらい、BOX購入以来の習慣になりつつあります。
ただ、今回はなんと1話から再視聴!!これまでは、我家的に「Best エピソード」をしつこく視聴していたので、下手したら5-7シーズンしか見てない感じです。なので、ホント久しぶりな1stシーズン。
こんな機会は今後滅多にやって来ないかもしれない、ということで一言感想を綴りたいと思います。
ちなみに、我家のスタトレはまり度について。
・原題or日本語タイトルを見て粗筋が分るのは、5割程度。ただし、1-3シーズンだと2割くらいしか分りません。5-7シーズンだと、原題で粗筋が何となく分る割合が高くなります(どんだけ見てるだ、という…)
・1話中、次の展開若しくは台詞が分るのも5割程度かな。好きなエピソードについては、ほぼ8割は分ります(だからどれだけ見てるのか、と)。
・視聴は、今や字幕です。吹替えは、たまに無性に(笑)見たくなって見る事があるかなぁという程度。英語聞き取り能力は、見る度に聞き取れる単語が若干増えてる事に吃驚ちゃう程度のものです(笑)。
では、以下Discごとの雑感という名の戯言。
2008年5月25日日曜日
両足突っ込んだあれこれ6 新・スタートレック
はっきり言ってこの作品に嵌ったのは、相方の陰謀です(笑)。
切っ掛けは映画『X-Men』(2000年)を観てる時、序盤のPro. Xとマグニートが対話する場面で相方が隣で呟いたんです「あれ?艦長ちゃうん」と。その時私は、その場面に出てる爺さん二人の巧さにクラクラきておりました。有り体に申せば、Pro. Xとマグニートの魅力に小さな心臓を撃ち抜かれ、二人共に一目惚れ!状態でした(笑)。
映画鑑賞後「あの二人の爺様格好良すぎ!素敵過ぎ!!むっちゃ巧いやん!何て人なのかしら!?」と本編から激しくかけ離れた感想を語る私に、パンフを読んでいた相方が「禿頭の方は、やっぱりスタトレの艦長やん」とやはり意味不明な言葉を掛けてくださいました。何の事かさっぱりだった私に対して、相方は速攻映画版をレンタルし、当時偶々地方局で深夜放映していたTVシリーズの視聴を勧めて下さったのです。なのに当時の私ときたら眠気に負けて視聴すらせず、その面白さすら理解しませんでした。
それから暫くして、偶々立寄ったCD店で『新スタトレ』1stシーズンDVD-BOXを見つけた相方が言うのです、「奥さん、これを買ってみないかい?食事の時に見るのに丁度良いと思うんだ」と。値段に少々引いた(2万5千円位だった思う)ものの、あの素敵な爺さんが出てるし、相方がやたら勧めるし、TVも見るものないしって事で思い切って買ったのです。
正直、パイロット版は安い作りとしか思いませんでしたが、確かに話は面白いし、何よりピカード艦長演じるパトリック・スチュワート氏に魅了されて(別格なのが素人目に判る程巧いんですもの)視聴続けました。そして、「宇宙空間の名探偵」で完全にスッ転びましたよ!ホログラム・デッキでデータ少佐がシャーロックごっこをするってだけ筋(粗いにも程がある筋)なのに、何この面白い脚本と作り込んだ設定と個性あるキャラは?!と唸りました。
結局、毎月発売されるBOXを特典目当てに予約し、最終(第7)シーズンまで大枚はたいて買い揃えさせていただきました。勿論、映画版DVDやエピソードガイド本も買いましたよ!(エンサイクロペディアとかコンパニオン新版 (大型本) とかも欲しいんですが、金額が...)。今となっては、もう少し頑張ってプレミアム版を購入すべきだったと後悔するばかりです。
この作品の素晴らしい所は、シーズンが進むに連れて作品の質が向上することです。45分のTVドラマとは思えない程、練られているエピソードが多い。キャラクターの造形が巧くて、シーズン最後まで破綻や齟齬を見せなかった。SFとしても十分出来が良いし、時間や空間を扱ったエピソードに関してはどれも秀逸。何より、メインの役者が巧い!なんかが挙げられと思います。
ファンによる検証サイト等を拝見していると、時間軸に矛盾があったり台詞にも齟齬があったりするそうですが、それを差し置いても十分面白い作品であると思います。なので、何度見ても飽きる事が無いし、見る度に新鮮な驚きと違う発見、感動があるという素晴らしくコスト・パフォーマンスの良い作品です(我家限定か?)。
特に第2シーズン以降キャラクターが馴染んだのか、脚本スタッフの意思統一が出来て来た所為なのか判りませんが、奇を衒った作品よりも「人間」や「時間」「空間」と言った哲学的なテーマの作品が増えた様に思います。特に第3-7シーズンは、本当に充実したエピソードが多いんですよ。勿論どのシーズンにも駄作はあるんですが、後半になるにつれ良エピ比率が上がるし、駄エピも第1シーズンの駄エピとは比較にならない程出来が良いです。
そして上記でも触れましたが、「人間とは?」がテーマなんじゃないのか、この作品は?と思うくらい、手を替え品を替えエピソードに織り込んできます。これは、人間になりたいアンドロイドであるデータ少佐の存在が大きく影響していると思います。彼の存在無くしてこのテーマは語れないし、生まれなかったんじゃないかと。あと、「時間」についてもSFらしく並行世界を扱ったり、過去や未来を扱っているエピも多くありますが、どれも非常に巧いと感じます。正直、この辺りを扱っているエピは「頭を使いながら」見ちゃうくらい面白いし、何時見ても違う発見があります。
本国では「ピカード艦長に見るリーダー論」ってな書籍が発刊された程理想のリーダーとして描かれてるピーカード艦長を始め、個性豊かな上級士官の面々は普遍性があると言いましょうか、薄っぺらくないキャラクターなんです。理想のリーダーと言われる艦長ですら、弱い所や駄目な面を見せます。それが制作者側の矛盾とか手抜きと感じさせる事無く、逆に人物造形に深みを与えているのはきっと役者さんが巧いからなんですよ(力説)。
キャラクターを語り始めると、ホント長くなるんですが大好きな艦長&データ少佐について少しだけ。
まず艦長は、私にとっても理想の上司です。はっきり言って、存在感や彼の決断、部下との関係、発する言葉全てが理想と言っても過言ではないです。またこの方無くして『新スタトレ』は語れないと思います!!何度か観てると、かなりお茶目だったりお間抜けだったりする面も多々ありますが、それはそれでまた魅力が増すというか何と言うか、素敵なんですよ。某友人と酒飲みながら、艦長が素敵だと言い始めたら止めどなく語ってしまいキリがありません。どの話のどの仕草や口調が素敵だったとか、お茶目だったかとか延々語ってしまうくらい大好きです!
この方、話が進むにつれ部下に対してガンガン甘くなります(笑)特にデータ少佐に対しては、「あんたその対応は甘いっ!!!甘過ぎ!ってか過保護過ぎ!!」と相方共々突っ込むくらい、過保護な父親状態に成って行きます。そんな部下に甘い様を某映画系イラストサイトでは「保父さんなピカード」と表現されており、その表現は非常に言い得て妙だと激しく納得してしまいました。
次にデータ少佐。彼も『新スタトレ』に欠かせないキャラクターです。彼が居るからこそ「人間とは何ぞや」と終始問い続けられたように思います。そして、データ少佐の無垢さが作品にちょっとしたユーモアを与えてもいました。彼がメインになる話は、秀逸なモノが多く毎回見入ってしまいます。
他にも、陽気でモテモテで強気で如何にもアメリカ人なライカー副長(艦長からは「NO.1」と呼ばれる)や、データ少佐と良いコンビで仕事が出来るが非モテで貧乏くじ引きまくりなラフォージ少佐や、男前な女医Dr.クラッシャーとか、2つの異なる文化の間に居るウォーフ大尉とか、とことんダメでトラブルメーカーなバークレーとかホント人間関係だけも楽しいんですよ(笑)
好きなエピソードは数多くあるんですが、いくつか挙げるとなると...
第5シーズン「超時空惑星カターン」
一つの滅んだ惑星の人々が一人の人間の記憶に彼らの記憶を残す為に、滅ぶ直前に衛星を打ち上げ、その衛星に感応した人間が「現在」とは違う人間として「その星で一生」を過ごす。「邯鄲の夢」スタトレ版と言われているエピ。
別格で大好きなエピソードです。これは艦長を演じておられる、パトッリク・スチュワート氏の演技があってこそ成立した話だと信じて疑いません。勿論、脚本も演出も音楽も本当に素晴らしいんですが、半生を違和感無く演じられ、尚かつ観てる側に色んな事を考えさせ、感じさせるそんな演技です。
第2シーズン「人間の条件」
人間とは何か?人権とは何か?を正面切って問うたエピ。「人間が人間であるとはどういうことなのか」というテーマをアメリカ人が好きであろう法廷モノにして見せた、秀逸な作品です。正直この話で「このドラマは侮れない。単なるSFじゃない」と思いました。徹底して「人間とは。人権とは何ぞや」と問いかけて、答えを探そうとする姿勢に「たった45分のドラマなのに!なんてこったい...」と瞠目しました。また、渦中のデータ少佐の佇まいや、データを弁護する艦長の論証、やむを得ず反証する立場になるライカー副長の逡巡、それらが巧く絡み合い、法廷劇としても十分堪能できます。
第2シーズン「ホログラムデッキの反逆者」
上記でもほざいてますが、データのホームズとジョディのワトソン扮装、Dr.ポランスキー(このシーズンだけの船医でしたが、Dr.クラッシャーとは違う客観性が大好きなんです。この方が船医で居続けて下さったら面白かったろうにとすら思います)の麗しい格好、そして艦長のヴィクトリアなコスプレ!!!!に完全打ちのめされました。勿論、シャーロック・ホームズを下敷きにした話も十分面白くて、このエピを観た後BBC製作のドラマ『シャーロック・ホームズの事件簿』DVD-BOXを相方の強い希望で購入する羽目になりました(_;;。そのお陰でこのエピでの、作り込みの見事さに再度感心する事ができました(ちなみに、このエピはシャーロキアンの間でも評判が良かったとか)
第3シーズン「アンドロイドの目覚め」
データとラル。それを見守る人々の在り方。淡々とした話ですが、台詞や演技の一つ一つが丁寧で無駄がない。だからこそ、最後の場面で沁み込んでくる作品です。
第3シーズン「倒錯のホログラムデッキ」
バークレーの妄想炸裂!なお話。何が素敵って、銃士(なのか?)の恰好で楽しそうに剣を振り回しておられる、館長とデータ少佐の姿です(笑)
バークレーが絡む話は、どれもどこか痛面白くて好きだったりします。
第3-4シーズン「浮遊機械都市ボーグ」
前後編とも無駄のない作りで、最後までドキドキハラハラさせてくれます。何より、ボーク化した艦長=ロキュータスが男前で格好良くてで色気たっぷりでクラクラしちゃうんですよ(って...)
第7シーズン最終話
大円団な作りに乾杯☆です(笑)
パイロット版をきちんと引きつつ、過去と現在そして未来を行き来しつつも矛盾を感じさせない脚本。それぞれの空間を唯一往来し困惑しつつも、一つ(あるいは多様な)答えを見いだす艦長の存在が際立っています。
この話は、老人になった艦長を皆で鬱陶しそうに「生温く」(笑)見守ってる姿が楽しく、あぁ皆結局艦長が好きなのね〜と見ている方に生暖かい感情を抱かせてくれます。
また最初から最後まで我侭で頑固な老人艦長の面倒を見続ける羽目に陥るジョーディが、非常に哀れでなりません(笑)。何が可哀想って、一生懸命面倒みてるジョーディに対して「お前は役に立たん(=儂の言う事を理解してくれん)。やっぱりデータじゃなければダメじゃ!!!データの所に連れて行け!」と、何所までもデータ頼りな発言を言いまくる艦長の我侭に、渋々従わざるを得ない状況だったりとか。連れてったデータ宅では、データは相変わらず「艦長の仰る事も一理ありますね。」と何所までも忠犬な発言をし、艦長から「やっぱりデータは役に立つ! (=儂の言う事を理解してくれる)」と誉められるのに、異論を挟んだジョーディは「儂をバカにしとんのか?」と怒られるし。副長は副長で「老人(=艦長)の妄想に付合わされるのはまっぴらです!大人しくしてて下さい。」と大人発言を振りかざしつつ、ジョーディに対しては「お前が付いてながらなんで止められなかった」と責め立てるし...この話はラフォージが可哀想で可哀想でなりません(笑)
未来話は色々ありますが(映画版含)、私にとっての『新スタトレ』正史はこの最終回で描かれる『未来』です。だって、データ君が幸せにスポットの子孫達と暮らしてるんですもの!データ君が亡くなってしまう、映画版なんてパラレルでしかない!と断言しますよ(副長とカウンセラーが結婚してるしてないはこの際些細なズレです/笑)
『新スタトレ』も機会があれば、個別に感想書きたいなぁと思うんですが、177話全話となるとかなり無謀だよなと腰が引けてます。が、好きな話だけはそのうちなんとかするかも知れません。
2008年1月18日金曜日
『エキストラ:スターに近づけ!』感想
『2』と比べてゲストは、#1 ベン・スティラー、#2 ロス・ケンプ、#3 ケイト・ウィンスレット、#4 レス・デニス、 #5 サミュエル・L・ジャクソン、#6 パトリック・スチュワート と非常に地味でした。私と相方が知っていたのは、ベン・スティーラー、ケイト・ウィンスレット、サミュエル・L・ジャクソン、パトリック・スチュワートの4人。
ベン・スティーラーは映画『Night Musium』しか知らないし、ケイト・ウィンソレットは『タイタニック』だけかな(色々良い映画に出演されてるのは知ってるんですが、観てないんですよね^^;;)って感じです。正直、『2』を観た後に『1』を観て良かったと思いました。本放送時には何がなんだか判らなくて途中で観るのをやめてたかもしれない、とすら思いました。レギュラー陣の関係とか、番組のギリギリの作りとかに馴染んから観たので、ゲストが地味でも気にならなかったのは良かったかと。
なので『1』は大本命、第6話のパトリック・スチュワートの感想だけに留めておきたいと思います。
兎に角観れて良かった!!パトリック・スチュワート(以下 艦長)素敵だよ!しか無いんですよ(笑)。
冒頭のシェークスピア劇(演目が判らないのがもどかしい)を堂々と自信たっぷりに演じておらるかと思えば、アンディにかなり駄目駄目な自作の構想を自信満々且つ情熱を持って語る、その落差が堪らなく素敵なんです。また、自作の主題が「女性の裸を見る」だけというのがむっつりスケベっぽくて、これまた素敵なんですよ。しかも、あの美声でかなり猥雑な事をおっしゃるのが、これまた何とも色っぽくて駄目な一ファンはドキマギしつつも大笑いさせていただきました。
そして!!艦長の名台詞「Make It So(発進)」をあんな姿(舞台衣装)でおっしゃって下さったりするんですよ!!(興奮のあまり日本語が思いっきり乱れてます^^;;)。画面の前では駄目な一ファンがキャーキャー大騒ぎして、スタトレに引きずり込んだ張本人の相方から冷たい視線を浴びる程素敵なんです。
この回は艦長からのメッセージが落ちになるんですが、これは巧いな〜と。艦長はアニメ映画の吹替えも数多くなされる位の美声なので、そういった特性を巧く使っておられるな〜と思ったんですよ。それよりも、私なら艦長の声で謝ってもらえたら、それまでの怒りは一瞬にして無くなる以前に、相手を誉めたたえる様な気がします(笑)。この回のマギーは、真剣羨ましくてなりませんわ。良いなマギー...。
ところでイアン・マッケランの時も感じたんですが、英国舞台俳優って自分をネタにされても「難なく」こなされて、きちんと別の「人格」として見せてくれるのはホント凄いです。恐らく、基礎がきちんとあってその上に色々経験を積まれて、そこから生まれる自信とか揺るがなさが、そういう役者のイメージとかに拘らず柔軟に何でも演じられるんだろうなぁと思ったりしました。
ケイト・ウィンスレトもちょっと間違えば「ダメージ」になるだろう役柄を、軽々と楽しそうに演じてたのが好印象でした。
エキストラを見て英国演劇界って奥が深いよな〜と再認識しました。Viva英国俳優(こんなまとめで良いのか?!/笑)