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2012年12月2日日曜日

『別冊映画秘宝シャーロック・ホームズ映像読本』雑感

某所にて12/2公開、12/31転記
 読書メーターに書いた感想だけじゃ、当然全然物足りない滾った何かをこちらに残します(笑)。全然関係ないのですが、某所の日記機能ってこういう滾る何かを残すための場所じゃないのかも…と漸く気づきました(笑)。とは言え、私の「日常」はこうなのでこれも日記の一つと割り切りたいと思います。

 『別冊映画秘宝シャーロック・ホームズ映像読本』 (洋泉社MOOK)の発売日当日朝、いつもの書店に立ち寄り書棚を探したものの見つからず、店員さんに密林さんのデータを見てもらって確認してもらいました。が、その書店では未入荷とのことだったので、もう1店の開店時間を待つことに。書店の開店時間を覚えてる辺、どんだけ書店好きよ?!と思わなくもないんですが…。余談ですが、数年前相方に京都駅周辺の書店を聞かれ、数店舗の場所とおおよその大きさ、特徴(品揃え)を淀みなく答えて驚かれた事があります。他のお店覚えないくせに、書店だけは網羅してるのか…と突っ込みも入りましたが(^^;;。
 話を戻して、2店目は開店と同時に入って店員さん捕まえて問い合わせたところ、どうやら1冊入荷且つ未開梱だったらしく、バックヤードから持ってきてその場で開梱という面倒くさい作業を…。朝一から申し訳ないとしか言えない状況でした。ホントに萌えの為にごめんなさい(>_<)

2012年11月24日土曜日

雑誌雑感他(その2)

某所にて11/24公開、12/13転記

続きです。

雑誌雑感他(その1)

某所にて11/24公開、12/13転記
 

 今週(11/19-23)ベネディクトとマーティンが載ってる雑誌が、バタバタっと発売されました。その内2冊を購入。購入した2冊と随分前にDLした雑誌についての雑感を、ざっくり残したいと思います。単に、荒ぶリ過ぎて、書かないと収拾がつかないからと言うだけのモノです(^^;;。

2012年11月17日土曜日

頑張ったのに。

某所にて11/17公開、12/9転記。
  
 昨夜参加した他部門女子との交流会=飲み会。流石に、事務所先輩相手にしてるようなヲタ全開!なネタは自重してたはずでした。なのに、なのに私を除く参加者4名中2名に「なんか物凄くマニアックだよね!!うん、マニアックだ!!」と嬉しそうに言われました(涙)。なんでなのかなぁ…。私としては、頑張っ てヲタを封印してたつもりだったのになぁと。

2012年11月4日日曜日

『ホビットの冒険』(原作)感想

某所にて11/4公開、12/9転記

 読書メーターも感想を上げましたが、当然のことながらあの文字数では収まるわけがな。また、書くのを憚られる雑感をこちらだだ漏れさせます。

2012年10月5日金曜日

妄想もほどほどにしようか。

某所にて10/5公開、12/2転記。

 朝から散々呟いてるネタです。


 昨日朝事務所に向かって歩いてる時ふと、ラインハルトとキルヒアイスってシャーロックとジョンでも置き換え可能だよねと思いつきました。何故、今頃『銀英伝』??と自分でもビックリしたくらい、唐突に浮かんできました…。

 ちなみに、『銀英伝』は初読時から同盟派です!てかヤン提督LOVE!!です。8巻は涙なくしては読めません。なのに、何故帝国側で妄想が??とこれも謎だったりしてます。

 折角思いついてあれこれ妄想したんだから残しておこうな、全く世間の役に立たない項目です。

 そして、つぶやき上で「金赤」とか言ってるのは、単に字数の関係でああいう表現になった次第。全く意図はありません(だったら探偵・元軍医にしとけよと、今思った)。

2012年9月4日火曜日

2年前の話題-PJ

某所にて9/4公開、10/18転記

PJと言っても、映画『ラブリーボーン』の雑感です。


2012年8月12日日曜日

『アメリカのゲイたち―愛と解放の物語』栗木千恵子/著

某所にて8/12公開、8/14転記。

 Webの書評で知った1冊です。読書メータにも感想を残したのですが、若干書き足りなかったのでこちらで雑感残します。

2012年8月11日土曜日

『ドリアン・グレイの肖像』 (光文社古典新訳文庫) 雑感

某所にて8/11公開、8/14転記

 読書メータの方に残したのですが、文字数とあそこでは流石に憚れた雑感をこちらに。

 想像してた以上に、官能的でお喋りで面白かった古典でした。ざっくりとした粗筋はなんとなく知ってたんですが、まさかここまでうっとり、妄想の海に漂うことができる小説だったとは!。これは学生時代に読んでおくべきだった…と後悔したくらい、楽しい小説でした。だって、ドリアン、ヘンリー卿、バジルの関係というか雰囲気が素晴らしく耽美で、それぞれの立位置の微妙さとかにトキメキまくれたんですよ。  
 読みながら、これが書かれた時代にはこれでも「かなりやばい」小説だわと何度思ったことか。色々ぼかした表現だったり、逆説若しくは諧謔的に、 装飾的に語られる言葉で見えないものの、軸はどう考えてもドリアン、ヘンリー、バジルの三角関係でしかない。勿論、ドリアン・グレイの悪徳や「美」と「若さ」に対する執着、そこから人の「善」「美」とは?とか言ったことも語られてるし、読み取れるとは思います。が、やっぱりどうしても耽美っちくな小説としか読めなかったんです(^^;;。 

2012年8月5日日曜日

『図書館戦争』実写映画化

某所にて8/5公開、8/14転記。

映画.com :岡田准一&榮倉奈々「図書館戦争」実写映画化で初共演
 もうええやろ…、と流石に思ったニュースでした(苦笑)。 
 以下、かなりぐだで愚痴ってます。



2012年7月26日木曜日

『ミステリマガジン9月号-シャーロック再生-』雑感

某所にて7/26公開、8/5 転記

 ワクワクして発売日朝一に購入。
 ミステリ系のちゃんとした雜誌が取り上げてくれただけで満足しなきゃいけない、うん。記載や内容に齟齬や間違いがなかったし、作品を尊重してれてたし、彼らのインタビューを齟齬のない翻訳で読めた。そのことについては編集の方たちにとても感謝してます。 何より、作品に対する(『SHERLOCK』のみならず原典や他の映像作品)愛情をガンガン感じた特集でした。
 そして、ミステリマガジンを購読されてる層が「面白い」と思って興味を持ってくれて、その内の何人かがこの作品を「愛して」くれるようになれば、日本における放映&DVD化も円滑になるかもしれない。そんな取らぬ狸の皮算用的なことを思ったりもしてます。

2012年7月18日水曜日

小姑的な雜誌雑感

某所にて7/18公開、7/22転記

 『SHERLOCK』 S1再放送&DVD発売、S2本邦初放映直前なこのタイミング、NHKの週刊情報誌「ステラ」でも当然取り上げられました。メインは吹替についてでしたが (^^;;。
 それと、季刊誌である「日経エンタテイメント! 海外ドラマSpecial 2012[秋]」でも、今までよりページ数を割いて取り上げてました。
 取り上げてくださるのは嬉しいのですが…。小姑的に見ると非常に微妙な感じだったなぁと思ったりしました。ので、ホント申し訳ないですが、その雑感をば少し。


2012年7月1日日曜日

『 アンアンのセックスできれいになれた?』/北原みのり著 雑感


某所にて7/1公開、7/21転記
 
 刺激的なタイトルですが、女性誌から見える女性史な位置づけの本かと思います。

 SEX特集の変遷に一番驚きました。

 創刊当時から2000年前半までは「女性がどう安全に楽しむか」だったのが、2000年後半から突然 「男性をどう悦ばすか」に変わる。変わったタイミングと社会情勢が見事にリンクしてるのが、興味深くも薄ら寒さを感じました。保守化(若しくは右傾化)が 社会の末端と言えそうな女性誌にまで影響を及ぼしてるとは正直予想外でした。雜誌は社会を映すんだと改めて感じた次第です。そうい視点を教えてもらっただけでも、この本は私にとって価値がありました。

2012年6月30日土曜日

積読か買い控えか。

某所にて6/30公開、7/19転記


 毎朝、書店で「今月の文庫本」棚を眺める度に「あぁこれも文庫落ちしたのか...。買わなきゃだよな...。」と遠い目になってます。通常ならその場で速攻買ってるんです。見えない尻尾をブンブン振り回してレジに直行してます。けどね、この数カ月というもの空いてる時間全てを『SHERLOCK』に充ててる状態なので、新刊購入できない...。買っても良いんです。いいんですが、結局「積読」になるのが火を見るより明らか。それは書籍に申し訳ないと思ってしまい、絶賛買い控え中。

 ですが、やっぱり欲しい文庫は欲しい!な欲望まみれの人生なので、いずれ近いうちに購入する予定の単行本を忘れないように書き出しておきます。
 殆ど単行本=図書館で読了済みな作品ばかりなのが、我ながらしつらこいと言うしかないです。

・二人の距離の概算/米澤穂信 (『古典部シリーズ』最新刊。連作っぽい感じの長編。折木とちーちゃんの距離感が堪らなく好き)
・ダブルジョーカー/柳広司 (もう文庫落ちしたのか?!と書店でみつけて慄きました^^;;。前作の『ジョーカーゲーム』ともども日本における スパイ小説の傑作のひとつだと思う)
・リアルシンデレラ/姫野カヲルコ (単行本で読んで凄いという感想しか出なかった小説。姫野カヲルコの小説は小さなひっかき傷を残してくれるので好き。 なのに、1冊も持ってないという...)
・森に眠る魚/角田光代 (何年振りかに徹夜して読んだ単行本の文庫化。角田光代の中では一番好きな作品。ただ、とにかく痛いんだ)
・宵山万華鏡/森見登美彦 (祇園さん直前に文庫化ですか!見事なタイミングです。祇園さんのざわめいてる空気がちゃんと感じられて好きな作品。 文庫化で残念だったのは、鉾の位置図が付いてなかったこと…。これがあれば、さらに楽しめるのになぁと単行本時に思ったので、残念だったかな。これについ ては地の利を活かして、仕事帰りにさっくと京都に出て貰ってくるしかないか)
・家守綺譚/梨木里香 (随分前から買わないとと思いつつ延び延びになってる1冊。不思議な世界と懐かしい匂いが好ましくて好ましくて)
・f植物園の巣穴/梨木里香 (開架書棚で見つけてきになってたものの、借りてない作品。なのに、文庫化してたのを見たら無性に欲しくなったで す)
・アリアドネの弾丸/海堂尊 (バチスタシリーズは1作飛ばしで揃えてる気がします^^;;。「ブラック・アペン」も欲しいのですが、海堂作品は多すぎて正直手が回ってない状況です。単行本も追えてないテイタラクっぷり)
・天地明察/冲方丁 (映画化に合わせて文庫化するんだろうなぁと思ってたらやっぱりでした。爺共がとにかく素敵なのと、和暦作成という壮大なテーマが見事で、文体も好き。この方のSFも欲しかったりする)
・円城塔の短篇集 (書店で斜め読みしたら結構好みだったものでして。なのに、買えてないのが…。)

2012年6月25日月曜日

来月の「ミステリマガジン」

某所にて6/25公開、7/18転記

 朝から書店で密かに荒ぶった件。
 来月25日発売の「ミステリマガジン9月号」。特集は「シャーロック・ホームズ再生」なタイトルだったはずです。


 「ミステリマガジン」9月号がシャーロック・ホームズ特集でベネディクトを絡めて取り上げてることは、角川書店公式twitter経由で知りました。その時点で9月号は購入決定。

 念の為、今日発売の今月号で次号予告をチェックしておこうと思ったのが運のつき。予告を読んで口角が上がりっぱなし(笑)。てか、週明け早々出勤途中の書店で、しかも来月発売の雑誌、さらに言えば次号予告で萌え禿げてどうするよ私orz。と冷静になったのは、事務所に着いてからでした。

 何がそんなにツボったのかと言いますと、インタビュー予告(というのか??)。事前アナウンスのあったベネディクトとプロデューサーのモファットさんについては、Q&AとかPR動画とかもこの二人がメインだし当然だよね。と心穏やかに眺められたんです。

 が、ベネディクト・カンバーバッチの次に記載されてたのがマーティン・フリーマンって文字を見た瞬間、マーティンだよ!!!マーティンっ!!!とまず動揺。
 だって、マーティンのインタビューって、S1の時の動画は見たけどS2って"Hobbit"の撮影と被ってたからか中々お目に掛かってない気がするんです(探せばあるのかもしれない…)。なので、私にとっては凄く凄くサプライズ。
 しかも、ちゃんとベネディクトの次にクレジットされてるのが、嬉しいじゃないですか。流石、他誌と違ってちゃんとジョンの重要性を分かってらっしゃいますよね☆と更に舞い上がりました。
 そして更に、マーク・ゲイティスさんのインタビューもあるって、なんて四方八方に目配せの聞いた布陣なのかしら。と書店で立読みながらニマってしまった次第です。

 流石、ミステリとSFの総本家早川書房さん!!手抜かりなしと思いましたです。ありがとうございます×2。な事が脳内を過ぎりました。ここまできたらホントに何かの病気として認定してもらいたいと思います。

 

 真面目な話、ミステリとSFに関しては安心印の早川書房さんなので何一つ憂うことなく、どんな誌面になってるのか、どんなふうに切り取って分析してくれてるのか楽しみにできることが真剣嬉しい。
 
 そんなに荒ぶったお陰で詳細はうろ覚え。なので、気になる方は今日発売の8月号をご覧ください。
 
 絶対、何があっても「ミステリマガジン」9月号は買います。ヘタしたら保存用と2冊買うかもしれない、な勢いです。

2012年6月24日日曜日

『シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄』雑感

某所にて6/24公開、7/18転記

 シャーロック・ホームズの海外パスティーシュ集の翻訳。

 図書館の返却済み棚に偶々あって、これも何かの縁かもしれない!と勢いだけで借りてみた1冊(笑)

 予想以上に萌えました(笑)。

 正直、シャーロック・ホームズとワトソン氏の会話が楽しければそれだけで萌えれるようになった!。相方に、萌えた箇所を朝から読み聞かせた位萌えまくって読了。聞かされてた相方にはすまん!の一言をここで言っておく(って何様)。しかし、聞いてた相方も一々「それは違うな。ワトソ ン君とホームズの関係はそうじゃない。もっとこう持ち上げて落とす感じが欲しい」とか論評してたから、迷惑じゃなかったのかもしれない(笑)。
 余談ですが、原典についても、地の文がワトソン氏のシャーロック萌な表現だと気付いてからは、それだけで楽しい状態です。ぶっちゃけ、トリックとか伏線とか無茶な設定であっても、二人が楽しく会話してくれてれば満足できるようになった!

ViVa底なし沼!な勢いです。

 閑話休題。しかし、洋の東西問、プロアマ問わず二次創作物(って言うな)ってネタが似かよるなぁと、しみじみしました。ホームズ役者さんがホームズ的謎解きをする話なんて、探せば『SHERLOCK』でもあるんじゃないのか?!と思った位でした(笑)。きっとどこかにあるに違いない!と確信してますが、本国仕様っぽい気もする。万一、探しだせたとしても時間が必要だし(誤訳に)、絶対ややこしい隠し方してるだろうし、海の向こうの二次創作物関係のお約束とか分からないからなぁぁとか思っちゃう時点で、かなり腐ってますよね私…。すみません。

 そして、女性が書いてる二次創作物の表現が!!!もうね、ブロマンスど真ん中でした(笑)。皆大好きっ!!そうよ、そうなよね!あの二人は基本 ブロマンスだよね!!と全く知らない作家さんだったり研究者さんだったりするにも関わらず、共感しまくりでした。目の前にいらっしゃったら手を握って振り 回して同意を示しちゃうくらい、同士よ!な感じでした。
 なので、恐らく本筋とは全く関係ない楽しみ方をしてた1冊なため、関係者各位にはこっそりゴメンナサイを言わせて頂きます。ホントに申し訳ないです…。

 ホームズに関しては、発表当時から二次創作(って言うな)を作者自体認めちゃってるらしいので、あらゆる方がパスティーシュしてるってことに驚きました。だって、エラリー・クイーンとか「くまのプーさん」原作者とかO・ヘンリーとかマーク・トウェインが書いてたとか(前書で解説されてました)、 どんだけ豪華な二次創作界隈(だからヤメろ)なのかと慄きましたです。この本でも、物理学者の方の執筆があったりして、裾野の広さを改めて感じた次第で す。

 

 作者本人が派生作品を認めたのは、恐らく然程ホームズ物に執着がなかったからなんだろうなぁと相方と邪推しました。この邪推の根拠は、ドイルの ホームズより怪奇物を書きたかったけれど、そっちはあまり評判が芳しくなかった。なのに、ホームズ物に関しては読者の要望があるわ、出版社も売れるから書 かせたがるわで、渋々書いてたという感じの基本事項です。いやぁオカルトに傾倒してたとか、色々愉快な方みたいとか。
 そのお陰で、ホームズ物を愛してやまない綺羅星のような方たちが二次創作を書いてくださったのだと思うと、不思議な気分になります(^^;;

 しかしながら、『SHERLOCK』にドハマリしたせいで、こんな方向に手を出すとは…。人生何があるのか分からないものです。しつこいようですが、中学時代の私に色々諭したい気分で一杯です。

『フランケンシュタイン』 (光文社古典新訳文庫)雑感

某所にて6/24公開、7/18転記

 ベネディクトが昨夏に舞台で演じ、オリヴィエ賞の主演男優賞を授賞した作品の原作。今更ながら読んでみることにしました。

 勿論、舞台の『Frankenstein』は随分脚色されてますし、演出や解釈等で原作とは随分色合いが変わのは百も承知。しかし、日本では劇場公開もされないっぽい(英米では この舞台を劇場で放映するんですね…羨ましい限りです)ので、原作から想像するしかないかなぁが、読むに至った理由です。

  フランケンシュタインと言えば、藤子不二雄氏の『怪物くん』やモノクロ映画 のイメージしか思い浮かばない私。なので、原作のフランケン シュタイン博士 (以下ヴィクター)と怪物の人物造形、彼らの繊細さと愛憎が入り混じった関係には驚かされました。


 特に、ヴィクターのヒトデナシっぷりには唖然でした。

 ヴィクターは、確かに天才だし繊細である意味果てしなく善人なのだと思います。 が、非常に弱くて脆い上に自己評価がむやみに高い。創造主であるからこその傲慢さなのか、単に「美=善」とする価値観が全てな世界だからなのかは浅学な私には解りません。しかし、怪物が「生」を得た瞬間にその「醜悪さ」に嫌悪を覚え全否定して逃げ出すって…と。確かに、神の創造物である人が神の領域である 「生命」を生み出したことに対する恐怖、それを行った自身への嫌悪はわかる。それが分かった上で、逃げ出すのはどうよと。逃げ出すくらいなら、その瞬間そ の場で怪物を「殺す」選択があってもよかったのじゃないかと、それが創造主の責任じゃないのか?と現代の私は思ったりします。この辺、倫理観や道義的な問題も絡んでくるので簡単に答えは出ないんですが。
 

 また「醜悪=悪」な価値観で怪物を捨てたのだとしたら、それもそれで勝手だよなぁと思うんですよね。その姿形を作り上げたのは、ヴィクターその人じゃないのかという疑問が離れなかった(^^;;。その醜悪さはヴィクターが望んだ姿だったんじゃないのだろうか?もしかすると、その醜悪さこそヴィク ターの本質なのかもしれない。だからこそ、怪物を否定せざるを得なかったのじゃないかとか。
 また、仮に怪物が「美」しかったのなら、それはそれで ヴィクターは打ち拉がれた気がしなくもないんです。創造主より「美しい=善」な存在が目の前に現れたら、恐らく挫折感や劣等感が半端ない気がする。だったらやっぱりヴィクターは怪物から違った意味で逃げ出したのかもしれません。
 ただ、ヴィクターのそういう気質なり描写が、読んでる間じゅうものすごく魅力的に感じられたのも事実です。掘り下げたら無茶苦茶面白くい人物なんじゃないだろうかと、素人ですら思うほど魅力的でした。

 そんなヴィクターに対し「愛情」と「優しさ」を求め続ける怪物。怪物がヴィクターに対し請い願う場面は、美しく悲しく愛しかった。幼子が抱きしめてもらおうと親を見上げ手を伸ばしてるかのような必死さと純粋さ。単に創造主たるヴィクターから「慈しみ」をもらいただけなのに、それすら与えられな い。ましてや、憎悪しか向けれられない。拒否される痛さと哀しみが、これでもかと言うくらい伝わりました。

 そして、怪物が出会ったフランス貴族の家族の描写。ここもホントに美しかったんです。怪物が初めて感じた光。それは怪物の錯覚だったのかもしれ ませんが、怪物が見た「光」は真実だったのだと思うのです。しかし、その光を知ったがゆえに己が「陰」であることを理解したという哀しさ。言葉を覚え、感 情を知り、愛を見つめ続け「成長」したにも関わらず、醜いというだけで拒絶される事実は、彼にとってどれほど苦しかったか。しかも創造主はそれを聞いても 感情が動かされることがない。なんて悲劇なのかと。

 その二人が表に裏になりつつ描かれる「フランケンシュタイン」という物語は、神と人、人が生命を作り出す是非、現代科学、物語、愛憎というあらゆる側面から解釈できそうな大きさがある気がします。

 原作を読んで更に舞台が見たくなりましたよ…。なにこの悪循環…な気分でいっぱいです(苦笑)

 で、ベネディクトがヴィクターと怪物の両役やりたい!と言ったのがよく分かりました。読んでる間中二役ともベネディクトで想像して違和感なかった(笑)。

 真面目な話、ヴィクターと怪物は二役で一つで、片方だけ演じても「フランケンシュタイン」は表現できないわ…とまじめに思ったくらいです。
 NHKさんが買って放映してくれないだろうか…。DVD化されてたら輸入盤でも買うのになぁ…。と欲望が高まるばかり。

2012年6月8日金曜日

『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』北原みのり/著

某所にて6/8公開、7/16転記

 先週末、書店で立読にて一気に読了。読書メーターに感想は残したものの、字数制限で若干消化不良気味です。なので、こちらでざっくりとした雑感を。

2012年6月3日日曜日

『QED ベイカー街の問題』とBBC版『SHERLOCK』

某所にて6/3公開、7/16転記
 
 BBC版『SHERLOCK』と関連すると思われる雑感を以下に。



 制作陣はホントにシャーロキアン達が長年に渡り議論してきた、「疑問」や「矛盾」上手く処理してるなぁと思いました。
 そう思えたのは偏に、S1放映後にジョンの傷とターナーさんに関して説明して下ってた多くのサイトさんのお陰です。そういった方々が説明してくださらなければ、この作品の「本当の」面白さとか楽しさは分かりませんでした。Webがあって広がった世界の一つです。こんなところでですが、皆さんにはホント感謝してます。ありがとうございますm(__)m
  一応自身の整理のために、今更な上記2点について。かなり曖昧な記憶と雑な内容です。なので、詳細や丁寧な解説はちゃんとしたサイトさんで御覧ください。

 まずジョンの傷。
 原典では傷の位置が「肩」にも関わらず「足を引きずってる」。この矛盾をどう解決するのか、が決着の付かないテーマだそうです。 シャーロキアンの間でも「ワトソンが足を引きずってるのは心因性じゃないか」とも言われていたそうです。それについてBBC版は「負傷は肩。足を引きずるのは心因性」とマイクロフト兄を通じて解を与え、シャーロックに心因を取り除かせることで矛盾なく説明できたとのこと。
 次にターナーさん問題。BBC版『SHERLOCK』だとハドソン夫人のお隣さん。ハドソン夫人にPCを貸したり、ジョンのブログに自らコメント残したりする友好的な関係っぽいお隣さんです。が、原典では一度221bの大家さんとして出た名前だそうです。それをこいう形で出したため、やっぱり界隈で評価されてました。

 長い前置きはここまでにして、『QED ベイカー街の問題』で言及されてた謎についてです。 S2の内容に触れてます。それでも問題ないという方は御覧ください。

『QED ベイカー街の問題』高田 崇史/著

某所にて6/3公開、7/16転記

  二次小説経由で興味を持ち、図書館で借りた1冊です。
 シリーズ3作目なのですが、作品の世界観は初盤でなんとなくつかめたため違和感なく読了。 この作品に限って言えば、遡って読み漁るシリーズではないかな。勿論、薀蓄部分は面白いし薬学方面から解かれる謎には、知的好奇心をくすぐられます。が、今 ひとつ惹かれものが少なかったです。薀蓄部分について言えば、京極堂シリーズの方が正直好みだなぁ。決して軽い作品でないのですが、物足りない感がやっぱり随所にありました。

 なのに何故日記に書いてるかといえば、今作のテーマが"シャーロック・ホームズ"に纏わる謎だから。そして、BBC版『SHERLOCK』制作陣の恐ろしさをまざまざと思い知らされた!!から。読了後、なんて恐ろし子たち!!真のシャーロキアンすぎる!!だった位、なんかもう凄いよ BBC版『SHERLOCK』制作陣しかなかったからです。しかし、
何度思い知れば気が済むのかって感じですよね、ホントに(^^;;)
 そんな斜めってる上に小説のネタバレ満載の感想を下記に。