2016年11月27日日曜日

映画『ファンタスティック・ビースト』雑感

昨夜観た『ファンタスティック・ビースト』のネタバレ含む雑感を以下に。

2016年11月5日土曜日

『ドクター・ストレンジ』先行試写会雑感

 11/4の『ドクター・ストレンジ』最速試写会に先輩が当てられて、日々騒いでいる私をかわいそうに思って誘ってくださったので図々しくもご厚意に甘えてご一緒してきました^^

 最速試写会ということで100人規模のスクリーンで2D字幕の上映でした。客電が点いた瞬間「これは画面が大きくて音のいいIMAX3Dで観たい!! これ2Dは勿体無い!! ベネディクト…最高!!!」と同じ感想を漏らしました。
 欧米の試写及び公開後に出てきたレビューの多くがベネディクトの演技と映像に関することに集中していたのが漸く納得。確かに、映像は観てる側(2Dであっても!)の常識や感覚を揺さぶるくらい驚異的だし、公開前に類似性が指摘されていた『インセプション』とは異なるコンセプトとデザインの映像体験でした。ベネディクトがロンドンの15分試写で言った「マジックマッシュルームを食べて来たら〜」は本当にそうだと思います(笑) 
 ベネディクトのドクター・ストレンジに関しては、贔屓引き倒しになるかもなんですが…。完璧!! 人間味と可愛げと鬱屈と才能と孤独感と繊細さがある素晴らしさ。恐らくベネディクトの演技力と漏れ出る可愛さ純粋さがドクター・ストレンジを単なる「上から目線」(ほんとこのキャッチコピーどうなのかと...)のキャラクターでなく、才能と努力の結果手にした名声と内包している恐れから生まれた「傲慢さ」に見え、そりゃ制作陣がベネディクトを望んだの分かるし正解だわ…と心から納得しました。スティーブン・ストレンジの傲慢さが内包する孤独や愛情深さや善なる性質が時間経過と共に伝わり、彼が真のヒーローである事が自然と理解出来るのは偏にベネディクトの見事さに負う部分が大きいと思ったのでした。そして、ベネディクトが大作ヒーロー物の主演をこなんに堂々と張れるようなるとは、2011年夏にBSで『シャーロック』Ep.1を見たときには思いもしなかった…と妙な感慨にも浸ったくらい堂々たる主演でヒーローでした。
 
 肝心要の魔法については、こう理論付けて現実世界と繋げるのか!! と驚き感心しました。この辺は、他作品との兼ね合い含めきちんとなされてる感じだったなぁ。

 折角なのでイベントの感想も。
 セレクトスクリーン前でイベント的なものが行われていました。ドクター・ストレンジの等身大フィギュア(当日到着したばかりとか)の前で写真を撮って「#ドクター・ストレンジ」と付けてSNSで上げたものをその場でカードに印刷してくれるといもの。カードは記念になるし即時発行してくれるので勢いで楽しめるのが良かったような^^ ただ、匿名でSNSやってる身としては顔バレするから抵抗が若干ありました(なのでオープンにしてないけどオープンなSNSで対応しました^^;; 主催者側には一切メリットがないのが申し訳なくもあり…)。
 等身大フィギュアはね、ベネディクトってこんなに顔小さかったっけ??華奢だっけ???となったのは、ファンならではと思っていただけると(何を言い訳してるのか)。  
 




以下にマーベルに詳しくなく、初見で細部を覚えていない、ネタバレ含む雑感を。


2016年10月11日火曜日

2016年イングランド旅行雑記 - サーコンビ舞台鑑賞

何故か今年も行ってきましたロンドンな記録です。
今年は割りと長期間の滞在だったのと、他在中に色々ありすぎたので(笑)覚えてること、見たこと、感じたことを残しておきたいなぁ的な旅行雑記を緩々と。

 最初は二年連続で行くことになった最大の要因である、サー・イアンとサー・パトリックの舞台について。ことの発端から感想含めたまとまりのない雑感を下記に。
 ただし、お二人の舞台『No Man's Land (誰もいない国)』についての予習は戯曲の翻訳を2-3度通して読んだだけ(映像作品もあるそうなんですが廃盤になってるようで見ることが叶わず)の薄っすらとして把握しかしてないので、あくまでもお二人についての印象・感想です。


2016年8月14日日曜日

映画『X-MEN:アポカリプス』雑感

 先ほど観終わった『X-MEN:アポカリプス』のTwitterでは憚れそうな雑感をネタバレ込みで下記に。簡潔に書くとすれば、全てに於いて精彩を欠き、旧シリーズの積み重ねや軸となっていた部分が矮小化(劣化に近いかもしれない)され、枝葉だった部分が重視され意味づけされ前面に出されてた作品でした。
ジーンじゃないけど三作目はなんでこうダメになるかね...と溜息。


・然程期待してなくて、旧シリーズからリアルタイムで見てきたシリーズ最後の作品だし観ようかなでしたが、予想以上に脚本に筋が通ってなかった気がします。これまで積み重ねてきた色んな「物語」が今作では飾り物のような扱いを受けていたようにも感じました。
・特に、旧シリーズで積み重ねてきた教授と磁界王のキャラクターとしての在り方が、今作でこんなにも薄っぺらいものになったことが大変残念で哀しくありました。確かに、前作F&Pで時間軸に変化がありそれ故旧シリーズと世界が変わったことは理解しています。けれど、X-MEN という作品の根幹をなしていて、マイノリティの在り方を象徴しているであろうこのキャラクター達を、あんな単純な行動原理で動かして、知性と鷹揚さと対話で社会と対峙するのでなく「力」を持って解決しようとするキャラクターにするなんて...。演じている役者の年齢(経験)の差と言い逃れできるのかもしれませんが、繊細で複雑な演技ができるジェームズ・マカヴォイとミヒャエル・ファスベンダーであれば、見事に知性で対峙する姿を見せられたと思うんです....。そういう意味でも非常に残念でありました。

・今作のチャールズとエリックの器の小ささがね!!!!!!! 腹が立つレベルだったんですよ。
 確かに家族を失う怒り苛立ち悲しみに捕らわれた結果、より大きい力に取り込まれてしまうエリックっていうのは分かる。わかるけど、物語としてあまりにも直情的じゃないですか?? FCとF&Pと今作の間で経験して蓄積したものに対して向き合うことも逡巡も後悔も無く、一足飛びに取り込まれてしまうのってどうなのですか? そして、レイブンの申し訳ないけどあんな簡単な説得でそれまでやってきた所業に対して反省も躊躇も悔悟も一切なく「目が覚めて仲間に戻る」ってどうなの、エリック??? と本気で思いました。対するチャールズもマインドパレス内で「打ちのめしてやる!」とばかりに腕力で勝負つけようとするし...。チャールズって只管言葉で懐柔・説得していくタイプじゃなかったの?? ほんとこの辺りのキャラ改変は酷すぎて(泣)

・今回登場した旧シリーズで登場したキャラクター達についても同様。旧シリーズのナイトクローラーが持つ、己の能力や容姿に対するある種病的なまでの自虐的な自己認識や自傷癖、周囲から蔑まれるも迫害されても失わない純粋さ、神への敬虔さ。それを見事に表現してくださったアラン・カミングの繊細さと豪胆さが本当に大好きだったんです。それが、今作では神へ祈る場面はあったけれどあくまでも表面的にしか描かれていないように思えて。(これは役者さんのせいでなく脚本&演出のせいであると思ってます。あの役者さんは最大限丁寧に繊細に演じてらしたと感じてます)

・ストームが(泣) ハリ・ベリーの包容力と格好良さが見えなかったんですがね...。あれほんとどうなんですか?? 旧シリーズから言われてるけど、監督ってストームもしかして嫌いなのか? 
・ジーン最強は旧シリーズでも目をむいた部分だったから...。まさか新シリーズでも見せられるとは思ってなかったから...。

・それなのに(いくら時間軸が変わったといえ)旧シリーズやFCへの雑な目配せがあちこちに散りばめられているが癇に障って仕方なかったです。
 中でもジーンとサイクロプスとローガンの三角関係やエリックのチャールズに対する思い入れとか辺りは、ファンサービスなのかもしれないけどもう十分じゃないのか? と言いたくなってしまい...。それで満足してる方がいるから成功なんでしょうが、それがなければもっと上映時間短くなったんじゃない? と意地悪なことを思うんですよ。

・この映画は当初の「マイノリティが社会と巧くやっていくにはどうしたらいいか」「マイノリティの有り方と社会の受容とは?」なテーマからずいぶん遠くに来た気がします。キツイ言い方するならば、マカヴォイとファスという人気も実力ある役者が演じるチャールズとエリックのBLを彷彿させるような濃い関係とニコラス・ホルトや新ナイトクローラー役のような可愛く美しい役者を愛でる作品になったのだなぁと。

・もう一つキツイ言い方するならば、前作F&Pでシリーズ最終のほうが美しかったと思います。


一通り吐き出したのですっきりしました。

2016年7月9日土曜日

野村萬斎版『マクベス』鑑賞雑感

 びわこホール上演された野村萬斎演出・出演『マクベス』を観てきた雑感です。
『マクベス』自体にちては、舞台は去年の佐々木蔵之介一人舞台版が初めて、映像作品はサー・イアンとデンチ様の作品をちまちま眺めて、戯曲については松岡さん版を2-3読した程度の理解しかなド素人です。
 なので間違った感想が大半かと思います。すみません...。


2016年5月2日月曜日

映画『アメリカン・キャプテン / シビルウォー』雑感

 公開初日からTwitter上で賛否両論、アイアンマンとキャプテン・アメリカ陣営の代理論争、談論風発が巻き起こってた作品を数日遅れで漸く鑑賞しました。マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MUC)作品については、全作品を微細にも見ておらず況や回数も各作品1回しか見ていないあまり熱心なファンでなく、どちらかと言えば門外漢なのですが、今作は非常に興味深く感じ鑑賞中のみならず鑑賞後にあれこれ考えたりしたので、その覚書というか雑感を下記に。

 熱心なファンの方には申し訳ない雑感です^^;;


2016年4月10日日曜日

NTLive『橋からの眺め』

 今年3作目のNTLive『橋からの眺め』を4/8(金)に鑑賞。アメリカの知性と言われたアーサー・ミラーの名前は知っていたものの作品を観るのは初めてでした。観終わった直後は脳内を鋭い何かで掻き混ぜられて「目の前で何が起こっているのかを考えろ!」と言われたような感じになり、「アーサー・ミラーの映像化されてる作品見なきゃ! 戯曲読まなきゃ!!」と焦燥感に駆られました。

以下まとまりのない雑感





・『橋からの眺め』は1950年当時のアメリカ(おそらくNYとか一部の富が集中する地域な気がする)であった不法移民の問題と近親相姦の罪を絡めてるんだろうなぁと思うんです。が、今作だけの印象だとマーク・ストロング演じるエディが姪に抱く感情って、彼女だけでもここから抜けだして欲しいという想いと行き過ぎた庇護欲が最初にあったのが(違法移民を密告するような)誰が監視してるかわからない緊張感と不況を肌で感じる中違法移民に仕事を取られる不安感なんかが重なって「愛情を注ぐべき無垢な相手」への愛情を錯覚したのではないのかと。そして、狭い地域に住まい違法移民を匿う状況下で生じる閉塞感が感情を狂わせる方向に働いた気もして。どちらかというと、エディの性衝動はそういった過剰なストレスからっていう解釈なのかなぁとかウロウロと。
・確かに冒頭の場面からキャサリンとエディの濃い親密さは「若い奥さん????」と思わせるものであったのでその部分は違和感無かったんですが、なんとなくそれだけかなぁと。
・家族内の閉塞感がこれでもか! と描かれていた

・ロンドンで上演された時期が時期だけに違法移民とそれを受け入れる側の変化を主に見てしまったのもあります^^;
・移民側にも移民する理由があり、国と家族を捨てたことに対する後悔とこの地で稼がなければすべてを失ってしまうという切迫感、そこに家族の期待が乗せられている。しかも、違法だから常に行動が制限され人の目を樹にしなくちゃいけない緊張感、いつ密告されるかわかならい不安と恐怖、差別される屈辱が加わってくる。そんな状況だと鬱屈が生まれるもの当然だし、匿ってもらってる人との軋轢も生まれるのも必然なのだろうなぁと。

・全体の印象としては、閉じた世界が破綻する緊張感が半端無かったです。どこかを突いた途端に爆発するような、一歩間違えば奈落に落ちちゃうような不安定感とかが最初から最後まで途切れずあった。その中心であり縁を目隠しで歩くエディのマーク・ストロングが全身で不安、不信、閉塞、社会からの束縛を体現していて!!!! ほんとに本当に素晴らしかった。2015年のオリヴィエで主演男優も宜なるかなと納得しました。

・いろいろ考えさせれた作品だし、じっくり戯曲を読んで咀嚼したいです。

4/10 22:29追記
(作品とは直接関係ない余談を白地で)
 他のNTLive作品で劣るのがベネディクト『ハムレット』な意見をTLで見かけて、果たしてそこまで劣るのだろうか?? と疑問が離れない。確かに、演出面では意図がはっきりしない(特にガートルードの最後)部分はあったけれど、他のNTLive作品と比較してそんなに見劣りするのかと...。
 ベネディクトのハムレット解釈はそれなりに理論的であったし、存在が右往左往してるわけでもなかった。それはあの作品において必須であるけど簡単な作業では無いと思うんです。刺さるものがあることがいい作品なのかと言われれば、それは違うだろうしそれだけで判断してしまうのは怖いなぁと思ったりもして...。確かに、「刺さる」作品のほうが評価されるのは分かっているけど、然程海外の作品を観ていない一観客がそれを基準に優劣を語るのはどうなのかなぁと思ったりしてます。



2016年4月9日土曜日

映画『ルーム』雑感感想

 久しぶりにこちらを更新。個人的にとても重くて辛いと感じた部分があったので、Twitter(ふせったーの追記)を使ってあげてしまうのは抵抗がありこちらで長々と書きます。

 以下 映画『ルーム』(公式HP: http://gaga.ne.jp/room/ )のネタバレ含む箇条書き雑感。

2015年6月30日火曜日

15年上半期映画雑感

 珍しく、今年の上半期映画まとめでもやってみようかと。全く記録をとっておらずこれまで何作観たのかが分からない体たらく、且つ優柔不断なのでランキングというより印象に残ってもう一度映画館で観たいと思う作品を列記していきたいと思います。
 折角なので、NTライブ等のスクリーニングも含めました。


・『イミテーション・ゲーム』
 欲目と贔屓目を無しで見ても良い作品だったと思うんです。アラン・チューリングの半生を描きつつ、歴史の評価とは? 人間性とは? 個性とは? というテーマをも薄ら浮かびあがらせてもいたようで。なにより、主演のベネディクトをはじめとする素晴らしい役者のバランスの良い素晴らしい演技には感嘆し目を奪われました。何度でもじっくりみて、じっくり味わいたい作品です。

・『パレードへようこそ』 
 炭鉱のおばちゃん達がとにかく好きです。セクシャル・マイノリティだけじゃなく女性や社会的弱者がきちんと手を抜かず 描かれていた作品でもあるように思ってます。一つのきっかけから、一歩踏み出し背筋を伸ばし前を向いて立つことができる、そんな力強さや優しさが 詰まってたなぁとも。 何よりも、おばちゃん達の同性愛者に対するフラットな姿(初対面でぶつける質問やゲシンくん家のベッドでのキャッキャしてる様なんか)から、躊躇いない無く受け入れる美しさと強さを見た気もしてすごい好き。

・『マッドマックス』 
 まさかですが(笑) 暴力と性搾取を始めとするあらゆる搾取を血と汗と埃とアクションで描いてるのに、それと真っ向から向 き合って批評して、その価値観の浅さを暴露して思いっきりブン投げて、自分で立つことや「生きる」ことや育てることを描いた凄い作品でし た。また、女性の魅力は若さや容姿だけじゃないんだぜ! ヒャッハー!! だったし、男性の魅力は優しさや賢さにあるんだぜ! ドンドコドコ、ギュィィーン! だったのも好き(笑)。女性も男性も同じように優しくて賢くてカッコよい映画はいい作品なんだと思います(握拳突き上げながら)
 あと、この作品は音響のいい (ここ大事)映画館で何度も何度も見返したい。

・『バードマン』 
 あのシームレスでまるでその場を歩いてるかのよう映像は劇場で何度も見たいです。何がどこが好きかに対する言葉が明瞭に出てこ ないもどかしさなんですが...。作品全体の雰囲気や映像が好きで、役者陣の演技が好きなんだろうなぁ。

《スクリーニング分》
・『ビリー・エリオット 映画「ビリー・エリオット ミュージカルライブ』 
 スクリーニングで見て鷲掴みされて、ブルーレイ予約して、秋にはロンドンで舞台観るくらい好きになりました。この作品もおばちゃん と婆がカッコいいんですよね~。勿論、ビリーもビリーの友人もカッコよくて可愛くて素晴らしいんですが!! 
 逆境で自分のやりたいことを見つけて向かっていく少年たちと、それを影
に日向に応援する大人たちの静かな温かさ。と同時に、現実の厳しさが可不足無く折り 込まれていて強く印象に残りました。

・『二十日鼠と人間』 
 台詞が台詞ではなく「言葉」として、演技が演技でない「反応」であることの凄さに圧倒されました。もう一度、じっくり観たい作品です。NTLiveさん再上映してくれないかなぁぁ。

 こうやってまとめてて、やっぱりいつ何を観たかを殆ど忘れてるので下期からはスケジュールに記録残しておこうと思いました(笑)

2015年5月16日土曜日

NTLive 『二十日鼠と人間』雑感

 スタインベックの原作は未読且つ映画化作品も未鑑賞です。ただ、文学史で『怒りの葡萄』についてざっくり触れた記憶があったため、多分こんな作品なんだろうなぁと予想してましたが、その通りの流れと結末でした。それなのに、2時間40分が濃密に感じられ、物語に集中し登場人物の言動に心揺さぶられる鑑賞ができたのは、偏に原作、演出、役者達が素晴らしかったからでないかと。特に、登場してきた瞬間から「物語に血肉をもって存在してる」と観てる側が感じる役者陣の素晴らしさ!! 彼らの言葉はセリフであるのに、その瞬間に生まれる言葉であるのと思わせる技術の凄さ! ほんとコレに尽きます。

以下まとまりのない雑感

2015年4月12日日曜日

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』雑感

レイト・ショーで鑑賞。
かなり期待して観に行ったんですが、高い期待を裏切らないどころか期待以上に面白く刺激的な作品でした。虚と実が曖昧というか渾然一体になった感じで、何よりも舞台と映画と役者、裏で支える人、批評する人たちへの沢山の愛情と皮肉を詰め込んでる作品だったように思います。
 Twitter上でレイモンド・カーヴァーの短編小説『愛について語るときに我々の語ること』を事前に観ておいたほうがいいよとか散見し若干の緊張もありました。が、正直その予習や舞台や映画についての予備知識がなくても、少しでも興味があったり好きだったりすると楽しく観れる気がします(勿論、好分、き嫌いや作品との相性はあると思うので、一概に言えないのは分かってるんですが^^;)。加えて、演技が素晴らしいので好きな役者さんが一人でも出演してるならそれ目当てでみても良いのでとも思います。

以下、まとまりのないネタバレ雑感。

2015年3月23日月曜日

距離感についてぼーっと思ったこと。

 昨日から今日にかけて、TLでチューリング役で素顔のべディクトが見えて物語に入れなかったというのをちらほら見かけました。それが切っ掛けでファンとしての距離感について昨日からぼーっと考えてます。また、日々TLで流れてくるベネディクトについてだけでなく好きな役者さんの素(だと思われる顔を)見ることで、作品鑑賞にどう影響があるのかもウロウロと。
 案の定、結論は出ないのですが、自身の気持ちを整理するために思いくまま書き散らかしてみようかと。また、あくまでも自身の感じ方見方でしかないので不快に思われる方がいらしたらすみません。
 いくつかのTwで「ベネディクトの素や過去作品の役柄や演技の癖が透けて見える」と仰ってることについては、なんとなくわかる部分もあります。が、それらの呟きを拝見して「えぇ...そうなの?? 」とちょっと驚いたんです。と言うのは、私も勿論ネットや雑誌等でベネディクトの素顔やら何やらを積極的に沢山見てます。が、それは作品鑑賞中には全く思い出しもしなかったからなんです。多分、クレジットが流れる段階で無意識に切り離してるんじゃないかという気がします。
 また、今作に関してのみ言えば、私はあまりそれを感じずに鑑賞してたように思い返してます。どちらかというと、ベネディクトを通して作品が描きたい「アラン・チューリング像」の方をより強く観ていた感じです。

 私が鑑賞中の作品に役者本人や過去の役柄を投影する(思い出す)時は、作品や役が魅力的でなかったり役が作品で生きてないと思う時が多い気がします。そう言った意味では、『イミテーション・ゲーム』におけるベネディクトは、作中で見事にアラン・チューリングとして存在していたし、素や過去演じた役柄を感じさせる要素はあまりなかったように思いました。
 細かく表情や仕草を追っていけば、当然「役者としての癖」も出てるだろうし、過去に演じた役柄から共通する何か、役柄に引きずられたことで出てる 「素」も見える気もします。が、作品を観る上でそこまでする必要があるのかと...いう疑問も浮かび。
 限られた時間内で描かれる「物語」内で確かな立体感をもって存在していれば、そんな微細な共通項なんて個性の一つとして処理できるんじゃないかと。
 と同時に矛盾してるかもしれませんが、役者がいろんな役柄を演じることで身に着いた「何か」が、違う役柄に反映されるのも個性になりえるんじゃないかと思うんです。同じことしかできない役者でない限り、一つの役柄は次に出会う役の糧となるんじゃなかろうかとも。だからこそ、ファンは常に新鮮な気持ちや驚きをもって新しい役や作品を観れるのではないかとも思ったりして...。
ただ、ほんとそう思えるのは距離感次第な気もします。

 ベネディクトの婚約結婚妊娠(妊娠は語弊がある...^^;;)で見受けられた様々な反応を眺めつつ、私は対象者と距離があるんじゃないかと思うようになりました。勿論、ベネディクトは大好きだし、ヘタしたら遠縁の婆さんや小さい時を知ってる近所のおばちゃんみたいな心境になる事も度々ありますが、この数ヶ月の慌ただしい(笑)出来事に対しては喪失感や悲しさは全くと言っていいほどなかったんです。
 そして、TLに流れてくる可愛いベネディクトもしつこいほど見てるけど、それが作品に投影されない距離感なような...。どんなに可愛い素顔を垣間見ても、直接の知り合いになれるわけでも、本当の「ベネディクト・カンバーバッチ」を深く知ることができるわけじゃないのも分かってる。だって、所詮はモニターやスクリーン越しの人なんですもの。それさえ弁えておけば、作中の役と本人が易々繋がりはしないような気がしてます。
 逆に、プロの演者に対して「素が、前にやった役が見えてるから入り込めなかった」と言うのは、ちょっと失礼なのかなあと思わなくもなくて...。勿論、箸にも棒にもかからないくらい下手だっり、過去作品で自らが演じた役の深化の見えない模倣であったりしたら、それは批評の一つとして有りだと思いますが、今作でそれは当てはまらないんじゃかとその辺ではモヤモヤしてます。
 ほんと距離感って難しい...と改めて感じさせられました。

  (余談になりますが、ファンとしての距離感という意味において、イベントや街で偶然出会って等というとても幸せな機会があって、直接会って話してという素晴らしい出来事は自身の範囲で可能ならば積極的に行きたいしそういう偶然に恵まれてみたいし、行ってる方や出会われた方達を羨ましく微笑ましく思ってます。てか、直接会って声にならない声上げたいですよ!!! 笑)

 強引に結論付けるなら、自分がしんどくない範囲で適度な距離感をもってキャーキャー好きな人を追っかけられたらいいなってことですかね^^

2015年3月1日日曜日

蜷川幸雄演出『ハムレット』鑑賞雑感

 とある事情で急遽、蜷川『ハムレット』2/27昼公演に行ってきました。折角なのでまとまらない雑感などを残したいと思います。

 蜷川版のみならず『ハムレット』を生で見たのが初めてなので、解釈など間違っているかとは思いますがご容赦いただきたくお願いします(蜷川幸雄演出の両手で数える程度、『ハムレット』の映像物は数種類、戯曲は数度再読してはいますが、如何せんライブは異なるものだと思うので^^;)。

2014年12月14日日曜日

映画「ホビット -決戦のゆくえ-」雑感

初回視聴した勢いのまま打つネタバレ満載の雑感です。


2014年8月16日土曜日

『ヒックとドラゴン』雑感

 この1月くらいTLでやたらと『ヒックとドラゴン』の感想を拝見することが増えて、どうやらとてもいい作品でなにやらドラゴンが大層愛らしいらしいと知りました。が、正直ドリーム・ワークスのアニメに苦手意識があるのと、公開当時あまり心惹かれなかったんだよなぁな後ろ向きさで手を出さなかったんです。
 なのに、まぁなんか見てみようかなぁで借りて見たら...。うん...ドラゴンのトゥースレスが最高に可愛らしくてですね...。まんまと「ヒックとドラゴン2」日本公開を求める署名にまで賛同してしまったという^^;;

2014年8月10日日曜日

宣伝に関するモヤモヤ


 昨年のSTIDやホビット2の宣伝や、最近になって頻繁に雑誌で海外ドラマが取り上げられてるのを見て、ずっとモヤモヤしてたのですが、ここから考えたらちょっとすっきりするかもと思ったので吐き出します。

 以下だらだらとした愚痴めいた内容です。

2014年8月2日土曜日

チケット狂想曲

 以前よりアナウンスのあった、2015年公演ベネディクト・カンバーバッチ主演「Hamlet」の劇場有料会員先行発売が昨日より始まりました。発売開始と同時に、 The Barbican Centerより公式フォトも公開され、本当にベネディクトがロンドンでHamletを演じるんだなぁと感慨深くなった日でした。
   



 そんな肝心要のチケットは今日の昼過ぎに確保しました!!!! 本当ならオレンジ会員のまま月曜日の発売を待とうと思ってたんですが、Twitterで流れてくる情報や劇場のサイトで座席確認したところ「もしかして...これまずい状況??ヘタしたら行きたい(行ける)日が取れないかもしれない...」と焦りが生まれ、結局昼過ぎにオレンジからレッドにアップグレードして速攻押さえたという....。
 私としては久しぶりに経験したチケット狂想曲な様相だったなぁということで諸々雑感。

・Twitterの即時性には助かりました。The Barbican Center 公式が細かく丁寧な情報を逐次流してくれたのもですが、それを訳したりまとめてくださる方達がいてくださったのがとても助かりました。繋がりって素晴らしいありがたいと改めて実感した日々でした。
・公式さんが丁寧に対応して下さったのが好印象でした。事前にあった不安があれで随分解消されましたもの。

・当初オレンジ会員(40£ :約6,900円)でいいやと思っていたのですが、発売日が近づくにつれレッド会員(100£ :約17,000円)になられるフォロイーさんが多くてちょっと焦りました^^; 
・結果として私もそれに続いたわけですが、今日のお昼時点での空席状況見たらそりゃアップグレードしたくなりますってば...。
・オレンジ会員と一般発売用にどれだけ残してるのかは不明なのですが、見える範囲だとStalls(SS席)の前方部から中央部はどの日もほぼ全滅っぽい感じがしました(残っていて20席程度)。席種さえ選ばなければ確かに買えないこともない...って感じなのかしら??と思わなくもなく。こればっかりはオレンジ会員発売日の4日にならんと何とも言えないですが^^;;
・初演と千秋楽の1階席が全滅してたのは流石にビックリで、おいおいこれってオレンジ会員用に置いてるんかいな????という疑問が湧いて^^;; 不安に駆られて希望日の前後2-3日を見たら、左右のS席はまだ余裕有るものの中央部が随分減っていてかなり焦った次第。
・私が訪英できる日がとにかく限られていたのと、行くなら良い席で観たい欲望がどうしても抑えられなかったのが+60£投入した理由です。
・発売開始から20時間経過してたのもあるんですが、列に並ばなかっただけでもアップグレードして良かったなぁと。昨日皆さんが並んでる状況を見て、これ月曜日だったら気持ち的にかなり辛いかも...と思ったんです。だったら、席が残ってるっぽいうちに買っちゃおうとなりましたw
・流石に週初めにいくらネット上とはいえ2-4時間待機は厳しいかなと^^;;
・レッド会員で2-4時間待ちだったら、母数が多いと思われるであろうオレンジ会員はどんだけ??と慄いたのが一番大きかった。出せる範囲の金額で解決できるんだったら...と方向転換したのはコレが一番大きい理由です。
・もっと早くグレードアップしておけば良かったんですが、結果オーライということでw

・オレンジ→レッドのアップグレードが反映されたのは1時間位かなと。ちょと曖昧なのは、Members Area の表示は変わらなかったのに、1時間後に試しでやってみたら何の問題もなく決済できたからという...。どういうタイミングで反映されてるのか全く分かりません。
・事前にBarbican側よりの「前日までには会員になってね」なお願いは当日の混乱を避けるためだったのかとも思います。
・1日に発売した時点からだと、随分システムが微修正されてる印象でした。
・Twitterで流して下さってた情報から一番大きいと思った変更は2つ。
 確定ページから再度日付指定する場合、ブラウザ・バックとバスケットの下部にあるAdd more performance  ボタンの両方からできるようになってた。
 最初にログインしてから予約に進むと複数回入力しなくていい仕様になった(ただし、決済時のカード情報は入力する必要あり)。
・TLでも仰ってましたが、随時システム変更されてるような印象はあります。そう考えると、むっちゃフレキシブルだなUK...w
・日本に於けるチケット発売システムと比べたら、とてもとっても良心的だと思います。発売開始に並んだりするのは最初から分ってる事だしそこは問題になりません(英国人も並ぶのが好きらしいのは「銀河ヒッチハイクガイド」でアーサが言ってたから知ってるしw)。Twitterや実際の画面を見てたら、数字が減って行ったりアイコンがチマチマ動いていたりと待つのが苦痛じゃないようにしてる印象がありました。その辺は上手いなと感心した次第です。

・実は昨日試しに何度か列に並んでみたんです。待機番号がランダムで割り振られてるとかいうのは信憑性高いと思ったのが、18:20くらいに予約ページに行ったら(3回目くらい)、57な数字が割り振られたこと(それ以降は、3000〜4000番台だった)。この時、偶々空いた隙に上手く入り込めたのかもなんですが、一種の運だなこれはと思ったです。

・相方には散々「だから早くアップグレードしおけとあれ程言ってたのに。そりゃ高い会費払ってる人を絶対優先するに決まってるってば。どんな席でも良いんだったら別にいいけど、良い席で見たいんだろう?だったら優先される方にいなきゃ駄目だって。兎に角、出せる時は出しておけば何事も楽になるんだからと前から言ってるのに、結局決めるのが遅かったり中途半端なタイミングだから。」と延々ぐちぐち説教くらいました...。

・一人だったり2席離れても良かったら結構美味しい席空いてたのに...ぐぎぎぎと歯ぎしりしましたw そしてそれを相方に言ったら「なんでそんなことを考えるのかわからない!!」とこれまた説教...orz
・一応、相方は諦めの境地で付合って下さるそうです。ありがとう(棒読)
・全編当然の事ながら英語なので予習させなくてはならないと今から計画中。取合えず、戯曲は読まない(読みたくない)人なので、映像でなんとか予習をと思う次第。10月のNTLiveが「ハムレット」なのでタイミングとしては良いんだけど、抵抗するのは目に見えてるし...。映画関係で何か無いものか探さないと!

・ The Barbican Center がHamlet公式サイト:http://hamlet-barbican.comを作っていた事に驚きました(笑) どんだけ力入れてるのかとw
・ベネディクトがハムレットをロンドンの舞台で演るかもという噂が出てからほぼ1年と少し。当初は、単なる噂で直ぐ立ち消えるのか、観測気球なのか、好意的なフライング情報なのかとざわざわした事を思い出し。そして、上演劇場や公演期間が囁かれる様になり、発表され...やっとチケットが発売された。なんかもうリアルタイムで駆け上がる役者が持つエネルギーの凄まじさ、特別な輝きを放つ個性が周囲を巻き込む圧倒的な何かというものを、目の当たりにしてる感じすらあります。そして、こんな素敵な希有なタイミングをリアルタイムで味わえることの目も眩まんばかりな幸福さったら!!! その姿を同時代で瞬間瞬間で見れる喜びったら!! 泣きたくなるくらい本当にほんとうに幸せ過ぎて。
・1年後のチケット購入でこんなに盛り上がれるとは思わなかったw 共演者も決まってないのにホントどうなるんでしょうね^^
・てか、クローディアスとガートルードの配役が物凄い気になって仕方ないんですが!! これで百万一サー・パトリックと共演とかになったりしたら...と妄想するだけで動悸が激しくなる仕様ですw ベネディクトとサー・パトリックが舞台で共演とかなった暁には、劇場で完全に魂抜けるのは確実ですw まぁそんな美味しすぎることは絶対ないと思いますけどw
・以前噂というかファンのだったいいなぁで出てたゲイリー・オールドマンでも抜け殻になるのは必死ですw いやもう妄想レベルでも倒れます^^;
・チケット確保できたのでお気楽に妄想できるし、共演者の発表待てるのが凄く嬉しい。
・なにより月曜まで不安になったりドキドキしたりしなくていいのが一番嬉しいんですってば(笑)

< 8/3 追記 >
 取った座席がどうなんだろうか...と不安になって検索したら、LONDON THEATRE GUIDE - ONLINE で立体的な座席表がみつかりました。なんか思ったより近くて舞台もちゃんと見えそうでむっちゃ安心しましたw

< 8/14 追記 >
 11日の一般発売。劇場側とチケット プロバイダ(複数)との間で巧く話が出来てなかった為なのか不明ですが、枚数制限に関わる部分で劇場側が後手に回った感があったり、不公平感や不満疑問がかなり出たみたいで^^; 確かに、劇場以外でチケット買った場合、どう対応するんだろうとか枚数制限が可能なのかと言われれば、う~ん...と首を傾げる部分もあるんですが、今後の対応や推移を生ぬるく見守って行きたいと思います。ただ、有料会員向けのアナウンスやシステムなどは割合好意的に受け止めていただけに、ちょっと残念だったなぁと思います。
 とは言え、ロンドン演劇界における最速完売記録!! だとか( 関連記事: Benedict Cumberbatch Just Outsold Beyoncé and Jay Z | Vanity Fair )。なんかもう、ベネディクト人気すごいねぇぇぇぇぇ、プレス ナイト後の劇評が怖いね...な気分(^^;;
 そして、100£ぶっこんででもチケット抑えられて良かったぁと安堵しました(笑)

以下ちょっと毒吐いてますので隠します。

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・チケットは1公演分しか取ってません。てかこれが精一杯ですってば(笑)
・発売前に「煽るつもりはないですが、ベネディクトが休むことも考えて保険の為に2公演くらい取っておいた方がいいですよ〜」というTwが回ってきましたが、滞在できる期間も限られてるし同行者の意向もあるという状況ではそんな事は最初から無理ですわ〜ですw 
・現地や英国に近い地域に住んでらっしゃるとか、好きなタイミングで渡英できる方とかいう、公演期間のしかも間を置いて複数回足を運べる人じゃなきゃそれは無理ですってwww と思いました。
・実際、公演期間に訪英のために纏まった休暇を取ることが難しかったりします。そして、同行者との関係もある。来年も相方に付合ってもらう事になりますが、舞台に興味が無い人に付合ってもらうのは旅行中1回でも御の字です。2回目とは言え折角UKまで時間掛けて行くんだったら、観光もしたいし前回行けなかった場所へも行きたいと思う哀しいかな日本人観光客なんですよ。しかも、夏休みを使わずに休める期間なんて長くても1週間程度。海外のホリディに比べたら確かに無茶な休みだわ...と思わなくも無いです。が、一応日本の社会や会社に属している以上は、嫌でも合わせなきゃいけない。出来る範囲でなんとかしないといけないんです。
・なのでそのTwは失礼ながら、この方何度も足を運ぶことができる方なんだな、それを誇示したいんだなと思ってちょっと嫌な気分になりました。
・そりゃロンドンが東京くらいの場所に合ったら、金銭的には辛いけど複数回と言わず毎週末新幹線で通うさ!!それくらいは好きなんだよ皆!!! だけど、それぞれの現状や事情と折合いをつけて、色々頭下げたりしお願いしたりして時間を頑張って作った1回をワクワクしながら待つんだって!と思った次第です。
 

「ホビット3」予告雑感

 7/28に公開された「The Hobbit: The Battle of the Five Armies」予告を観ての雑感(主にビルボについて)の右往左往してる雑感です。


The Hobbit: The Battle of the Five Armies - Official Teaser Trailer [HD]






 公開された「ホビット3」予告でのマーティン演じる青年ビルボの姿に、サー・イアン・ホルムが演じた老ビルボをすっと思い出し、冒頭のモノローグがマーティンとサー・イアン・ホルムの声が重なったように感じました。製作時期が異なり、演じる役者が異なるにもかかわらず、ビルボ・バギンズという人物像が歪むこと無く、一つの疑問を感じること無く作品の中に存在してるという凄さに圧倒されました。
 LotRから見たらホビットのビルボは過去の姿だし、ホビットから見たらLotRのビルボは未来の姿。そう思うことが何一つ違和感が無いんです。それって物凄いことじゃないのかと思われてならないんです。勿論、製作陣が同じで、ホビットとLotRを歴史絵巻として描く意図があったことも理解しています。それを含んだ上で、マーティン・フリーマンとサー・イアン・ホルムって何て素晴らしいのか!!と思わずには居られないし、この二人が命を注ぎこんだ「ビルボ・バギンス」というキャラクターの奥深さを感じずには居られなかったりします。

 そして、Miko#221back @eastofthesunJPさんがTweetされた、予告冒頭のビルボのモノローグのトランスクリプト

を拝見して更に、「思いがけない冒険」に出た青年ビルボが生死や各々の人や種族の生き様や在り方、綺麗な部分汚い部分あらゆるモノを間近で見て、自ら剣を持って戦って守ってという経験をし、穏やかなホビット庄に戻りゆっくり歳を重ねた老ビルボになる。 それが全く違和感もなくすぅぅと一本の線で繋がったというのか、ビルボ・バンギズの道程が綺麗に澱みなく繋がったと思った瞬間、胸が詰まって涙が止まらなくなりました。
 ホビット1部の臆病だけれど好奇心と冒険心に満ち溢れてるビルボと「王の帰還」で西へ旅立つ老ビルボが同時に思い出されもしたし、指輪という運命を背負いながらもそれに囚われること無く(多少の影響はあったとしても)「一人のホビット」して生きた。そんなことが怒涛のように脳内から溢れだしてしまい...。

  何よりも、 マーティン凄い...!!!!!と全身に鳥肌が立ちました。
 ホビット1部の冒頭でも思ったことですが、サー・イアン・ホルムが創った「ビルボ・バギンズ」を壊すことなく身の内に取り入れて、尚且つマーティンだからこそのビルボ・バギンズとして存在してる。また、サー・イア
ン・ホルムの老ビルボからマーティンの青年ビルボを難なく思い浮かべることもできる。時を超えて優れた役者二人がそれぞれ異なる道具を使って丁寧に一つの人格を形作ったかのような印象を抱き、そのことに驚きと凄さを感じてしまってます。
 余談ですが、私にとってビルボの基本像はやっぱり最初に出会った老ビルボなので、青年ビルボに面影を求めてしまう部分があります。マーティンのビルボはそれを許してくれて、なおかつ青年ビルボにしかない姿や表情があり、それが老ビルボに繋がると思わせてくれる何かがあるのが堪らなく嬉しくて幸せで...未来を思うと悲しくなるんです。マーティンって本当に凄い役者さんだ....。

 ぎゅうひ@28w_w28さんのホビット三部作のポスターを並べてらっしゃるTw




を拝見して、ホビット三部作はビルボの物語なんだと改めて。確かに、ドワーフ達が故郷を取り戻す物語であるけれど、あくまでもビルボの目を通して語られる物語なんだ。ビルボが冒険に出て運命の指輪を拾い、竜やあらゆる種族と対峙し、大小の戦いを経験し、ホビット庄へ戻ってから紡ぎ語る物語なんだと( 対してLotRは、仲間たちが語り紡ぐ物語だから、ああいうポスターデザインになったんだなあと今更ながら気づいた次第)。
  Twで言及しておられるように、ビルボの表情が見えないのに映画のトーンや物語が分かる背景描写とビルボの佇まいが素晴らしく。そして、これって原作で紡がれてる世界や物語、キャラクターと役者、なによりファン(や観る人)を信頼してなかったら出来ないデザインじゃないかと思い至り、多くを語らないデザインの奥深さをも感じたりしてます。

以下箇条書き雑感

・ポスターのビルボの姿が、「王の帰還」でゴンドール候に忠誠を誓うピピンの姿と重なり更に泣けて仕方ない。
・ピピンの歌を重ねてきたPJがほんとにズルい。あの歌は卑怯だってば(大泣)
・こんな辛い経験をしたビルボがフロドを引き取って育てたのかと思うと更に泣けてきて...
・フロドがあんないい子になって、ちゃんとビルボの意思を継いで中つ国を救ったのかと思うとなんかホビットって...! ホビットって...!!と泣き伏すしか無く。
・改めて「思いがけない冒険」でガンダルフがガラドリエル様やビルボに言った言葉が、ズシンと響いてきてます。
・ホビットとLotR通じて出てるキャラクターで役者が変わったのはビルボだけなんだと気づいてですね...。マーティンってなんて...なんて凄いのかと打ち震える思いです。
・サーガ通じて初めてスティング(つらぬき丸)を格好いいと思いましたw
・トーリンとバルドのやりとりが辛くて辛くて
・ガンダルフが倒れてる場面は、大丈夫!爺はビルボの誕生日に元気に花火打ち上げに来るから...大丈夫だから!!と言い聞かせたくらい衝撃でした。
・と一緒に、ガラドリエル様でサー・イアンと相思相愛で来世に一緒になりたい!とファンガールまんまな発言をされたケイト様とのキスシーン(おでこだけど)だから! ある意味すごい幸せな場面だから!!!!と言い聞かせるまでしてました...
・初めてバルドを格好良いと思いました。確かにアラゴルンを彷彿させるよなぁ。
・茶色爺なラダガスト翁と白いサルマン様の出演はございますでしょうか?
・最後、ホビット庄で老ビルボが出てきたりなんかしたら臆面もなく泣きじゃくる自信あります! (今それを想像しただけでアカンくなってきてる...)
・スマウグさんとネクロマンサーも激しく楽しみw
・いやそれよりもトーリンの命運がですね...後半怒涛の展開じゃないかと思われて怖いんですが...
・しかし、PJは本気でLotRに繋げてくるんだなぁ。







2014年7月5日土曜日

『her/世界でひとつの彼女』感想

感情と情愛豊かな AIと新鮮な感情を失った男性の恋物語。
OSのデザインや画面、色彩、光などの美しさや綺麗さが印象的な作品でした。

以下ネタバレ満載の感想です。


ご無沙汰です。

こちらでは大変お久しぶりすです^^;
 『SHERLOCK』S3の感想なんかもTwitter上ではあれこれ書いてるんですが、まとめられないまま半年が過ぎ...。BDも届いたので、その内ちゃんと自身の中でまとめたいなぁと思っています。

 S3については、個々の場面ややりとりはどれもとても好きです。シリーズを通して描かれるシャーロックのジョンに対する献身的な姿や、彼にとってのジョンという存在の大きさには胸を打たれ涙腺が緩みっぱなしでした。対するジョンの内面の複雑さや、複雑骨折してるかのようなシャーロックに対する深い愛情には考えさせられるものもがあり。
 ただ、一つの物語として私の中で消化(昇華)しきれないというか落ちてこないんです。個々が全体に結びついていないように感じられて。
 けど、好きか嫌いかと問われれば「...好き...だってあの場面が(以下エンドレス)」と暑苦しい語っちゃうくらい好きという^^;; なんともホント複雑なシリーズになってます。
 だからこそ、いい加減断片を整理して来年のスペシャルとS4に備えたいと思う次第。

 そして、映画や旅行の感想なんぞも自分用にこちらに置いておかなきゃと思いつつ...。時間のやりくりができずに、断片をTwitterに垂れ流してます。それも時間見つけてまとめたいんですが^^;;

 こんな調子ですが今後共よろしくおねがいしますm(__)m