2012年1月29日日曜日

『大奥』byよしながふみ 映画&連続ドラマ化

某所にて1/24公開

周回遅れも甚だしいのですが、今日一番驚いた情報が『大奥』の映画化&ドラマ化でした。何が驚いたって。えぇ堺雅人氏が有功(家光時代)と右衛門佐(綱吉時代)の二役ってことですよ。細かく言えば、堺雅人氏が有功役なこと!!

 堺雅人という役者は大好きです。どんな風に演じてくれるんだろうか、どんな表情でどんな感情を映しだしてくれるんだろうか、どんな風に言葉を発し、その言葉にどんな感情や背景を上乗せしてくれるんだろうか、そしてどんな風に裏切ってくれるんだろうか、言葉や表情と感情が異なる姿をどう見せてくれるんだろうかと非常にワクワクドキドキさせてくれる役者さんです。てか、日本の役者さんで一番好きな方です。
 が、今回の有功は違います、絶対違うんです…。有功は堺雅人氏のイメージじゃでないんですぅ(涙)。てか堺君には仕事を選んで欲しいですぅ(←何様)。
 とお昼休み、職場先輩に管を巻いたくらいある種のショックを受けたんですよね(^^;;。

 よしながふみの原作が大好き且つ堺雅人氏好きな私。ホントなら喜色満面になってもいいであろう、この映画化&ドラマ化。ですが、やっぱり配役に納得できない。家光が多部未華子さんで家綱が菅野美穂さんというは、なんとなくしっくりします。が、どう考えても有功と右衛門佐が堺くんってのがホントに違和感なんですよ!!両方共好きなのに。ある意味ファンにはホントに美味しい状況なのに…なんでこんなに管を巻かなきゃいけないのか、私は。

 原作に於いては、家光時代を象徴しその後の大奥に影響を及ぼした存在である有功。その有功の佇まいとか居住まいとかや、理知的で穏やかな姿とか、理性で情を押し殺しつつもふとした瞬間に見せる生々しさとかが大好きなんです。確かに、そういう有功を今油が乗ってる風な堺雅人氏がどう見せてくれるのか、楽しみではあります。きっと、原作ファンもある程度は納得できる「有功」になるとは想うんです。
 けどね。何がネックって…ラブシーン(苦笑)。ホント、堺雅人氏のラブシーンはね…ファンならば首肯いただける筈なんですが、見てるほうが小っ恥ずかしいんですよ(苦笑)。これは、決して決して嫉妬じゃないと断言する!ぎこちないというのか綺麗じゃないというべきなのか。なので、見てるほうが無駄にドキドキするんですよ、トキメキじゃなく「なんでこうなるの!?」というドキドキ(^^;;。
 個人的には、『篤姫』の時のような触れそうで触れない、とか同衾で事後っぽい雰囲気を醸し出すとか(山南さんと明里のように)、映画『ツレうつ』のように微笑ましいチュ♡とかが堺雅人氏に限っては好みです。というか、そっちの方がホントの意味でドキドキときめくんですよねぇ。
 なので、『大奥』スタッフにお願いします。原作通りの艶っぽい場面ではなく、それとなく匂わす程度の醸しだす程度のラブシーンで!!

 兎に角、今年も堺雅人氏に振り回されそうな予感です(笑)

<追記>
 職場先輩に管を巻いていたのはホントです。凄いウザい後輩だと思います、ごめんなさい。けど、やっぱりどう考えてもどう原作を読みなおしても、堺君=有功ってのが納得できないんですよ…。いや、きっとね嫉妬に狂いながらもそれを押し殺す場面とかは嵌るとおもうんですよ。けどね、それまでの還俗するに至る女犯とか、髢をつけて女装して舞うとか、家光と結ばれる時の熱さとかが想像つかないんですよ…。
 先輩と話してたのは、有功を演じるなら谷章とか若い頃の蔵ちゃんとかの薄い系。確かに、堺君も薄いんですけど薄さの方向が違う気がするんですよ。
 とか言いつつ、連ドラと映画は見ると思います。管を巻くんだろうけど…。


エア恋愛 -その後

某所にて1/22公開

先日、某誌より私の意見は不採用だったとの連絡をいただきました。それについては、当然だろうさ!と納得済み。ただしつこいようですが、アンケート内容でそちらが書きたい内容とズレてること分からなかったのだろうか?とはやはり思うわけでして。

 発売日に店頭でどういう内容になってるのか?と立読したところ…。ちょっとだけ腹が立ちました。腹が立つという言葉の真意を濁さずに言うならば、ふざけんな!!AE◯Aっ!!中途半端な編集するなよ!!!なもの♡

 何が一番ムカついたって、エア恋愛対象者に私が答えた対象者が入ってたことですわ!私の意見を採用しないのなら、私の意見が「恋愛じゃないと判断しました」とまで書いて連絡してきたのならば、それを文書に入れるのは間違ってないか?しかも、本文の文脈から想像されるような「エア恋愛」じゃないのに名前だけを書くってどういうこと!?それしか読まない人には「そういう」対象と物凄く曲解されるよね!?その名前を上げる以上、こっちの「片思い」状態にも少しは触れるべきなんじゃないのか?!てか、その人の隅っこの方のファンとして物凄く物凄くその人に申し訳ないよ!!!
 と書いてて息切れするくらい軽くキレましたよ、私は。

 兎に角、今回取材とやらを電話で受けて掲載誌を読んで思ったのは「誠実さ」が無いなぁってこと。確かに、時間に追われてアイデアを出して記事にするのは大変だと思います。その上、少ないパイを奪い合うかのような部数競争があるのも分かります。余談ですが、雜誌の裏事情とかを読む度に、うわぁぁ壮絶とか思います。付録商法の激化とか柳の下のどぜうの数をよんでみたりとか、広告主への気遣いとか(広告収入が支えてるってはなぁ)とか。ホントに本筋以外の部分での配慮なり、マーケティングなりが必要なのは分かります。
閑話休題。だからここ10年でAE◯Aが劇的な方向転換をして、広告をバンバン載たり、長期間煮詰めたような記事が減った代りに女性誌へシフトしたのも理解します。が、ここ数年はホント安易じゃないか?後追いじゃないのか?今頃これを載せるのか?というのが多くないですか??それって、物凄く雜誌としての「誠実さ」を失ってないですか???と思うんですよ。
 そして、今回のこれ。編集者としてどう考えてこういう記事にしたの?取材を受けた側への配慮はあった?対象者として名前を上げるリスクやメリット、その人のイメージなんかをきちんと理解してやってるの???
 百歩譲って、対象者として名前を上げるのはいい。それだけ知名度があるっていうことだから。けど、それなら被取材者がその人に抱いてるイメージを文章中に書いておくのが最低限の礼儀じゃないの???と思うんです。それらを含めて「誠実」じゃないと感じた次第です。

 まぁAE◯Aそのものについては、発刊当時はホントに面白くて好奇心を刺激される週刊誌だったのに、ここ15年くらいは知的キャリア女性週刊誌→働く女性週刊誌→ちょっと賢い女性誌という感じに変わってきて…。変わるのはいいけれど、それがあまりにも安易すぎるきらいがあって美しくないと感じてます。
 週刊誌というか雜誌の命であろう情報面でも、えぇ今頃コレを!?なのが増えてるしね…。例を上げれば、この特集の1号前にBBCシャーロックドラマネタを掲載してた体たらく。NHKの放映が昨年夏で、本国では2シーズンが放映されたタイミング。しかも、昨年秋と年末に発刊されてた『海外ドラマnavi』や昨年末の『このミス』で取り上げられた後。それだけ遅かった掲載なのに、内容といえば、『このミス』の足元にも及ばない薄さ…。それを読んでも、迷走さがうっすら見えた次第です。

<追記>
 いい記事やコラムも掲載されてるんですよ、AE◯A(伏字にする意味が無いですが^^;;)には。
 けど、ここ数年韓流スターネタ多かったりするのを見ると、どの年代・どの層を狙ってるの?と聞きたくなるんですよね…。それに関してはただ単に私の周辺に韓流スターファンが居ないから、分からないだけなのかもしれないですが…。
 
 

『90ミニッツ』三谷幸喜作/演出 大阪千穐楽感想

某所にて1/23公開

2回目に行って来ました!しかも、三谷作品で初楽日(笑)
 ちなみに…2回とも平日昼公演。なので、間を置かずな感じで休暇を取ってる状況。ダメ社員=社会人失格決定です(_;;

 今回は西村・近藤両氏のテンポが前回観た時より変化した?感じがありました。西村氏がテンポを上げて、近藤氏が落としてる気がしたんですよね。そのせいなのか、2人に対する印象が若干違ったかもです。何処がどう、と説明できるような大きな差異ではないので、ホントに言葉にするのが難しいのですが…。
 西村氏に対してはより生身の人間らしさを、近藤氏に対してはより大きな苦悩を感じました。特に、近藤さん演じる父親の姿が前回より解りやすく、より解りにくくなった気がしてなりません(何を書いてるのか本人にも謎…)。
 その辺については、もう少し書きながら整理したいと思いますのでお付き合い頂ければ幸いです(ってヲイ)。

 2回観たけれどやっぱり「答え」は出ませんでした。しかも、前回あっさり流してた台詞にハッとさせられたりして、困惑は深まるばかりです。一体どうしてくれる三谷幸喜!!、とちょっと怒りをぶつけたい気持ちになってる今現在。

 助かる命を助けたい。
 これが医師と父2人の命題でありその場で与えられる唯一の答え。
 けれど、それぞれの寄って立つ場所から出される方法は、その「答え」を否定しなねないもの。それが、それぞの倫理やエゴというならばそうなのかもしれないです。が、そんな大仰な言葉じゃなくて「立場」だったり「怖さ」の話なんだよなぁと今回思ったりしました。

 医師は患者を助けたいし、そうするのが医師の「立場」。けど、患者の許諾なく手を差し伸べた結果、その患者が不利益を被ったと訴えられるのが「怖い」。
 父親は息子の命が救われて欲しいと願う、そのためには必要な処置を願うのは親としての「立場」。けど、そのことで世間から疎外されたり、息子自身が負い目を背負わせることになる「怖さ」がある。
 どちらの立場も怖さも恐らく私たちは知ってるはず。知ってるから、もしかしたら自分も同じ立場になるかもしれないと思うから、もしかしたらこのお芝居は失敗なのかもしれないと思います。凄い飛躍なんですが、こういう怖さを見せるならば三谷幸喜の「覚悟」が見たかったです。どんな形であれ、整理されてなくてもいいから作家三谷幸喜が今現在表現しうる、「それに対する何か」を舞台上で見せて欲しかった。そんな風に今思いました。

 作品としては決して駄作ではないと思ってます。非常にコンパクトで緊張感が感じられたし、況や西村・近藤両氏も素晴らしかったです。けど、ホントに本当に分からないんですよ、このモヤモヤの正体が。
 ただなんとなくですが、『新選組!』の30話以降や『国民の映画』とか『コンフィダント-絆-』鑑賞後のモヤモヤとは、根本的に違ってる気がするんです。腑に落ちない感じがあるというのか…。
 このあたりついては、時間を掛けて考えていきたいところではあります。

 さて、西村・近藤両氏です。
 西村さん演じる医師は西村雅彦さんらしく、小市民で善良で出世欲や保身を考える「普通」の人。医者の倫理やモラルを正しく持ちあわせ、医療と患者両方の利益を懸命に考える人。更に、海堂尊小説で見られる「法と医療」の歪を過不足無く見せてくれます。いやもうね、あんな風に思ってたり、ああやって真摯に患者さんに向き合いながらも常に「医療裁判になったら…」と怯えてる医師の方多いだろうなと思います。それ故に、承諾書にサインを!と訴える姿がリアルなんですね…。

 次に近藤さん演じる父親。いやもうね、近藤さんの真骨頂かもしれないと思いました(特に2回目に感じた)。息子の命をどうにかして救いたい、その純粋な思いと同時に存在る保身や体面、世間から疎外される恐怖。だから、自分では決断できない。その愚かさなんかが緩々と見えてきました。自分が無いわけでなく、より強い存在(電話の向こうの奥さん)に判断を託すことでより安心感を得る人なのかもしれない。もしかしたら、彼は心から好んで彼の集落で暮らしてるわけじゃ無いのかもしれない、と2回目は感じました。それは、近藤さんの演じられたテンポが変わったからなのかもしれません。
 でもやっぱり、「三秒を後悔」という台詞はあて書きの妙だと今回も思った次第です。

 今回、久しぶりに同じ舞台を2回観ましたが、やっぱりナマモノ故の面白さはあります。短い時間でお芝居が変化するの事は勿論、観客の雰囲気でも随分印象が変わるとうアタリマエのことに気付かされました。

 そして今日の怒り。最終版の緊張感溢れる場面で携帯を鳴らした女性!!!何を考えてるねん!!携帯鳴っただけでも最低なのに、鞄に入れた場所を憶えてなくて延々まさぐって延々音鳴らし続けるってどういこと?!音が鳴った時点で即外に出るかしろよ!!!

 正直、大阪のお客さんはドンドン質が下がってる気がします。これだから、大阪公演減るんだよ…。

『90ミニッツ』三谷幸喜作/演出 鑑賞

某所にて1/18公開

三谷幸喜脚本/演出の舞台『90ミニッツ』の感想です。

 「三谷幸喜大感謝祭」のトリを飾る今作。あの傑作『笑の大学』の脚本家と役者が揃っての新作、と聞いた時から「絶対行かねば!!」と決意してワクワクしてました。
 それなのに鑑賞中から今もって見事に困惑中です(苦笑)。

 三谷さんがインタビューで「今回は『笑い』がないシリアスな作品です」とおっしゃってましたが、ホントその通りでした。脚本・役者が意図した「笑い」は全くありませんでした。その上、何か宿題を渡されたかのような感じが残ってます。三谷幸喜は一体何処に向かうのか?こういう方向に舵を切るのか??かそんなことすら思わされたりです。

 「笑い」についてですが、皆さん笑いに来たんだなと感じた場面がありましたそれが、言葉の重複だったり立場を変えての言葉のやり取りだったりした場面だった事にちょっと違和感がありました。なんだろう、少しでも「齟齬」(脚本・演出上で計算されてる意図があっての)があれば、それを「笑う場面」だと思って反応する。同じような場面で「笑い」があったのは、そういうのが「三谷幸喜の笑い」と思い込んでるからなんだろうなぁとか思ったりしたんです。
 脚本と役者さんと演出の意図は解りませんが、私は「笑う」場面じゃないなと感じたんです。どちらが正解かなんてホントに本当に分からないのですが…ちょっと気になった部分でした。

 宿題というのは、エゴとか倫理とかについて。作品のテーマそのものですが、やっぱり見てる間も見終わっても「どうすればいいのか」「これについては、自分なりの答えを出さなきゃいけないのかも」と思わされてしまいました。
 この作品がシンドくて綺麗な纏まった感想が出てこないのは、きっと何も答えが提示されないからじゃないのかと思うんです。三谷幸喜の解答が無いからじゃないのかと。確かに、ある意味三谷幸喜らしい「幸せ」な結末でした。が、果たしてあれは、望みうる最高の答えなのか??と。
 命、信仰、職業上の倫理や義務、親の義務と愛情、其々のエゴ。舞台で見せられるそれらは、私達の日常に転がってるなのに、イザという時にしか直面しないモノばかりなんですよね。非日常にだけ現れる、日常的に飼ってるモノたち。どちらかというと、こっそりひっそり奥で動いてることに気づきながら、見ちゃうと痛いし汚いしどうにかしなきゃいけないから「見ない、居ない」ことになってるモノたちな気がします。
 それをああやってNonStopで見せられる(いや能動的に観に行ってるですが^^;;)と、否が応でも自分の中を覗いちゃう。だから、こう無性にモヤモヤが残ってるんだろうな。

 三谷幸喜は一体何処に向かうのか?については、『国民の映画』もしかすると『コンフィダント-絆-』からかな、何となく今までの三谷幸喜舞台から舵を切ったのかな…と思ってます。
 なんだろう。投げっぱなしな感じがするのかな。舞台上に綺麗でスッキリした解答とか結末を敢えて見せてない感じというのか。答えは観てる人が探せばいいさ的な感じというのか…。そう言えば、『新選組!』でもそういう雰囲気があったよな…特に山南と土方の対立や「ある隊士の死」とか40話以降の近藤の佇まいとかに(^^;;。
 恐らく、鑑賞後「スッキリした!面白かった!」を求める人には物凄く物足りないのかもしれないと思います。なので、この作品も凄く評価されないだろうなぁとかとも思ったりしてます。実際、一緒に行った相方の感想は「『国民の映画』も今作も三谷幸喜らしくない。延々同じテンポでやられても…。最後の最後に何かあってくれると期待したのに、あの終わりだと観客が納得しないやろう。脚本が責任から逃げてる気がする。だから、見終わってスッキリしない。こいうテーマを使うならもっと熟すか直球でやらんと難しいと思う」と酷評に近いものでしたし。
 ただ、私は意外とすんなり受け容れてるんですよね。演劇史に残らなくても、今こうやってグタグタ考えさせてくれるのは嫌いじゃない(^^;;。今、何も裡から出てこなくても、もしかしたら死ぬまでに何か思いつくかもしれないし、それはそれでもしかしたら楽しいことなのかもしれない、とも思ったりします。

 しかし、輸血拒否をある意味直球で舞台に乗せた事には吃驚しました。見終わった人の感想は殆どその件だったよorz

 今回は近藤芳正さんがホントによかった!!最後の最後の台詞はあて書きの妙だと思います。あの台詞を言わせるが為だけに、西村雅彦さんにあの決断をさせたんじゃないだろうかと穿った見方をしちゃうくらい印象に残りました。ただ、相方は全く残らなかったそうですが…。

 最後に毒吐きますが…。
 三谷幸喜は自分の作品を見に来る客のレベルを、高く見積もり過ぎじゃないか????もっと下世話だったり解りやすかったり愉快だったりを好きな人の割合が、高い気がするぞ!!
(↑自身を高い棚にあげた発言なのは、百も承知!!)

<追記>
 この5日後に二回目行きました。その感想は別項で。

追記色々

 ここに書いてた事柄について、その後知ったこと気づいたことなんかを残したくなりました。その項に追記しても良いのですが、何となく時系列が違う気がするので別途書いてみます。と言っても、ホントに本当に大したことじゃないのです(^^;;。


◯うた☆プリ♪
 リピのレンルートで、レンが「俺の腕を切れ」的な事を言う場面があります。あれって、もしかしたら『絶愛』by尾崎南のパロなのか?!と思ったりします。これに気づいたのは、藤本由香里著『私の居場所はどこにあるの?』で尾崎南に触れてた箇所を読んだ時。あれ、南條晃司って…超有名なあの場面って…と思いだした次第です。
 ちなみに、『絶愛』については、一番盛り上がってた時期に散々あちこちで語られてる(凄い、凄すぎて笑うしかない世界とか云々)のを読んで、ダイジェスト的なものをさらっと読んだ感じです。
 しかし、うた☆プリ♪はもしかしたらコラージュの要素あったりするのかも?と思い始めました。その辺、どなたか分析されてないかぁ。
 そして、先輩お嬢さんよりアニメ2期始動との情報が。ゲームとリンクしない形のアニメ化ならちょっと楽しみかも!恐らく、ST☆RISH結成後の話になるだろうし、そうなると新しいLIVE絵や曲なんかもあるやもしれない!と思うとかなり期待です。


◯妄想探偵
 公式の予告動画と新聞のラテ欄での紹介記事で観るのやめました(苦笑)。あんなの桑幸じゃないです。なんで、原作の面白さの元を壊してまで、一般受(皮肉)しようとするのか?そういう方向でドラマ作りたいならオリジナルでやればいい。と見てないのに思います。
 桑幸の妄想は今まで人生で虐げられまくって(それも桑幸)結果の被害者意識と、自己認識できず肥大化した欲望との卑小かつ救いようのないモノなんですよ。それなのに…。大体、原作桑幸は見た目がヨロシクないから、更に被害者妄想が強いのであって。ドラマ予告編に見られるように女生徒達にキャーキャー言われるタイプじゃないですよ…。なんだかなぁ。
 てか、あのドラマで一定数居る原作ファンを逃してまで掴めるのは、一体どの層なんだろうか…。分からない…。


◯BBC版シャーロック
 相変わらず、原語版をチマチマ楽しんでます。時折、NHK吹替版を見返したりしてます(かれこれ3−4回リピってる気がする)。角川書店から春に出ると言われてるDVD待なんですが、詳細情報が一切ないので本当に発売されるのか!?と心配だったり。
 原語版の方ですが、えぇ無駄に楽しい!!!何となくニュアンスが吹替版と違う感じがして、色々脳内補完がされていってます。恐らく絶対に間違った補完ですが、楽しい(ってヲイ)。NHKさんには一刻も早く2シーズン放映いただきたい気分です。まっ、放映前にUSのiTunesで出たら買いますけどね☆
 そして、原語版でツボったのが『死を呼ぶ暗号』でジョンがアルバイトを決め事をシャーロックに報告する場面。単語だけのやり取りなんですが、もうホントに楽し過ぎてどうしようかと(笑)。この場面に関しては、絶対原語版のほうが楽しい!(他の場面も原語版の方がいいのは当然なんですが)。兎に角ね、ジョンが無駄に可愛いの…。お陰で、マーティン・フリーマン主演の映画DVD買っちゃっいましたよ…可愛いんだマーティン・フリーマン。可愛いといえば、ビルボなマーティン・フリーマンがこれまた無駄に超絶可愛いの…一体どうしたんだろう、私。ってくらいクラクラしちゃうくらい可愛い(こうしてまた好きな英国役者が増えるんだよ…どうしてくれるBBC)。


◯父
 先日、要介護1の判定が出て一安心。3月末までリハビリ入院できるとのことですし、随分気が楽になりました。父は介護用品のカタログを見て、何を買おうかウキウキ思案してらっしゃいます(苦笑)。いや、元気なのはいいんだけどね…もう少し落ち着こうかね…と娘は思いますです。

2012年1月28日土曜日

欲望って凄い(笑)

某所にて3/4公開

 二次創作について触れてます。それについて、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮ください。
 微妙な話題かもしれませんので、日にちを遡って公開します(ヘタレですみません_;;;)

2012年1月15日日曜日

桑幸がドラマ化?!まさか?!あれをですか?!

某所にて1/10公開

読書メーターで引っ掛けた情報です。

 えぇっ!!あの底辺大学勤務で、三流文学者で、怠惰が身上で、一応辛うじて専門は太宰なのに「近代文学者総覧」で太宰を担当できずで、誰も知らない駄洒落作家と無名の童話作家の項担当になって不貞腐れ事件に巻き込まれてたりしてた、知る人ぞ知る桑潟幸一郎。が、更なる底辺大学に華麗に転職して、変わりもの揃いの文芸部員達とどーでもいい謎に肉薄する超絶どうでもいいミステリーな『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』がドラマ化するそうですとな!!!!
 読書メーターで知った時は、まさかっこれを何故に?!な気分で一杯になりました、私。

 原作は芥川賞受賞作家な奥泉光氏の最新作『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』。「スタイリッシュ」さ満載の表紙イラストは、前作『モダールな事象』で桑幸を知ってる者には「表紙詐欺ですか?!いよいよ文藝春秋社もこういう詐欺商法に手を出しましたか?!某執事探偵で売れた小学館の二匹目のドジョウ狙いですか?!」としか思えなかったのです。
 確かに、書店であの表紙を見た瞬間には「もしかして、私の知ってるあの桑幸とは別人28号の同姓同名の桑幸が主人公なんでしょうか?奥泉光さんが売れ線ど真ん中を狙って出したんでしょうか?!某執事探偵路線を行くのでしょうか?!」等と邪推しました。が、一度頁を捲るとそこに居たのは、やっぱりあの桑幸。期待を裏切らない奥泉光氏が素敵っとニンマリしたのです。
 だからこそ、あの表紙に騙されて買った方はお気の毒に…の言葉しかかけようがなかったりです。

 今回のドラマ化も驚きましたが、他に驚いたのが『このミス』順位。確か20位以内だったんですよね、この作品。確かに一昨年の『シューマンの指』は上位に食い込むのも納得でした。が、今作が数多あるミステリー小説を押しのけて17位前後って(絶句)。選考員の方々はどんだけ奥泉光が好きなんだっ!!と書店の端っこ(で心の中)で叫んだのもいい思い出です。いやホントに。

 この項かなり口が悪いですが、ハッキリ言って私はこの作品大好きなんです。奥泉光のこういった遊びのある、著者自身が楽しんで書いてるような、懐に余白のあるような作品は読んでいて楽しくて、静かに幸せになれる感じがあります(『鳥類学者のファンタジア』とか)。
 今作もホントに読んでる間じゅう楽しく遊ばせてもらいました。桑幸の言動や地の文に突っ込んでみたり、今時の女子大生会話に笑わせてもらったり、他では中々味わえないオモロオカシイ読書時間でした。

 突っ込みどころといえば、やっぱりコスプレ。今時、コスプレくらいでは驚きませんよ、流石に。けどね、コスプレキャラが影艶やウテナって(笑)。初出が2009年ですよ!流石に今の女子大生で影艶は無いだろう、影艶はと(オンタイムで知ってる私ですら、一瞬何の作品だっけ??とググりましたものを…。ちなみに、高河ゆんの「アーシアン」の黒髪の方です)。一体奥泉光さんは何を思ってそれを選んだのかっと小一時間問い詰めたい気分になりましたですよ。

 この作品は、そんなネタが作中あちこちに放置されてるわ、ミステリー部分もきちんと構築されてるわ、キャラは相変わらず取っ散らかった面白さだわ、奥泉光ならではの饒舌体が冴えてるわで心底大好きです。まぁ好き嫌いがはっきり別れる作品であることは間違い無いですが(^^;;。

 でそんな作品をワザワザ実写化するそうです。しかも、桑幸役が佐藤隆太さん。かなり格好良過ぎるんじゃないかなぁ。桑幸はもっと油ギッシュで薄い髪の毛で締まりのない体系な気がするんですが。佐藤隆太さんというより、ぬっくんこと温水洋一さんのほうが桑幸らしいと思うんだけどなぁ(ぬっくんは好きな役者さんデスヨ)。

 奥泉光作品の映像化は恐らく今回が初めて。『鳥類学者のファンタジア』とか他にあるのに、いい作品。なのに、これが初映像化…。奥泉光らしいちゃらしすぎるのが、なんともではあります。

 期待せずに第1話は録画して観てみようかなぁとは考えております。

<追記>

 ホントにこの小説好きなんですよ!てか、桑幸シリーズは好きなんですよ!!てか、奥泉光作品が好きなんですよ!!と念のため書いておきます。
 
 ドラマの予告を見た印象では、桑幸が若くてステキな准教授になってるのが納得いかないっ。凄く納得できない…。この作品を映像化するのだったら、ちゃんと根性決めて原作通りのヘタレ小汚い中年路線でやらんかい!と思いましたです。桑幸の魅力はね、あの人としてすら駄目な部分にあるのよ!他の小説なら良くて被害者下手すりゃモブキャラ扱いな薄〜い存在感が、奥泉氏の筆だからこそ主人公として成立してるんだから!それを、若い小奇麗な俳優さんが演じるなんて!!桑幸に失礼と思わないの?!(てか桑幸は曲解に曲解を重ねて袋小路に入ってることすら気づかずに、誇大妄想自己増大でウシウシ喜びそうな気がするのが…これまた桑幸か)
 映像化で気になるのが、コスプレ☆勿論、女子大生達の意味不明かつ濃い設定は生きてますよね?!製作者さん☆


『ハリー・ポッター 死の秘宝 Part2』感想


某所にて1/4公開

クリスマス前に先輩お嬢さんから借りた『ハリー・ポッター死の秘宝Part2』のざっくりとした感想です。ホントなら年末までに上げるべきだったのですが、ワヤワヤとしてたので今頃になりました。

 あらすじ及び分析等はファンサイトさんや映画感想サイトさんなどを見ていただくほうが、わかりやすく丁寧なのでこちらでは触れません。てか書けませんので、その旨よろしくお願いしますm(__)m

 全体の印象としては、画面が暗い!!!に尽きました。恐らく、映画館で観てたら然程気にならず、逆に最終話に相応しい重い空気を堪能できたのだと思います。が、TV画面だと…単に暗くてディテールがはっきりせず、一体何が起こっているのかが全くわからない時間が多かった気がしました。そういった意味では、非常に勿体無い!!!
 また、シリーズ全体で感じたのは「原作読んでないと何がなんだか…」だったこと。小説の映像化だと何処をどう切り取ってどう見せるのかで、原作ファン並びに映画ファンの賛否が別れちゃうと思うんです。その上で、原作とは別の映画作品として成立してるかどうかってのが更に分岐点になるので難しいとは思います(※)。が、今シリーズについては「時間軸飛びすぎ…。一体なんでこういう状態になってるんだろう????」が多かったかなぁと。しかも、登場人物が多いので原作読んでないと誰が誰かとか、関係性とかが見えにくかったような気がしておりますです。
 (※)『風と共に去りぬ』は非常に巧く映像かした映画だと改めて思ったり。HPシリーズと比較される『The Load Of The Rings』三部作は、DVD補完があればこそだったなぁ。映画だけだと若干飛び過ぎたし原作未読者には分からない部分も多かったと思われる節もありますし(サンプル:相方)。先日観た『ゴーストライター』は巧く昇華して映画ならではの解釈もあって、良かったと思われます。

 ただ、進行形であった小説を同時進行に近い形で映画化したのは凄いですし、子役の成長も本当に見事にリンクできたのは奇跡に近いと感じてます。何より、無事完結できたことに拍手を送りたいとおもうのです。
 そして、英国役者オンパレードだったのも、素晴らしかったですよ!!それについては、ホント多彩(多才)な英国役者をああいう形で観せていただけたのは、感謝の一言でしか有りません。

 物語への感想ですが…。スネイプが主役だよね!!でした(笑)。スネイプ(アラン・リックマンLove!!)視点の『ハリー・ポッター』をスピンオフでやってくれまいか!?と思ったくらい、素敵でしたよ!!
 主役なハリーについては、最終話でもあまり好ましくないキャラクターなままだったので、彼の苦悩や活躍なんかについては「ハイハイ良かったよかった」で終わった次第です。
 そして、最大の悪役がダンブルドア校長だったと(^^;;。ヴォルデモートにしてもスネイプにしてもハリーにしても、結局ダンブルドア校長に踊らされてただけだった、な結末だったような…。まぁ、自分の才能しか愛せない人って人格者に見せるのお得意だものねぇぇぇとか思った時点で、この物語を語る資格が無いのかもしれませんです、はい。

 以下箇条書き感想

・ハーマイオニーがベラトリックスに変身してるという場面。あれってヘレナ・ボナムだよね??エマ・ワトソンの特殊メイクじゃないよね??と一瞬混乱したくらい、ヘレナ・ボナムの表情とか佇まいがハーマイオニーでビックリでした。初々しさとか少し腰が引けてる様子とか、オドオドしてる表情とかがホント社会経験の少ない優等生な17歳だった!!巧いよなぁヘレナ・ボナムと溜息。
・ハーマイオニーが居なきゃ、ロンとハリーは死んでるよなぁ(苦笑)
・ロンがとことん良いところ無しだったのがとてもとっても残念。
・ハーマイオニー×ロンの待望のKissシーンは、非常に唐突だったのでおばちゃん吃驚…。
・にもかかわらず、ロン君の掬い上げるようなKissにトキメキまくりでした。いやぁ覆い被さるKissもいいけれど、ああいう下から乞うように縋るように行くのもいいよねぇとドキマギしたアラ40でした。
・特典映像のハーマイオニー×ロン。なんであれを本編で使わなかったのか!ロンとハーマイオニーの関係性が見事に現れてるのに!!(情けないロンと男前なハーマイオニーという美味しすぎる関係性が!!!)
・スネイプ先生の演説に耳を奪われましたでございます(笑)。アラン・リックマンの美声はホント素敵すぎて、どうしたらいいのか分からなくなります。あの声こそ魔法だよ!!
・マクゴナガル先生vsスネイプ先生!!マギー・スミスvsアラン・リックマンだよ!!!と無駄に心が狂喜乱舞してございました。マギー・スミス格好良過ぎです!!
・マクゴナガル先生が生徒に「思う存分爆発してよろしい」的な発言をした場面。これまで手を焼いていた生徒に活躍の場面を与えた感じがして、非常に好ましい教師像でした。そして、その時の口調が「こんな時だから仕方ないのよ」とか「お好きなようにおやりなさい。得意でしょう…」な見守りつつ諦めつつ窘めてる感じがして、大好き。言葉にこういう感情をきちんと乗せて伝えてくるマギー・スミスがホント大好き!!
・マクゴナガル先生の「この魔法一度使ってみたかったの」な場面。うきうきワクワクしてるマクゴナガル先生が可愛くて可愛くて仕方なかったです。えぇ当然、マギー・スミス、可愛いすぎ!!!可愛いぞマギー・スミス!!!!と悶えながら4-5回リピりましたよ。今回リピった回数一番多かったのはこの場面です(笑)。
・防護魔法が広がる場面は、兎に角綺麗でした。剥がれ落ちてる場面も悲しさとやはかなさがあって好き。なので、特典映像でこの場面に触れられてたのは、とても嬉しかったです。
・スネイプ先生の幼少期キタっ!!可愛い…。
・アラン・リックマン独壇場!!兎に角、声が良いものだから聞き惚れるしかありませんでしたよ。素敵だよなぁアラン・リックマン。
・19年後の3人。あまり老けメイクじゃなかったよね、特にハーマイオニー(苦笑)。ただ、思いっきりロンが尻に敷かれることだけは分かりました。それで私は十分ごちそうさまな気分でした。

・特典映像は子役達を心から見守ってた大人達の姿が印象的でした。ヘレナ・ボナムの言葉は重かったなぁ。
・カウントダウン映像のスネイプ先生とヴォルデモートの中の人のショットがかわゆくて萌えました(笑)。結局のところ、英国役者バンザイってことなのでしょう、私は。

・先輩に「アラン・リックマン男前」伝導中。どうしてもスネイプ先生のジトッなイメージしかないようなのが悲しいのです。なので、事ある毎に「アラン・リックマンは男前なんです!!!!凄い男前なんです!!」と言ってるのです。が「貴女の『男前基準』がねぇぇ」と冷たいんです…。ごめん、アラン・リックマン…(何故に)


<追記>
 ハリポについては、英国俳優総カタログ的な楽しみ方をしてました。なので、作品そのものを評価できない鑑賞者。
 ただ、ハリーについては、貴種流離譚とはわかっていても、「それはあまりにもどうなのか?」と『賢者の石』原作を読んで感じたままの変化することなく最終話を見てしまった気がします。かと言って、翻訳の不備が指摘される原作を読もうとは思わないし…。きっと、そういう鑑賞者多いんだろうなぁ。
 原作未読者が映画だけであれやこれや語るのって、やっぱり既読者からしたら嫌だろうし(私がそういうタイプなので^^;;)萌た箇所の感想だけになったシリーズでした。

あけましておめでとうございます

某所にて1/1公開

昨年、友人から招待を受けたSNS。ボチボチのんびりペースではありますが、無事新年を迎えることができました。これも偏に私生活・会社生活・Webなどで暖かく交流してくださる方達のお陰だと感謝しております。
 今年も不精だったり、不愛想だったり愚痴ったりと近くにいる方達には、思いっきり迷惑をかけることと思いますが、叱咤激励、指導いただけると幸いです。てか、何卒本年もご愛顧いただきたくよろしくお願い申し上げる次第ですm(__)m

 さて、年末年始の挨拶が今日この時間になったのは他でもなく、12/30~2泊3日青森旅行だったからです。スキーやボードが目的(滑れないです^^;;;)でなく、温泉がメイン。だったのに、何故か十和田奥入瀬、蔦温泉旅館周辺を雪中行軍しまくりでした(笑)。えぇ非常に面白く、楽しく、美しく、幸せな年越しだったです。

 年越し番組は、Eテレの『0655』『2355』拡大版スペシャル(笑)。個人的に、Eテレのあの手の実験的な番組大好きなので、思わず見入りました(^^;;。いや、ホントまったりとした年越しだったかなぁと思ったり。

 クリスマスイブ(何故にこの日…)に実父が軽い脳梗塞で入院したものの、幸いにして点滴とリハビリで日常生活に戻れそうな状態です。発症から3日目であったものの、梗塞自体が小さかったせいで、かなり軽い部分であったことはホントに本当に幸いでした。ただ、詰まった部分が運動神経が集中してる場所らしく、若干不自由さは残るようですが、それもリハビリでなんとか日常生活を送れるまで回復できるかもしれないとのことです。
 父の病状が軽かったお陰で、以前より計画していた旅行も割合気楽に行くことができました。父の運の良さと身体の強さにこの時ほど感謝したことはありませんでしたよ、ホントに。

 今回の旅行については、もう少し落ち着いたらまとめたいと思います。

 今年も、こんな感じで相変わらずまとまりのない日記になると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m


<追記>

 松の内を過ぎたタイミングでこれを転載するのはどうか?とは思いましたが、一応書いてることが若干こっちとは違うのと、Eテレの『0655』『2355』について少しだけ書いておきたいとも思ったので上げます。

 『0655』『2355』は意外にツボりました(笑)。31日23:45-旅館のTVを点けて、ザッピングしてたら偶然引っかかたんですよね。で思わず相方と見入りました。淡々としてるんだけど妙に凝ってて、アイデアがとても馬鹿馬鹿しいのに冴えてる感じがありまして。言うなれば『ピタゴラ装置』とか『にほんごであそぼ』ラインのEテレ番組。Eテレは教育テレビ時代から好んで観てて、実験的と言うかNHKや民放では作れない(流せない)面白い番組作ってるよなぁと感心してたんです。なので、そういう方向性が変わってないことがとても嬉しかったりもした年越しでした。
 この番組、どうやら毎日放送してるそうなんですが…。録画してまではなぁと思わせる緩さも好みだったりです(笑)

柳家三三×北村薫『空飛ぶ馬』

某所にて12/18公開

北村薫さんの書かれる小説が大好きで、氏の作品群で最も好きな『円紫さんと私』シリーズを落語家さんが一人舞台として演じる舞台を観に行ってきました。
 ぴあからのDMを見た瞬間、行かなきゃ!!と即日でチケット入手しました(公演間近だったせいで残席少なかった…)。

 行くと決めてから、本棚から原作本を出し再読するという入れ込みよう。余談ですが、大学時代に偶然手にとってから10回は下らない回数読んでる文庫本です。そのせいで、カバーがボロボロだし汚れはついてたりします(^^)
 閑話休題。今回の再読では、「私」が取り敢えず可愛らしく微笑ましく美しく感じました。読んでる間じゅう「私」の言動にずぅぅと微笑みっぱなし。きっと、私が円紫さんの年齢に近づいたからなんだろうなぁと思ったり。そして、「私」が過ごしている「今」が、私にとって漸く「過去」となり、それ故に懐かしく美しく思えるようになったからなのかもしれないです。やっぱり、年取ったんだなぁ(笑) 

 そして、作中に散りばめられている色彩の美しさに目を奪われた今回でした。なんていうだろう、綺麗な川の底に色んなビー玉や石があってそれが空から降ってくる光でキラキラしてる。当然、自然の光だから影も陰もあって、それが更に色に深みを与えてる。そんな風に感じました。

 収められてる5編とも大好きなんですが、やはり「赤頭巾」の粘りのあるひそやかな悪意や「砂糖合戦」のちょっとした道を踏み外してる怖さは、なんとも言えない暗さを感じて印象深いです。この2編を読むだけでも北村薫という作家が、甘いだけの作風じゃないと思うんですよね。

 長い前置きはこのへんにして、本題の「柳家三三×北村薫」の感想です。

 語り始めた瞬間、言葉の美しさに不覚にも涙がでました。ホントに言葉が簡素なのに美しく響き過不足が無いんです。私の「北村薫作品」に抱くイメージはそれなんですです。そのイメージが、舞台上で音して表現されてることの幸福。
 「私」と正ちゃん恵美ちゃんの会話はちょっと違和感があったものの(女形っぽい感じがあって^^;;)、十分許容範囲の演出だったと思います。

 柳家三三さんが原作をお好きで原作を大切にされてるという言葉通り、とても丁寧に大切に原作を扱ってくださってました。それって、原作好きにとっては幸せ以上の幸せなんです!!勿論、心の登場人物とは違うんですよ。けれどね、違って当たり前なんです。その違いが原作無視からくるのか、そうじゃないのかくらいは一観客にちゃんと伝わるんです。そして、今回の公演は観てる間ずっと「好き」を感じたんです。それがどのくらい凄いことか!!!
 なおかつ、今回の公演は柳家三三さんの円紫さんや「私」を教えてもらったな、柳家三三さんの円紫さんと「私」はああいう感じなんだなぁなんてことを公演後思いました。しつこいようですが、これってホントに凄いんですよ!!(好きな作品が蹂躙されて別作品になってしまい涙したことは、多くの方が経験あると思いますが…)
 
 今回行って本当に良かったなぁと思ったのは、柳家三三さん演じる円紫さんの『三味線栗毛』を聞けた事。落語には縁遠いので、作中で演られる演目が分からないんですよね(^^;;。なので、一席まるまる円紫さんの高座として見せてもらえたので、更に再読が楽しくなりました。しかも、北村薫さんが小説で演出されてる『三味線栗毛』とのことなので(アフタートーク談)貴重というか、ありがたいというべきなのか。巧く言葉が出ないのですが、心が満たされた感がとってもしてます。

 次回公演(『砂糖合戦』!!!うきゃうきゃ^^)のチケットも今日買いました。次回の最大のお目当ては、北村薫さんと柳家三三さんのアフタートーク!!!!大好きな作家さんのお話を伺える機会なんてそうそう無いし、それが好きな作品のアフタートークだったら「行かなきゃいけませんっ」な勢いです。北村薫さん作品を好きになって20年近くになりますが、やっとそういう機会に巡り会えたなぁとニマニマしてます。ただ、ニマニマする対象が作家さん(しかもかなりのおっちゃん^^;;)なのが、女性としてホントにどうかと思うんですが…。やっぱり敬愛する作家さんは作家さんだから!!!と意味不明な勢いで納得しておりますです。

 あぁ来年3月が待ち遠しい!!! 

エア恋愛

某所にて12/10公開

 先日、某週刊誌の取材を受けました。某誌が行ってるWebアンケートに答えたら、メール連絡がありまして興味本位と好奇心で電話取材を受けた次第です。
 そのテーマは「エア恋愛」。

 取材後の感想は、ごめんなさい、絶対某誌のお役には立ててませんよね…時間だけ使わせてしまいごめんなさい…でした(苦笑)。だって…先方が期待してたのと270°位違ってたみたいなのが、あからさま過ぎて。一番違ってたのが「エア恋愛」の定義。正直、アンケート記載内容で分からんか???と突っ込みそうになりましたくらいでした…。私は、ドキドキしたりときめいたりするのも「エア恋愛」だと解釈して回答し、先方はそれ以上の事と定義してたみたいです。そりゃ、根本から違ってるんだから絶対合わないよぅと取材途中で感じましたです。
 先方さんは対象の相手とどんな風にイチャコラしてるのか、そのことで配偶者に罪悪感を感じないのか、夫婦関係と関係があるのか、とかいう辺を突っ込んで聞きたそうでしたし、実際その手の誘導はされました。が、私としてはひたすら「片思い状態」や「本の話(感想とかお薦め)やお芝居や演じた役の解釈なんかをゆっくり話す時間を共有したい」とか「肉体的に言うならば指の綺麗さとか視線の色っぽさに目が奪われる」とかの明後日方向の回答を繰り返すしかありませんでした。誘導されても、出ないんですよその手の想像が。小説で18禁ネタは読んでるし、語彙はないことはないです。けど、想像や欲求がないからデテコナインデスヨ…。
 配偶者への罪悪感云々関しても、私の「エア恋愛」がそんなんだから罪悪感なんて全く無いし、変な話「エア恋愛」の対象者は相方全員知ってるってば…と。てか、それがネタで相方と結構会話してるし…。相方も「脳内で萌えたり、俺とか親しい人に話ししたり、好きな相手の舞台や映画行ったりDVDや雜誌を集めたり(常識範囲内で)してる分には周囲に迷惑じゃないし否定しないわ。ま、俺には十分迷惑かけてるけどな(笑)」なスタンス。お陰で、ホント取材して下さった方には申し訳ない気分でした。

 「エア恋愛」についてですが、私の恋愛経験が壊滅的に少ないので(てか、初めて付き合った人と結婚して今も生活続けてるような奴にどんな恋愛経験があるというのか…)、脳内恋愛するにも限界があるんですよ!!と開き直ってみます。元々、二次元キャラ同士でイチャコラさせてたり、役者さんにハマっても彼ら彼女たちの関係性に萌えてたりしかしてないんですよね(完全にヲタ女ですな)。一応、アンケートにもそんな事を一般的な感じで薄めて書いてたのに…。なんで、あんな濃ゆい方の取材をしようと思ったのか!?と疑問に思いましたです。
 大体ですよ、自分と好きなキャラや役者さんとイチャコラしたいとは思いませんよ。何のために、美男美女のドラマや映画やアニメがあると思ってんですか…。あ、ちなみにヒロインに自分を重ねたりってことも全くしたことないです。流石にその辺、悲しいかな己を弁えてるつもりです。
 
 下で誰と結婚したら~とか書いてますが、あくまでも関係性や日常生活止りの妄想や想像です。だから、相方や先輩とネタとして話せるんですよね。

 しかし、頭の中で好きなキャラや役者さんとイチャコラできる人ってある意味物凄く羨ましいなぁと思います。そこで、物語が完結できる潔さが感じられるのがちょっと羨ましい。完結できるから引きずらなくて良い気がするし。過去作品なんかをズルズル引きずってる身としたら、なんか身軽そうでイイなぁとか思ってしまうのです。その反面、それって好きな人を消費してるんじゃないのか?という疑問もあるし…。否定するわけではなく、単に物語がそこで一度終わる気がするんですよね。関係もそれだけだと続かないというのか…。すみません、その辺恋愛経験値のなさが露呈しておりますです。そこから始まったり深まったりする恋愛もあるのは、小説とかで読んでるし知ってはいるんですが、自身に巧く置き換えられなくて…。

 これがどういう形で誌面になるのか、ちょっと楽しみではあります。ああいう方向性になるんだろうなぁとは予想してますが、それを裏切ってくれるような内容だといいなぁ。

<追記>
 先方より掲載日時等連絡をいただきました。が、やはり私のは不採用だったそうです(笑)。だから、なんでアンケートで分からないかなぁ(苦笑)です。

 取材されてる方のお話を伺って、エア恋愛ってそんなに激しいのか?!と吃驚しました。デートしたりHしたり…とかホントに普通の恋愛状況を脳内でやってるんだ!!と眼から鱗でした。正直、そういう欝陶しいのって(ヲイ)現実だけで十分だよ、私は…な気分なんですが(^^;;。
 てか、ぶっちゃけ触感とか匂いとか肌触りとかを、どうやって脳内で処理してるんだろう?!そんだけ皆さん経験豊かなんだろうか????それとも、そんなのお構いなしで無味無臭無手触りなお人形さん状態で、デートとかHとかを脳内で展開されてるんだろうか??とそっちに興味がいってしまうんですが…。私が脳内で展開できるのって、リアルの経験値が不足してるからなのか、やっぱ二次(小説、マンガ、イラスト)止りだなぁ。文書やイラストでイメージが喚起されて悶えることはできても、自分で妄想・想像するには限界があるのかもです。

 今日、本屋で立ち読んだ雜誌『KOTOBA』に載ってた、上野千鶴子×北原みのり対談の中で「女をおりる」という表現がありました(女をおりてる上野千鶴子とおりてない北原みのりの噛み合わなさが妙に面白い対談)。多分、私は既に「女をおりて」るんだと思います。エア恋愛してる人って、もしかしたら「女をおりる」ことを潔しとしないタイプなのかもと今思ったりしました。

まずはご挨拶

 松の内が過ぎた今日に2012年最初の投稿です。恐らく、今年も昨年同様ズレたタイミングで色々書いていくと思います。相変わらずな「ぺぎろぐ」ですが、今年も何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m
 また、こんな辺鄙かつグタグタな場所にもかかわらず訪れて目を通してくださってる方には、感謝の言葉もありません。本当ならコメント欄なんかも開放した方がいいのでしょうが、投稿のみならず色々タイミングを逸してる体たらくです。そのため、逆に失礼になりそうな気もして…。小心者で申し訳ありませんです。


 こんな挨拶だけでも何ですので、年末年始について少し残しておきたいと思います。


 父入院にもかかわらず夏に予約した「年末年始を蔦で温泉三昧!!」旅行は、決行しました(笑)。念願通りの温泉三昧で心身共にふやけちゃうくらい、のんびりゆったり過ごしました。とは言いつつも、人っ子ひとり居ない雪の奥入瀬とか蔦沼とかを雪中行軍したりはしてました。蔦沼の雪中行軍では、八甲田山雪中行軍遭難たるやかくあらん!!な気分を味わったり、奥入瀬では先人達が切り開いた道(ほぼ獣道並^^;;)をありがたく使わせてもらったりして、楽しく身体を動かしてた次第です(しかしなんで相方との旅行は、毎回どこへ行ってもどの季節でもトレッキングがデフォルトで付いてくるのか…)。
 
 年明けは取り敢えず、父関連で市役所に足を運びました。役所の仕事始と職場休みがかぶって助かりました。働いてるとと役所関係手続きはちょっと面倒くさい、と初めて感じたりです。とは言っても、公的機関に土日も働けとは言えないよなァァとも思うし…複雑ですね☆
 介護保険制度は認定までに時間がかかることにビックリでした。費用も遡及できないとか言われたし…。費用の遡及制度があれば申し分ない制度なのになぁとか。そして、高齢者の高額医療費制度につては案外簡単なもので拍子抜け。通院時の適用・返金は申請しなきゃいけないそうですが、入院時に関しては自動的に処理してもらえるとのことで気楽になりました。


 今年は、恐らく私の両親関連で右往左往しそうな気配が濃厚です(_;;;。予想ではもう少し後だったんだけどな…人生ってままならないと改めて。


 こんな重い話で終わるのも何ですので、今年観たい映画とか読みたい本なんかを備忘録的に書いちゃいます。


 映画
 『J・エドガー』 今月公開ですが、観に行けるのは来月中旬かなぁと思ってます。FBI初代長官を描いたというだけでも興味津々です。が、母親役がジュディ・リンチ!!それだけでも観に行く価値アリだと思った次第でございます。
 『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』 ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウのシャーロック映画第2弾。これはホントに楽しみで仕方ないです。モリアーティ教授とかマイクロフト兄ちゃんが登場するとかしないとかだし。予告編見てると、明後日方向でも楽しめそうですし(笑)。
 『裏切りのサーカス』 BBC作現代版シャーロック・ホームズで主演していた、ベネディクト・カンバーバッチが出演するって他に、ゲイリー・オールドマン主演で周囲を英国役者がみっちり固めてるってこと。そして、スパイ物ってのも食手が動く理由の一つ。巷では単館上映に近いのでは??と言われてますが、それでも相方誘って観に行く気満々です。
 『ホビット-思いがけない冒険-』予告編  『The Load Of The Rings』3部作にハマったならば、観に行くしかないだろうよ!な勢いで挑むしかない映画(笑)。制作が決まるまで紆余曲折があり、原作ファンや映画ファンをヤキモキさせてましたこの映画。予告編を見るかぎりでは十分期待を裏切らないような感じ。若老ビルボも違和感ないし、若かりし(なのか?)灰色のガン爺もいるし、ドワーフたちも楽しそう。三部作から引き続いての出演者も多いので、安心感もあります。
 何よりも、若かりし頃のビルボ演じるマーティン・フリーマンが楽しみなんですよ!!ジョンだし(笑)。予告編の印象だと、無駄に可愛いんですが(^^)。
 『ダークナイト ライジング』 前作がとても素晴らしくて、楽しみにしてた続編です。




 読みたい本
 年始に『本の本』斎藤美奈子著を再読してしまったので、読みたい本が増えました。斎藤美奈子さんと大森望さん、亡くなれた米原万里さんが書かれる本を読むと、読みたい!!読まなきゃ!!が増えてしまいます。いいのか悪いのか(笑)







2012年1月4日水曜日

父入院-その後-

 昨年末(クリスマス・イブ_;;;)に脳梗塞で入院した父のその後です。その後もアレヤコレヤあったので、整理のために残しておこうと思います。ので、日付は意図的に下げます(正確な更新日時は最後に記載します)。


 当初2週間と言われてた入院期間ですが、今のところ3月末までになりそうな感じです。容態が酷いわけではなく、単に集中的にリハビリを行うための入院延長です。実際のところは、介護認定されるまで自宅を改修できないということがあり、ある程度の目処が付くまで病院でリハビリしてもらうということなんだろうなぁ。


 最初に公的な手続きについての感想です。なにぶん全く人生初の手続きなので、かなり緊張しつつ市役所に出向いたり、生命保険会社に電話したりでした。対応くださった方には「全く初めてなので、わかりません。ので申し訳ありませんが教えてください」を皮切りにして、あれこれ基本的な事を聞いて教えていただきました。
 
 介護保険認定の申請は年明け早々に出してきました。驚いたのが判定期間の長さです。大体、申請して本人の調査を行なってから30日程度で判定が出ると言われました。そして、判定が出る前に行った工事(所謂、バリアフリー化)は制度が適用されないと。えぇ遡及措置ないの?!!!とかなり驚きました。言っちゃ悪いけど、急を要する場合もあるじゃないですか?病院側が長期入院させてくれないとかの諸事情で。それなのに、遡及措置が無いってどんだけ…と。申請手続そのものは、非常に呆気無いわりにこんなところに落とし穴が!!とちょっとホントにビックリでした。
 そして、高額医療費制度。高年齢者の入院だと上限額以上は病院側が請求しないと知り、これまた驚きました。凄く面倒くさいと思ってたのに!!ただ、通院分については事後申請となるらしく(当然か)、ちょっと面倒っぽいですが(^^;;。通院分については、確かに各医療機関毎の支払いだからどうしようもできないよなぁと納得は出来ます。
 生命保険も申請手続きしました。が、これも電話一本で書類が送られてくる簡単さ。世の中、案ずるより産むが易しだなぁと新年からちょっと嬉しくなったりした次第です。


 そして入院患者な父の方は、生き生きと楽しそうに日々リハビリってらっしゃいます(苦笑)。仕事帰りに寄る度に「今日のリハビリはこんなことをした。今日はこんな事ができるようになった。〇〇(理学療法士さんのお名前)のリハビリはキツイんだ(笑)。〇〇とこんな話をした。」等と楽しそうに話してくれます。ある意味ややこしい父にもかかわらず、理学療法士さんがうまく付き合ってくださってるようで、少しずつですが動くようになってきてます。何より楽しそうに話す父の姿を見るにつけ、理学療法士さんたちのお仕事振りにホントに頭が下がります。
 リハビリを見学したりして理学療法士さん達とお話させていただくと、父の前向きな姿勢を物凄く褒めてくださるんです。本人のやる気は評価したいと。ただ、そのヤル気が…どうも生来の気質の「せっかち」と結びついて…。先日、こっそり病院を抜けだしてた事が判明orz。連絡を受けた時は「いつかやると思ってたけど…やっぱりかよ…父…」と予想通りの展開に脱力感を覚えましたです。
 父曰く「病院前の某所に友達が居る。ちょっと挨拶したいと思って、ちょっと病院を出て前の道路渡っただけ。身体もも動くようになったし、それもリハビリやろ」。いや、父全然言い訳にもなってないし、リハビリですら無いです!!!!
 しかもそれを病院に知られた時は「娘にだけは言わないでくれ」と言ったとか…。いやね、そう怖がるのなら何故する父!!!ともう盛大に怒りましたよ、娘は。取り敢えず、指切もしたし病院の監視も厳しくなったらしいし(院内も自由に歩くな!とまで言われたらしく、結構ショック受けてました^^;;)、当分の間はおとなしくしてると思いたいです。


 そして、母…。もうね、凄く残念な気持ちで一杯です。
 父の汚れ物が気にならないの?(入院から約1ヶ月の洗濯物は私が持ち帰ってましたです^^;;)
 見舞いに来るのは何で週1なの?
 仕事してる娘が毎日(単に病院が最寄駅に近いからですが…)寄って、洗濯物持ち帰って洗って持って行ってをやってるのを知ってるはずなのに、どうして「私(=母)がやるからいいよ」とか「私も毎日行くのはシンドいから、交代しながらやろうか?」とかの言葉が無いのは何故?????
 挙句、「内科の先生は『無理して行こうと思わなくていい』と言ったから、行かない。私も点滴とか受けるくらい身体がしんどいし」と来たもんだ!!!!あのね母、その言葉はね、毎日行ってリハビリを見守ってたり、頑張って何かしよう!としてる人の言葉だよ…。殆ど引きこもって、単に気持がシンドい、父と会いたくないというだけの人の言葉じゃないよ…。とホントに本当に呆れたし、悲しくなりました。


 確かに、心がシンドいのも大変だと思います。けど、この期に及んで「私の方がより一層辛い!だから構って!」とアピールされても、私のキャパシティ超えるだけです。そこまでして娘追い詰めてどうしたいのかと。少しでも娘を安心させよう、楽にさせようとか思わないのか(思わないんだろうなぁorz)とか思うと、ドンドン落ち込みました。落ち込みすぎて、先週末は遂に感情のバランスが取れなくて一日泣きっぱなし(苦笑)。で流石にオカシイと思って熱を測ったらば、38°(笑)。そりゃ、情緒不安定にもなるわなぁ…。
 しかい、相方にはホント迷惑かけてるなぁと反省しましたです。ホントにごめんなさい>相方。


 今日、見舞いに行ったらば。父から少し嬉しい報告がありました。母が自発的に父の補聴器を探して持参したそうです!!他にも、細かいものを考えて持ってきたらしく、ちょっと肩の荷が下りた気がしました。
 ただ、父はやはり案の定「ありがとう」と言ってないらしく(涙)。そこの夫婦いい加減にしてくれ…ちゃんと意思疎通を図るとか、夫婦間でも必要な言葉くらいは互いに口にしようかね…とがっくりも致しました。


 3月初旬には母の白内障の手術が控えてます。両親とも別病院に入院なため、問題なのが箱入り柴わんこ嬢(笑)。流石に、朝夕の散歩を1週間毎日なのは厳しいので(一体何時に起きるのか、私達な現実問題が^^;;)、お世話になってる動物び病院併設のペットホテルに預ける事になりそうです。
 さぁ初めてのペットホテルなワンコ。一体どうなることやら…とそれはそれで懸案事項だったり(苦笑)


 しかし、正直こういう事態がこう早く来たのは予想以上でした。予想ではもう少し遅かった筈なのになぁ。人生ってホントままなりませんね。
 特に一人子な為、全部背負い込みそうになりまして…相方が居なければ潰れてたかもしれないです。ありがとう相方。


2012/1/21 投稿