2011年4月17日日曜日

舞台『国民の映画』感想 その5

まさかこんだけ長くとは思いもよりませんでした(^_^;)

 4で終わるのは縁起悪かなぁ(ってヲイ)と思ったもので、総括とういうか書きながら思い出したことをざっくりと。

 この舞台、普遍的な内容なのに恐らく「古典」にはならないだろうと予感します。理由は、キャラクターが役者の個性や力量に添いすぎてる事。これは三谷作品の特徴だし、あて書きの妙だとは理解してます。あて書きで脚本家自らが演出することで生まれる、化学反応は「今」しか味わえない贅沢さであることも。
 ただ、この作品が「旬」として消費されてしまうことが心から勿体無いと思うのですよ。勿論DVDとかの映像は残るので、問題なのかもしません。けど、LIVEでこそ伝わる「何か」が失われてしまうのが勿体無いなぁと…。

 私が気になって仕方ない台詞とか言葉とかも、あの俳優陣が語るから引っかかってるんですよね。あのメンバーが生み出した空気で語られ見せられる「旬」の世界だからこそだと。
 そう分かっていながらも、勿体無いなぁと思ってしまう私が居ます。

 野田秀樹さんの舞台でも同じかもしれません。野田秀樹という脚本/演出家がいて初めて成立する「作品」だから。

 しかし、昔の作品も座付き作家があて書きしてるはずだし(シェークスピアとかも)、それがどうやったら「古典」になるのか。どれだけの時を経たら「旬」が「普遍」になるのか、とても気になりました。
 
 なんで、エンタメな舞台を観てこんなことをツラツラ考えなきゃいけないのかと思うのかと、自分自身でも驚いてます(笑)今回の観劇は、ホントに色々ややこしいことを宿題にしてくれたよなぁと、少し嬉しく思う私はM気質なんでしょうか?!(笑)

 まとまりのない感想(思考ダダ漏れか)に最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。
これにて、感想を終りにしたいと思います。
 

2011年4月16日土曜日

舞台『国民の映画』感想 その4

・平岳大@グズタフ
 う~ん。いい役者さんだとは思うのですよ。しかし、あの面子に囲まれると悲しいかな弱い気がしました。役どころとしても、ゲッペルスの女性関係を見せるためだけの感じだったし。正直、必要だったのかなぁとか思ったり。役としての見せどころも少なかったしなぁと。

 平岳大さんは、(私の)レット・バトラーを是非!とは思いました。余談ですが、初夏に公演される『風と共に去りぬ』で(私の)レット・バトラーを演じられる寺脇康文さんよりは、絶対イメージが合うと思うんですよ。寺脇康文@レット・バトラーを知った瞬間、私のレットのイメージを崩さないで(涙)となったくらいショックだったんですよ。寺脇さん嫌いじゃないんですが、私のレット・バトラーとは、絶対違うんですよ!!
 閑話休題。役どころが二枚目俳優だったので、違和感は無かった分余計に勿体なさが残った気がします。

・吉田羊@エルザ
 ゲッペルスの新しい愛人で新人女優。
 彼女は徹頭徹尾、物語の軸に関わってきません。ケストナーやマグダが傍観者でありつつも当事者であるのとは、全く異なり単なる「第三者」。なのに、客観性があるかといえばそれもなく、ただ彼女以外の人々が言葉や表情の表裏で行ってるやりとりを見過ごしてるだけの人。徹底的に疎外されているにもかかわらず、それすら意識していない人。
  軽やかで愛らしく無邪気で世間知らず、だからこそ自身の器以上の野心と野望を持つ女性でした。
  レニが自身の信じる大きめの器に己を合わせる力量がある女性とするならば、エルザは器の大きさを知らないままそれ以上の野望を抱き知らぬ間に倒れる女性という感じでした。それが若さ故のものなのか、身の丈に合わない役割や地位(ゲッペルスの愛人)を与えられたから生じた錯覚故なのか。そういった曖昧な面を吉田洋さんのお芝居から感じました。

 舞台上での彼女の役割は、ゲッペルスの人柄(女好き、見栄っ張り、卑屈、簡単にヒヨる等)を見せる事以外無かったように思います。それが、ゲッペルスに奥行きをもたしてた気もするし…。あと、感情の起伏が一番大きかったので、見ていて面白くはありました。

・小林勝也@グズタフ
 名優と言われている老俳優。
 風見鶏なのかなぁと思わせ、最後の最後で裏切って強い印象を残したキャラクターでした。

 「『改める』とは過ちを正す言葉。私は自分の行いを間違っているとは思っておりません」
 グズタフの台詞の中で、これが本当に印象深いんです。俳優だから拘る「言葉の定義」、言葉に生かされてる者の矜持、マイノリティとして誇り。間違った意味で言葉を「語る」ことで、本来なかった意味付けがされ変わっていく何かを知ってる重み。言葉を操ること、マイノリティとして生きることの難しさを感じた場面でした。
 
 今回はじめて思ったのは、三谷さんの言葉(台詞)へのコダワリ。これまでの作品でもそういう部分はあったと思うのですが、今回ほどそれを強く感じたことはありませんでした。、TVドラマであっても誰に何をどう言わせるのかとか、台詞で伏線を張り巡らせ言葉で回収されてたと思います。あと、『笑の大学』は徹頭徹尾言葉に拘った舞台だったかも。
 ただ、今回小林勝也さんという役者と、『ファウスト』の一場面を通じてそれを明確にしたような気がしたんです。勿論、小林勝也さん演じるグズタフを通すことで、役者や表現者が抱える矛盾(己の技量に対する矜持と権力者に阿らねば生きていけいない現実等)を見せていたんだと思うのです。が、私がより強く感じたのが「言葉」でした。

 グズタフとケスラーを通じてではありますが「表現者」の業の深さを見た気がします。凡人が足掻いても足掻いても到達出来ない高みにいても、時の権力者の前ではナニモノでもなく。己を屈することで己を活かす(生かす)。なんかものすごい宿題を与えれてる気がしてなりません…。

 あと、ナチスといえばユダヤ人収容所ですが、マイノリティの圧殺も同時に行ってるんだった、と思い出しました。優生思想でガンガン「駆除」してる事実が。某都知事の公約というかスローガンで「独居老人0、孤独死0、ボケ老人0」があったかと思うのですが、それってこれに通ずるよなぁと思うんですよ(例の「マンが規制条例」も同じ)。それを知らず知らずに選択しちゃってる私たち(と敢えて書きます)は、当時のドイツ国民と何が違うのなかぁと。彼我との差はあるのかないのか。「ある」としたらどこなのか、「ない」といえるのならばそれはなぜなのか、問い続ける必要がある気がしてなりません。

・風間杜夫@ヤニングス
 風見鶏な映画監督兼俳優。
 風間杜夫さんの縦横無尽さに感嘆でした。長年、演じられてるかたのゆとりも感じたりです。
 ある意味コミカルな役回りであるんですが、太鼓持ちをしなきゃいけない鬱屈、映画にたいする愛情、過剰なまでの自信、尊大さなんかが居るだで伝わってくのが凄かったです!喋らなくても、その場に居るだけで「場にいる意味」が分かるのってホントに本当に凄いと思うのです。

 この人はケスラーと違い、自分と映画を愛するからこそ「拒否」します。「表現」に対する情熱は同じで、抱える自己矛盾も同じ。違うのはただ一つ「あれ」でないことだけ。自分はそうでないから、決して「駆除」されない裏打ちがある。「表現する場」を失うかもしれないけれど、駆除はされない。駆除されなければ時代が変わるまで生き残り、変わった時代で表現する可能性が絶対ある。そう確信できるからそこの行動なんですよね…。こう書いてて、三谷ってもしかして凄いか?と思ったりです(笑)。
 
 少なかった(笑)カーテンコールで唯一手を振ってくださったのが風間杜夫さんでした。あの姿は、ぶっちゃけ可愛かった(笑)。
 そして、一番気になったのは序盤でマティーニのオリブーをツマミ食いされてたこと(笑)。何か伏線なのか?!と思って観てたんですが、まったく何の意味もありませんでした(^_^;)。最前列はこうことまで見えちゃうから、嬉しいんですよね~。

舞台『国民の映画』感想 その3

・石田ゆり子@マグダ
 彼女の最後に呟く台詞のためにこの方を選んだとしたのなら、三谷幸喜は凄いと思います。
 
「フリッツがいなくて寂しくなるわ。ユダヤ人の割に感じが良かったのに」

 無邪気で無知で優しく思い込みが強い女性が、最後の最後で呟く言葉の怖さ。あの台詞の為だけに彼女は3時間強私たちの前でその姿を見せてたのかと思った瞬間、鳥肌が立ちました。
 この台詞で時代の空気、一般人をも巻き込んで動いていく「狂気」、一部の民族に対する一般人の感情視点が浮き彫りになっりました。これを、その直前までフリッツに詫びていた、優しく世間知らずの女主人が何気なく呟けるのことの「恐怖」。彼女が特別冷淡なわけでも無く、それが当たり前で「普通」であった時代と社会。それをこの台詞で見事に表現してみせた、三谷幸喜の手腕に感嘆します。

 で、石田ゆり子さん。やっぱ弱いんですよね(^^;;;。容姿とか身のこなしは美しいし、ため息ものなんですが如何せん何かが物足りないという…。周囲が達者なかたばかりだから仕方ないのかもしれないのですが、ちょっとキツイかなと思わなくもないです。

・シルビア・グラブ@ツァラ
 当時の人気女優さんを演じられた、シルビア・グラブさん。初めて拝見した方でした(TV・映画・舞台いずれでも)が、掠れた声と頽廃的な空気が魅力的でした。
 この方が居るだけで、舞台上が華やぐんです。それも才能の一つだと感心した次第です。
 役どころは、最後のキッカケ作りかなという感じです。が、そこに到るまできちんと組み立てられてたので違和感は、ありませんでした。この人の見せ場は、二幕頭の歌!!白井さんの項でも書いてますが、素晴らしい声と歌でした。

・新妻聖子@レニ
 当時一番有名だった女性映画監督・レニ。出てきた女性の中で、一番強く賢い女性。
 彼女の姿は、均等法世代前後のキャリア女性を彷彿とさせます。男性に伍するために必死になり、強さを纏い、女性という性をも利用しながらも決して決定権を相手に与えないことで地位を築き保つ。更に言えば、女性であるが故に拭えない異性同性からの嫉妬をも、のし上がる手段の糧とするような強さ。己の才能のみを過剰なまでに頼み、能力のない人々をあからさまに見下す。その姿が美しく魅力的ある同時に、痛々しさや脆さ弱さをも感じたキャラクターでした。
 ある意味、時代に愛され愛した人の具現化なのかもしれません。党が示す施策を躊躇いもなく受け止め、そから何が生み出せるのかだけに興味がある人。ある種の潔さがありました。

 三谷作品は、こういう女性がホント魅力的!女性的な女性はあまり上手くないのになぁと、相方と苦笑してしまうくらい魅力的でした。
 新妻聖子さんが硬質な感じで演じられていたからかもしれませんが、彼女が舞台にいると糸が張り詰める感じがあり良かったです。何よりも、歌で聴かせていただいたソプラノ(なのかな)が美しくて!!素晴らしかったです。

・今井朋彦@ケストナー
 児童文学で馴染み深いケストナーを、今井朋彦さんが演じるってだけで満足ですよ(笑)
 今井朋彦さんの舞台を拝見するのは2回目。前回もドイツネタのお芝居という、何ともこう縁があるのかないのか分からないんですが(^_^;)
 兎に角とくにかく、天才であるがゆえの反骨精神や皮肉&諧謔的な台詞、躁っぽい挙動、観察者としての佇まい&台詞が見事に嵌っておられました。登場人物の中で唯一体制に批判的な姿勢を明確にしているのに、最後の最後で「生き延びること」「書き続ける欲望」を選択する時に見せた凄み。生きること=書くこと=それを世間に発表すること、がどれだけ彼にとって根源的な欲望であったのかと。決して派手なセリフ回しでも動きでもないのに、彼がそれを選択する意味、それを選択せざるを得ない状況に対する諦め、選択することで捨てたものと得たもの、意図せず時の権力者を才能で屈服させた優越感、そういったモノが見事に伝わってきます。
 この場面、今井さんのお芝居を受ける小日向さんも素晴らしいんですよ。ケストナーという才能を得たものの、決して彼は自分に平伏した訳でない事実。それを受け容れなければ、自分の望む『国民の映画』は成立しない。彼は作品を書くといったけれど、本質的に彼は自分が望む形で屈服した訳でない。その隠しているんだけれども意図せず滲んでくる屈折した感情が、ただよう様といったら!。
 そういう二人のその絶妙な駆け引きを、最小限の台詞と動きで見せていただいたと思ってます。いや~ホント凄かったです。

 今井朋彦さんが時折見せるすっとぼけたり、困惑してたり雰囲気が、とてもとっても意外で可愛らしかったんですよ☆誠実なのか計算なのか分からない部分を残しつつもあるのが、これまた好ってな感じでした(笑)。

・小林隆@フリッツ
 影の主役といってもいい、執事フリッツ。
 小林隆さんだからこそ醸しだされる雰囲気だと思うのです。コバさんいい役者さんだったんだなぁ。てか、三谷さんは昔の劇団員にこういう役作るのは卑怯だよなぁとすら思うくらい、素晴らしかったです(コンフィダントの相島さんもすごく良かったし)。
 フリッツは、理想的な執事。すべての状況を把握し、主人のために己を殺して存在する。それが最後に効いてくるんですよね(涙)。最後の方で彼が語る言葉は、執事として使う言葉であるから故に静かな怒りと悲しみが感じられました。どんな時でも静かでプロであった人物が、だた一回のみ激昂し大声を張り上げる場面がとても印象的でした。
 そして何よりも、執事として「居る」のにも関わらず、彼らの処分を職務として日常会話の延長として話す高官達の様子に、当時の彼らが置かれていた立場、状況、恐怖、怯れ、諦め、悲しさ、怒りがみえました。フリッツ役の小林隆さんは、ただ立っているだけなのにも関わらずです。あの場面は、小林隆さんという役者を得て成立するのだと強く思いました。それほど、小林隆さんのフリッツは終始「執事」であったのです。

 あぁ小林隆さんは執事だなぁと感じたのが、ゲーリング閣下(@白井さん)が台詞(恐らく呼ぶ人)を間違えられて、「フリッツ」と呼んだ時。小林隆さんがすぅと動かれたんです。何の違和感も無く、閣下に呼ばれたからという風情で。勿論、それを受けた白井さんも「いや」という感じで手を動かされ、本来の台詞を言われたのも流石ですが。とかく、巧い人達が織りなすアンサンブルってのは、すごいよなと再認識した場面でした。

 フリッツの台詞で印象深いのが「執事ですから。主人を守るのが私の仕事ですので」。
 色んな事を飲み込んで仕事に徹する姿が格好良いと。しかもその仕事は「自分を殺す」事でしか成立し得ない仕事である。その一言で、そういった背景を一切合切感じたんですよね。いや、ホント影の主役はコバさんでした。

2011年4月15日金曜日

舞台『国民の映画』感想 その2

この項は思いついたままの箇条書き感想ですm(__)m

・最前列ど真ん中の席でした。良かった点は、メインじゃない話声が聞こえたり、煙草の匂いが嗅げたりして、より臨場感を感じられた事。細かな表情が伺えて、より物語に没頭できた事。
 悪かった点は、舞台全体が見れなかった…。全体の動きが分からないから、見落としてる事が絶対あるはずです。
・生演奏はやっぱり良いなぁ。効果音も凝ってたし、三谷さんのコダワリが感じられて嬉しくなりますね☆
・大階段奥が死角で、どういうセットなのか、何が行われてるのかが見えなくてちょっと悲しかった(涙)
・『風と共に去りぬ』の略は「風共」でなくて、「風去り」だと思うんですが違うんですか??

 出演者さんについて、これも箇条書きで。

・小日向さん(コヒさん)@ゲッペルス
 コヒさんの為に作られた作品であるのが、ホントに良く分かりました。コヒさんのありとあらゆる抽斗を開けて、隠し持ってる色んな面をこれでもかっというくらい魅せてもらった気がします。
 無駄に可愛かったり、猜疑心の塊だったり、刃物のように鋭い切れ味があったり、知的で冷静沈着で懐の深さを感じさせたり、かなり少人物で隠しているコンプレックが分かりやすかったり、女好きで色っぽかったり、激情化だったり等々。どのコヒさんも素敵で魅力的で凄い役者さんだと、改て感じた次第です。
 可愛かったのは、マグダ奥様との歌とダンス(笑)。『オケピ!』DVDで散々ぎこちなく無駄に可愛いダンス(というのか、あれは/笑)と音程ハズレの歌を観てるので、違和感は無かったです。が、それを目の前で観ることになるとは!!という複雑な心境に陥ったのも事実。けど、ホント可愛かったなぁ、コヒさん(既にゲッペルスじゃないし/笑)。
 ゲッペルスがエルザ(新人女優で愛人)といちゃこらするは、鼻の下が伸びてるコヒさんじゃなく、ゲッペルスのだらしなさがよく理解できた場面でもありました。ただ、ゲッペルスに只なら色気があって、それには自分でも驚きました(笑)
 ゲッペルスが演説する場面は、ものすごい迫力と説得力があり、映画に対する愛情や執着心、そして哀しいかな才能の無さも伝わってきます。そこにいたるまでに積み上げたきた「ゲッペルス」が、一つの像になるというのか、何といえばいいのかわからないんですが、兎に角小日向文世という役者の凄みを感じました。
 けど、2−3回台詞トッチてたよなぁコヒさん(笑)。今回は周囲が見事にそれをも受けて一つの流れに組み込んでたのが、ホントに凄いコンビネーションだと思ったんですよね。これはコヒさんのお陰だ(笑)
 

・段田安則@ヒムラー
 庭師な段田@ヒムラーに萌えました(笑)。なんでこんなにこの人可愛いの?!SSの長官なのに、こんなに可愛らしくて良いのかしら!?と明後日な方向に悩みつつ萌えてましたよ、えぇそれが何か。
 日常の中で淡々と「業務」をこなしてるのがこの人なんだろうな、と思わせるだけの冷徹さ優秀さを思いっきり感じました。身のこなし佇まい、ふとした折に出る台詞で一番冷徹さを感じたのもこの人でした。誰よりも「あの人」を敬愛し、彼らの世界を疑いも信じてる美しさや歪みも見えました。
 段田さんの舞台上の姿は初めて拝見したのですが、素晴らしく存在感があるのに空気のようにその場に佇める方なんだと、その役者としての素晴らしさに感嘆しました。いや、舞台上にいらっしゃるのに「影」のように気配を埋めてしまわれるんですよ!なのに、埋没してないという凄さ…。
 SSの黒服が大変お似合いで、もう何とも眼福な気分でいっぱいでしたよ。段田さんホント素敵だった(ため息)

・白井晃@ゲーリング
 三谷さんの連載「ありふれた生活」で、私の(笑)白井さんが肉襦袢を来て踊り歌うと知ったとき、ちょっと泣きました…。『オケピ!』で味をしめたか三谷幸喜、とまで思いましたよ。私の(笑)白井さんを…と。
 そして、いつ出てこられるのかとわくわくして待ってたのに、出てこられたのが一幕ラスト。最後に出てきて、一番美味しいところ掻っ攫って一幕終了orz。しかも、顔は肉襦袢に負けないくらい丸くなってらっしゃるし、お化粧は濃ゆいし元帥杖はリコーダーのようだし、歌いながら出てらっしゃるし…私の(笑)白井さんがぁぁぁとちみっとばかり悲しくなった次第です。
 相方に至っては「あれが白井さんか?!ソムリエ(by王様のレストラン)と偉い違いやけど…」と絶句する始末。私の白井さんなのに(しつこい)。
 二幕最初の歌って踊る白井晃@ゲーリングは、物凄く素敵でした(ヲイ)。見事にハモリ、軽やかに肉襦袢で踊る白井晃@ゲーリングの姿を最前列で目の間で観ることになるとは、感涙でした。いや~ネタかと思いきや、凄い良かったんですよホントに。曲も良かったしツァラの掠れた声の歌も素晴らしかったんです。そこに、白井さんのちょっと低めの音がきれに嵌り、リタの高音が絡みつき、絶妙な場面でした。あのシーンの為だけにDVD買ってもいいですよ、ホントに。

 ゲーリングとしての白井晃は、真の芸術の理解者であり庇護者であるが故に、上辺をなぞるような芸術愛好家であるゲッペルスを馬鹿にし続ける。それが如実なのが、ゲーリングが芸術監督に任命しゲッペルスが尊敬してやまない老役者・グスタフの理解。グスタフはナチスが存在を否定した「同性愛者」。ゲッペルスはそれを「(私達が希求する世界には相応しく無いので)改めて欲しい」と言うのに対し、ゲーリングは「それであるが故に彼が演じる人物には悲しみがあるのだ」と芸術の前に擁護する。その違いは、非常に大きいと思うのです。芸術を愛するのであれば、それを生み出した背景を想像し庇護するのが「貴族」や「権力者」のあり方であると暗に言ってる気がするんですよね。
 そして、そういうゲーリングを白井晃は決して諧謔味を帯るのでは無く、ある意味自然に演じてらっしゃったように思います。もちろん、ゲーリングが自身を目立たそう!というときはかなり外連味たっぷりに演じてらっしゃいましたし、メリハリが素敵だったなと思うのです。
 風貌とか外連味のあるお芝居に目を奪われがちでなんですが、実は登場人物の中で一番客観的な存在じゃないかと。ある種、やりにくい役柄なのかもしれないなぁと一日経って思いつてみたり(笑)

まだまだ続きます(ごめんなさい)
 

舞台『国民の映画』感想 その1

 某所で公開しようと思い途中まで打ってたんですが、内容的にこちら向きかと思うのでこっちで上げちゃいます(笑)。


 昨日、三谷幸喜さんの新作『国民の映画』を相方と観に行ってきました。折角なので、ざっとした感想を書こうかと思います。

 久しぶりの観劇でした。前回行ったのは、『コンフィダント−絆−』だったと思います。今回は、出演者さんを知った瞬間「絶対行かねばなるまい!」でした。だって、小日向文世が主演で、段田安則、風間杜夫、白井晃、小林隆、今井朋彦、小林勝也(敬称略)が脇を固めるんですよ!!なんて贅沢な!!と。
 ただ、若干不安を覚えたのが、物語の時代が第三帝国初期であり、登場人物がナチス党の重鎮であること。三谷幸喜とその時代って今ひとつ結びつかなかったんです。その反面、『笑の大学』や『新選組!』でああいう時代を切り取ってみせた三谷幸喜が、一体何をどう見せて、どういったもの描くのか興味もありました。正直、期待と不安が入り交じった気持ちだったんです。

 が、鑑賞後は、ごめんなさい、すみませんと謝るだけです(笑)。あらゆる意味で凄い舞台を見せてもらいました。観終わって1日経った今でも、思い出すと鳥肌が立つくらい魅せられ、大きな宿題を与えられた気分になる作品です。

 何に魅せられたのか。一番には役者さんの技量の素晴らしさ。どの方も素晴らしく、印象的でした。特に男優陣はすべからく素晴らしかった!!役として存在することで伝えられる多くのことがあり、口から出る台詞は「その人が言ってる」リアルさでした。ホント素晴らしかったとしか言葉がありません。
 次に、脚本。相方に言わせると「あれやこれや詰め込み過ぎかも。消化不良な部分はあるな」です。が、細かな状況を伏線とし、きちんとそれらを「物語」の必然として回収する手腕。無意味なようでいて意図的な言葉の数々、描かれた状況等三谷幸喜らしくもあり、これまでの三谷幸喜とは何かが違うと思われてなりませんでした。

 そして、宿題。ホントに整理がつかないんです…。
 大きな流れに身を委ねること。無意識に他人の価値観を自身のモノと思い込むこと。社会通念を疑うこと無く信じること。無知であること。過去を振り返らないこと。どんな状況であっても生き延びること。それらは、決して罪では無いんですよ。けれどけれど、もしかすると多くのヒトがそうすることで、大きな間違いを犯してるんじゃないのか、歴史の大きな分岐点を間違った方向に躊躇いなく選んでるじゃないのかという気がしてなりません。
 もしかしたら、今現在の空気感ってそうじゃないのか??と思ったりします。近現代史から学ぶ事が多いとか、積み重ねた歴史は蔑ろにしちゃいけないのかもしれない、とこういう作品に出会うたびに感じます。
 
 今回、舞台が第三帝国のドイツで主人公がゲッペルス宣伝相。SS長官のヒムラーや空軍元帥のゲーリングが居る。彼らを普通の「人」として描いているからこそ、底に流れる「狂気」を感じました。日常の延長線上に「民族浄化」や「収容所」がある得も言われぬ怖さをも。
 特に怖かったのは、運命が決まったフリッツを前に延々「やつらの処分や駆除」を話す場面でした。あぁ彼らにとっては「彼ら」は既に「人」ではなく、「駆除してやらなくてはならないモノ」なんだと思い知らされました。その絶望ったら!!!今まで「名前」で呼んで彼の個性や役割を認めていた人たちが、「あれ」と分かった途端「駆除するべきモノ」として扱うことの違和感の無さ…。一つの民族をこの世から抹殺する為に優先されるのが、「効率」であるというバカバカしくも怖い事実。それを語らう人々がごく普通のもしかしたら「愛すべき」人たちであることの、恐ろしさ。彼と彼らを選別する、ただひとつの理由が「あれ」であるからという愚かしさ…。なんかホントにどうしたらいいのか、何故こうなったのかと問われてる気がして仕方ありませんでした。
 そして、何が人を動かすのか、と目の前で繰り広げられる人間模様を見ながら思ったのですよね。彼らを動かすのは、「あの方」への忠誠心や自らの「正義」「美」なのかもしれない。けれどけれど、それは「どこから生まれてきた」のかと。
 もしかして突き詰めれば、一神教であるが故に陥る面なのかと思ったり(戦中の日本もある種の一神教だしな…)。

 
 ゲッペルスがゲーリングに「権力者が芸術を愛する事が罪か否か」と問いかける場面。ゲーリングの「罪ではない。が愛されることはない」がやたら重く響きました。確かに、独裁政権下で花開いた芸術って少ないよなぁと。ただ、それはヨーロッパ的な回答でしかないのかもとか…。これも答えが出ません。

 他にも、作品を作り上げることに対する矜持なんかについても、ツラツラ思い返しては、グルグルしてたりします。
 
 そういえば『コンフィダント−絆−』の時も、観終わった後(今も/苦笑)何か澱が残りそれが何か分からないまま、整理がつきませんでした。そういえば、『新選組!』の時も中盤毎回こんなんだったし、人形劇『新三銃士』も(苦笑)。三谷さんが力を入れた作品は、これだから…大好きなんだよな、私。

 一回観たら、もう少し整理できるのかもしれません。やっぱりDVD化された買いなのかなぁ(苦笑)
 グルグルしてる感想はここまでにしますが、他の部分も書くと長くなりそうなので何回かに分けます。

 

2011年4月14日木曜日

記念品にまつわるあれこれ

意図的に時間操作して下げてます(ヘタレ)
実公開日:2011/5/8

相方両親の金婚式のお祝い。結局、息子家族が「お祝い」する形になりました。が、金額が…なんとも悩ましいモノで(苦笑)


 予算なのですが、当初案では1家族につき記念品&花束&両親の食事代として、10,000円を徴収。3家族集まるので合計30,000円也。そこから、親の食事代14,000円or16,000円(この時食事代がきちんと決まってなかった/泣)を差っ引くと残りは16,000円or12,000円。相方と、予算の吝さに泣きましたよ…。16,000円or12,000円で記念品と花を買えってか?!あまりにもショボイショボすぎる!!!と半ば怒りモードになった次第です。てか、相方も私も仕事柄か予算は低めで見積もる癖があるので、まず考えた金額が12,000円だったんですよね。
 だって、金婚式ですよ?!前回の義母古希の時は、15,000円位のブローチと6,000円程度の花束でしたが…なんで今回それ以下なのか?!と。しかも、大の大人が集まってこの金額かよ!?と思ったんですよ。


 その後、旅行前に相方が弟さんに連絡してくれて、当初予算より2,000円UP!!と食事代の金額を確認しました。てか、2,000円UP!!って、あなた…あまりにもあまりじゃないでしょうか????と。しかも、その時聞いた内容で相方共々「使えねぇ…」と呻いたのは、飲み代は別会計ね☆ってこと。ヲイ!!何を考えてるんだ!と。あんたら家族皆飲むやろ?!それを別会計?!普通、食事代と込々で企画するやろ?!誰が会計して割り振るねん!?電卓持参したろか!?とあまりの計画の杜撰さに、相方と盛大に溜息を吐いた次第です。いやもうホント、この件については当日キレそうな予感があります(乾笑)。


 上がった予算と確定した食事代から考えて、使える金額は22,000円。ここから、予備費として2,000円は置いておきたい(飲み代別だし^^;;)。となると、使えるのは20,000円が上限で花束代を考えると、記念品に充てれるのは15,000円までかと予算立て。この時点で、てかなんで専業主婦な兄弟の奥様方がこれ(記念品購入作業)をしないのよ~と愚痴モードに突入(__;;;。職場のおじさん達にもウダウダ愚痴った程でした。


 その後は近くの輸入食器屋さんを覗いて喧嘩になったり、相方の不用意な一言でキレたりといい事一つも無しな展開に(苦笑)。だって、私はBaccaratのペアタンブラーに名前彫って貰えばいいじゃないかと。したら、交通費もかからないし予算内に収まるやん!しかも、ブランド効果もあって相方以外は満足やん、と思ったんですけどね…。物凄く否定されました。
 その相方の考えでは、連休中に信楽まで遠出して見繕おう!だったそうです。いや~それを聞いた瞬間、瞬間蒸発しました私。だって、私が連れてって欲しい!と言う時は「時間が掛かる」たら「混んでるかもしれん」たら御託並べて行かないのに、こういう時には行くんですか?しかも一番ダダ混みする連休にっ!!と。しかも、信楽焼でお互いの好み付きあわせたら、予算内で収まらんって…。そんなん始めから分かってるやんか…というのもあったんですよね(苦笑)
 そんなこんなで、出た結論は「九州旅行中に唐津か有田に寄って、取り敢えず見繕うか」という何ともなものでした。


 私も相方も陶器類を見て回るのは好きなんです。好きな系統も、信楽、備前とかいう焼締に魅力があるモノ。勿論、青磁や白磁といった磁器も好きなんですが、絵付けされると好みから外れてしまうんです。絵付するんだったら、磁器そのままの色楽しみたいと思っちゃうんです。なので、大きくは揉めないんですが…細かい部分で徹底して合わなかったら悲惨です(苦笑)


 唐津に着いて、あれやこれや眺めては「これは?」と言い合ってました。確かに、相方が「ひよ、これ好きちゃう?」と言ってくれるモノは大概ビンゴで、二人とも好きな感じの物。けれど、相方両親にはちょっとなぁ…と思われるモノが殆どでした。失礼な言い方をしますが、相方両親(特にお母さん)は見た目に騙されちゃうタイプだったりします。なので、焼締とか自然釉とか凝ってることを分からせない手法の釉薬類は、見た目で「安い」と思われちゃう可能性がありました。しかも、相方兄弟も然程陶磁器類に興味が無いらしいと。辛うじて、お父さんだけが地味めを好むかも??だったりでした。
 そのため、焼締とか自然釉とかは最初から却下(涙)。それだったら、私らが選ぶ意味ないやん!!と少々ブータレ状態。


 唐津のアーケード街にあるお店を覗いた結果、私が推薦したのが「古伊万里の復刻文様」な伊万里焼ワインカップ。押した理由は、伊万里のネームブランド、鴛鴦とか鶴亀とかの縁起文様があしらわれてる、杯の内側が金塗、色目も伊万里だし白磁に朱&藍でおめでたい感じがする、値段が1客6,500円でペアカップにしても予算内に十分収まる、兎に角見栄えがする、なモノでした。が、相方は猛烈に拒否しました…。理由は、この手の見掛け倒しな派手な器はお父さんが嫌い。即ち、お父さんの反応がいまいちだと夫唱婦随をモットーとしてるお母さんも「いい」とは言わない(お母さんの判断基準はすべてお父さんです/苦笑)。自分(相方)が嫌い、これを買うことに意味を見出せない、これを買ったら自分たちで選ぶ意味が無い、とかもう…全否定でした。
 確かに、お父さんは好きではないかもしれないけど、多数決(兄弟母)でいいと思えばいいやん!!お母さんもこれなら高そうやし(←重要)自慢&見せびらかしができるやん!と押しまくったんですが、無駄でした…。
 伊万里や有田の白磁・青磁の素敵なカップも多数あって、ココロ惹かれたんですが予算という縛りが(苦笑)。 


 相方が買うと言ったのは、絵付け唐津のフリーカップ。確かに、良かったんですが如何せん地味(苦笑)。絶対、良さ解ってくれへんて!!値段に見てくれへんって!!と今度は私が猛反対。その時点で、嫌な空気が流れ始めました。
 気分を変えるため、買い食いしたり職場用のお土産見繕ったり。そして、再度選定へ向かうことに。行きには気付かなかったお店を見つけ入ったらば、二人して「これっ」という粉引唐津のフリーカップと出会いました。
 一つは、粉引唐津に何本かの茶色のラインが描かれるもの。もうひとつは、同じ粉引唐津で表面の四カ所が少し膨らんた意匠になってて、上から見たら小さなお花に見えなくもない。それをペアにして、木箱と造ってもらって(窯の箱書きも入れて下さるそう)、送料入れて見事予算内に収まりました!!てか、予算余りまくった感もありまして(笑)、お花買っても3,000円位は別途余りそうな感じです。
 購入した瞬間、もう相方と「良かった~。肩の荷が下りたぁ。すっきりした!」と頷きあいましたよ。ホント、どれだけこれが重荷だったのかと。


 大体、予算が吝すぎなんです。年末に聞いた時、相方と「兄弟で記念品するなら10万くらいの旅行券かな」と言ってたんですよ…。なのに何故22,000円?!兄弟皆、いい年齢でちゃんとした職に付いてるんですよ?!なのに、1家族12,000円ってどういう了見で…と。確かに、我家以外はお子様いらっしゃいますよ(未就学児~成人まで)。けど、それとこれは別でしょうが…と思ってしまうんです。しかも、散々お母さん援助してらっしゃるのに…と余計なことまで思ったりして、すっきり納得できてなかったりします。
 兄弟が出せないと言ってる以上、うちだけが上乗せするのもマズいしで。散々「高校大学の友達の誕生日プレゼントとちゃうんやけどな」と愚痴りながらな、記念品選びでした。


 ホントは、こんな気持でお祝い選びしたくなっかたです。気持よくお祝いしたいけど、あれやこれや見てるとその気持も萎んできて…。イベント当日、かなり胃を痛くしつつになりそうで今から凹みモードになってます。


 まとまりのない愚痴にお付き合い下さった方、ありがとうございました。




 

「サラリーマンNEO」映画化

某所にて4/13に公開

 貴重なお昼休みに先輩(女性)が私の顔を見るなり、「サラーリーマンNEO」劇場版するんだって!!と教えてくれました。ホントに驚いたと同時に、絶句しました私。

 まず第1に、これが今日昼休み最大の話題であることがそもそもオカシイと(笑)。この情報を嬉々として流してくれる、先輩(NHK好きな女性/^^;;)が居ることが一般的なOLを目指す私(笑)としては、ちょっとまずいんじゃないかと。いや、その種を蒔いたのは私かもししれないけど、育ててくれてる先輩や状況も大概じゃないかと思ったりもしなくもと。
 余談ですが、この先輩は至極一般の方なんです。にも関わらず、私の腐ネタや爺婆俳優ネタマニアックな日本の女優俳優ネタ、トリ犬猫動物ネタにガンガン食いついてくださる貴重な方です(池鉄ネタでもかなり盛り上がれるのがアリガタイですよ、本当に)。まぁ娘さんが若干こっちよりかも?な感じなので、鷹揚かつ寛大なのかもと思ったりもしてます。しかも、私と先輩とも「テレビはNHKしかかからない」と言う位NHK好き(笑)。

 閑話休題。
 第2に作品(シリーズ)によって乱高下著しい品質なショートコント集「NEO」を、どういうストーリを付けて2時間近く伸ばそうと思うのか。あの番組が人気があり、エミー賞にノミネートされてるのは、ありそうでありそうな設定を短時間で昇華(消化)できるショートコントが評価されてからだと思うのに…それを何故劇場版という似付かわしくない場に持っていくのかorz
 てか、あの番組のコントって、時間が長いほどグダグダになる気がするんですよ。セクスィー部長の中~後期といい…。ただ、ヤフーとかみてたらセクスィー部長は今でも人気あるみたいなので、よく分かりませんが(_;;;

 第3としては、大体あの番組がターゲットにしてる層は足を運ばないと思うよ…NHK。

 な後ろ向きな感想しか出てこなかったからです。1ファンとしてどういう反応をしたらよいのか、ホントに困ってます。
 人気がありゃ何でもかんでも劇場版にしちゃう今の風潮、どうにかなりませんかねぇ。

 で、お昼休みは「NEOが劇場版って…」と二人で絶句しつつ、こうだったらいいのに「NEO劇場版」やこれまでのNOEについて語り合った次第です(ホントどうよ私たち/笑)。

 ・池鉄の「雨の中で」は絶対必要だよね。あのコント、池鉄のサラリーマンに対する歪んだ暑さと情熱、生瀬の冷静で鋭く呆れきった突っ込みは最高だった!!もう一度池鉄の「村田さんっ」が見たいよね~と。だから、私たちどんだけ池鉄&生瀬が好きなのかと。
 実はこのコントが放映された翌日、私たちは池鉄の「村田さんっ」から始まる台詞を延々モノマネしまくってたくらい嵌ってました(だからオカシイよ/笑)。
 ・新入社員は小池徹平君じゃなくて、「大いなる新人」の平泉成さんじゃなきゃNEOじゃない!!
 ・生瀬の部長は「じゃん」なんろうか?? いや「じゃん」であって欲しい!!
 ・沢村一樹が川上くんであるのは評価できるね。セクスィー部長は後半グダグダだったし、川上くんのほうが絶対いいよね。
 ・生瀬+沢村+小池徹平(って誰ね?)は分かったから、池鉄と平泉成さん他レギュラーは出るのかどうなのかはっきりして欲しいよね。
 ・NEO美さんとかアレキサンドリーネは出世したよね~(役名でしか覚えてないのが、何をいわんやって感じですね☆)
 ・こんだけ好きだけど、劇場版は行かないよね~。どこがターゲットなんだろう??謎。

 5月から第6シーズンが始まるとのことなので、そっちは毎週楽しみにさせてもらう予定です。

2011年4月11日月曜日

「エマ」by 森薫 読了

某所にて4/11公開

 あちこちで評判が良く気になって仕方なかった、ヴィクトリア朝メイド物語「エマ」(森薫/著)全十巻を本日読了。購入をずーっと思案してたんですが、結局図書館でお世話になりました。全巻読んだ今は、文庫化したら揃えたいなぁと。

 メイド物語と言っても、そんじょそこらの軽いメイドものとは訳が違いますよ、お嬢さん!!階級社会に生きる人々をきちんと描き、階級がある事が大前提の社会の中で働く「メイド」達を生き生きと描いてる作品です。そして高い評判通り、きちんと考証された時代背景と細かで丁寧な書き込み、穏やかで優しい物語でした。

 ヴィクトリア朝のメイドに関する本は何冊か読んでいましたが、その本で解説されていた「メイド」達が描かれてるってのが何より嬉しいことでした。ブリブリのミニスカートでもなく、家事を行うに適したシンプルな服。メイドの中でも存在する階級(仕事内容で細かく別けられていたそう)をもきちんと描いてらっしゃいます。

 軸となる物語は、メイドであるエマと上流階級の子息であるウィリアムとの階級を超えた恋愛模様です。確かに確かにベタベタな設定だし、現実では中々ありえない御伽噺だと思います。が、エマとウィリアムの人物像が非常に好ましいのと、周囲の人々がこれまた好ましい方ばかりなので、然程違和感が無いです。
 とは言え、ストーリーを追う方はちょっと物足りない漫画なのかとも思ったりしなくもなく。実際、図書館で借りた順番は、2→3→4→5→6→7→1→8→10→9なバラバラさにも関わらず、物語を追えれちゃうと(笑)。
 確かに、人物関係には置いてけぼりにされちゃうんですが、物語の大筋的には無問題!でした。それだけ、主軸がしっかりした作品だとも言えるんですけど(^^)

 上記のような読み方をしたもので、いきなり上流階級のピクニック場面(笑)。誰が誰ね?!どういう関係ね?!と戸惑いました。特にエレノアとウィリアム、グレースの関係が全く分からなくて(笑)。それでも、辛うじて序盤から読めたのは幸いだったかとも思います。

 お気に入りのキャラは、ジョーンズ家の次女ヴィヴィー。彼女の無鉄砲で勝気でおしゃまな様子が心底可愛いくて×2(笑)。将来は殿方を思う存分振り回して欲しいものです。 と、メルダース家のメイド、ターシャ(笑)。物凄く駄目で可愛い子なんですよね~。兎に角、頑張れターシャ!!!な気分で楽しめるキャラクターです。
 好きなカップルは、メルダース夫妻。ドロテア奥様とヴィルヘルム氏の造形も好みなんですが、それ以上にラブラブっぷりが素敵なんです!読んでる方が幸せになっちゃうくらい、互いを愛しく思ってる様が描かれてます。

 この漫画、嫌いなキャラが殆ど居ないです。唯一貴族の暗部を全部背負ってる子爵が苦手なだけで…(彼の行動原理を支えている「何か」はわかるので、ある意味リアルなキャラです。その分、なんとも言えない嫌な気分になるという…。キャラとしてはホント上手く作ってると思います)
 それはきっとどのキャラも決して完全なる善人でも悪人でもない。個々に持ってるいろんな背景や柵などで動いた結果が、そうなるんだと読む側が納得できる存在感があるからだと思うのです。

 好きな話は、8~10巻の番外編全部(笑)。大判で買うなら、絶対この3巻です。中でも、"TIMES"が一番好きです。"TIMES"誌を介して市井の人々を中心に色々な階級や風景を流れるように描いていて、巧いなぁとため息が出ちゃうんです。台詞が多いわけでは無いのに、語りかけてくる物語があります。

 いい漫画読んだとしみじみしてる夕べでした。
 

2011年4月10日日曜日

額縁をくぐって物語の中へ #4

某所にて4/10公開

  NHK BS-Premium で月‐金朝7:15~放映されている「額縁をくぐって物語の中へ」が、とても出来が良く毎回楽しみな番組の一つになりつつあります。
 毎回、ひとつの絵画を取り上げ、絵の中に入り色々推理し、その絵画の魅力を見せてくれる番組です。何が良いって、15分と短い時間にも関わらずゆっくり丁寧に絵を見せてくれるのと、余計なタレントさんのお喋りが無く「絵」そのものを楽しめることです。CGアニメーションも無茶がないし、案内役の役者さん二人も胡散臭いんだけど(褒めてます/笑)、背景としての役割を果たされるてて好感がもてます。

 この番組を見るきかっけは、番宣CMでたまたま見たんです。で相方と「絵の中に入って行くってのは、面白そうやね」と言った後、画面に案内役・池田鉄洋略して池鉄が!!。その瞬間爆笑しながらも「絶対観よう。録画しなきゃだな。」と決まったのでした。
 余談ですが、池鉄はある種のアイドルちっくな扱いを我家でされてます(笑)。何がそんなに私たちの琴線に触れてるかは分からないんですが、時折画面で見かけるたびに「池鉄!!イケテツが出てる!!」と互いを喚び寄せ合う位、人気者です。なんでこうなったんだろう(笑)。 ただ、イケテツは無駄に可愛い所があるのは事実。

 イケテツの事はさておいて…。#4はふせえりさん(←『時効警察』とかで結構好きな役者さんです)が案内役で、ゴッホの「寝室」でした。
 絵画については全く不案内なので、毎回なるほど…そうなのか…と感心することしきりなんでここでは触れません。

 触れるのはゴッホについて。
 番組中でされるゴッホの解説を聞いて思い出したのが、3-4年前に観た三谷幸喜の『絆‐コンフィダント‐』。解説されてるゴッホが、そのお芝居でゴッホを演じられた生瀬勝久氏と重なりました。勿論、三谷さんが緻密に計算し描かれ、それを丁寧に生瀬さんが演じたキャラであることは分かってるんです。が、舞台で観た愛らしく辛辣で傍迷惑で寂しがり屋なゴッホと、番組中で解説されるゴッホが見事に重なったんです。お陰で、解説に出てくるゴーギャンも寺脇康文になるし、お芝居のお二人の妙に可愛らしい絡み(一方的に生瀬ゴッホが懐いてるんですが^^;;)を思い出し、可笑しくなって仕方ありませんでした。

 ゴッホの人生は、聞きかじる限りかなり辛いものであったと思います。が、南仏に滞在していた期間が彼にとって豊かで幸せであったのが嬉しかったのは、きっと生瀬ゴッホが好きだからかもしれないと。
 浅はかな解釈、思い入れだとは分かっています。が、何かをきっかけにして少しだけ思いを馳せることができるのは、決して悪いことじゃないのかもしれないと思うのです。

 こうやって色んなモノが、どこかで繋がっていく幸せを最近感じるようになりました。好奇心は身を滅ぼすと言われますが、好奇心で幸せになることも多々あるんだと思うのです。そして、狭く深くも素敵だけれど、広く浅くもそれなりに素敵なんだよね、とも。

 けれど、どうかんがえてもゴッホってトコトン駄目なやつだよな(苦笑)と相方と頷きあったのでした。

glee #1

 某所にて4/10公開。

 先週末からBS-Premiumで放映が始まった、海外ドラマ「glee」。
 日本ではCS先行で放映され既に観てる方が多く、あちこちで取り上げられてるドラマです。
 私も海外ゴシップサイトさん等で書かれてるのを拝読し、概要はうっすら知ってました。加えて、職場の方(←未視聴^^;;)からサントラを借りて楽曲だけは知ってるという、ホントに話題先行で食いついたドラマだったりします。
 なので、本編を観るのはこれが初めて(笑)。

 第1話を見た感想は、相変わらず社会問題組み込みながら上手く作ってるよなぁ…でした。学生側で言うと学校カーストやイジメ、強者が常に強者である事が認められてる状況。教師側で言うと、不妊治療、経済問題(カードの支払問題等)、学校ですらビジネスになっている状況、教師間の確執等。それらを組み込みつつ、成長物語としての基本を押えミュージカルとしても違和感無く作ってる作品だと、第1話を見て感じました。

 米ドラマは第1シーズンの出来が良くても、シーズンを重ねるごとにグダグダになってくパターンが多いので何とも言えないんですが(笑)。暫くは楽しく視聴できそうな予感です。

 ざっと細かい部分の感想を箇条書きで。

 ・日高のり子!! 相変わらずの可愛らしいお声で嬉しい限りです。が、この方が声を充てる女性キャラって、なんでこう鬱陶しいのが多いのかと(笑)。南を始めに天道あかねとかコンスタンスとかとか。嫌いなキャラじゃないんだけど、ちょっと鬱陶しいぞ!!なキャラなんですよね(あ、南は昔から好きになれない^^;;)。 ラジオとかで想像するご本人のキャラは、結構さばけててるのになぁ。
 ・過去の栄光を取り戻したい教師と未来の栄光を目指す学生。化学反応が生じれば、面白くなりそうな予感です。
 ・不妊治療のストレスで買い物中毒な奥様。どこにでも転がってそうな設定ですが、このドラマでどう転んでいくのか…。伏線未回収にならないことを望みます。
 ・" Don't Stop Believin' "はここでこう来るのか!!!!映像付きで聞くと、なかなか良いと思う反面、本家本元の切なさや哀愁は最高だよなと思う次第です。
 ・Broadwayが隆盛極めるのは当然だわと、納得。高校であれだけのモノが出来るのなら、役者の層もそりゃ厚いわな、そこから上がってくる人たちが活躍するんだから当然最高のものが出来るわなぁと。
 ・オーディションでミュージカル「Chicago」の" Mister Cellophane"があったのは、ちょっと嬉しかった(笑)。あの情けない楽曲、割と好きなものでして。

 第2話以降の感想を書くかどうかは、未定です。

2011年4月9日土曜日

散髪

某所にて4/9公開

 水増し2個目。

 昨日、約2月振りに散髪してきました!10年前位からショートにして以来、ほぼ1.5-2ヶ月毎に美容院さんにお世話になってます。
 セミロングだったのを徐々にショートにしてくれた(笑)担当の方は、結婚を機に辞められちゃいました。なので、今はその前担当さんの後輩さんに切ってもらってます。

 行く度にお願いすることは「出来るだけ切って!似合う範囲で徹底的に短くしてくれて良いし。それ以外は全く好きなようにして」です。切って下さる方はプロなんだし、素人の私があれやこれ言うよりも良いと思う部分と、それ以外言いようが無い位ショートだから。前&現担当さんもそれには慣れて下さって、思い切りよくザクザク鋏を入れてくれるのがホントありがたいです。
 まぁきっとアレンジとか聞かれても「分からないのよ…。毎日適当だし…ごめんね(>_<)」としか答えないから、呆れてらっしゃるんだと思います(笑)

 しかし、学生時代の姿しか知らない人から、見たらかなりビックリされるだろうなぁと毎回思う短さです。ちなみに長い髪が好きな相方からは毎度毎度「モンチッチになった」と言われてますorz

久々のHIT

某所にて4/9公開

 下が一番上にあるのは精神衛生上よろしく無いので、何個か水増しします(笑)。

 乱読気味な私は、本屋で引っかかったり、たまたま目についた本を図書館で手当たり次第借りる傾向があります。それをすると時折思いも寄らない「大当たり」にぶち当たったりします。

 この数年でも、有川浩、米澤穂信、恩田陸、角田光代、阿川佐和子、酒井順子、森見登美彦、万城目学、海堂尊、奥泉光等々。最新作が読みたいと思う方では無いので、予約リストを延々待つことも然程無い健全な図書館利用者です(なのか?)。
 そんな折久々の大当たりが出ました!!雀躍しちゃう程の大当たり!!

 その作品&著者とは…。

 「ジョーカー・ゲーム」柳広司。
 実は前々から、書店で見かけるスタイリッシュなカバーイラストが気になっていたんです。ただ、あまり単行本をジャケ買いするのもなぁと気が引ける部分もあって、記憶の底のほうに沈めてました。なのに、先月末たまたま開架書庫にあるのを見つけ、試しに借りてみたのが運の尽き(笑)。
 むちゃむちゃ面白んですよ!!謀略機関モノミステリーで、なにこれ凄い楽しい面白い格好いい、好きっ大好きっ。その世界観と文体で、見事に落ちました。
 お陰で今、柳広司さんの過去の著作を漁ってる最中です(←落ちたときの行動パターンです^^;;)。
 何作か勢いで読了したんですが、どれもホント好きなんですよ。ミステリーとして物足りなくても、研ぎ澄まされた世界観とあっさりした文体が好みです。

 今、角川文庫から出てる『新世界』と『トーキョー・プリズン』(←このミス09の1位だったんですね__;;)は、今月末の旅行用に購入予定です。

 いや久しぶりの大HITですわ。

ベビーカーについての愚痴

4/9某所で公開

愚痴です。


 通勤時間は勿論、通勤時間帯以外でも若干混んでる時間帯の公共交通機関、狭いお店や道路で、お子様を乗せてないベビーカー(バギー)を畳まずに置いてる女性が多いなぁと感じます。 公共交通機関だったら、通路に置きっ放しとか。
 お子様が乳飲み子だったり、多少大きくても寝てたりしたら「仕方ないか」と思うんです。が、歩いてるお子様だったり、買い物結果のお荷物が載ってたりすると(その場合本来の使用目的であろうお子様は抱っこや座席)物凄く腹が立つんですよ。
 せめて、周囲の状況を見て使用を判断できないのか?物体の存在が邪魔だと思わないのか??と。しかも、偏見なのは承知で書きますが、そういうお母様やご両親、ご祖母様に限って「子供を見てない」。だから、子供は大騒ぎするし余計迷惑になってる悪循環…。

 反感買うの承知で書きますが、躾られないなら子供を産むな。産んだんだったら公共の場でくらいきちんとさ・せ・ろ。言葉が通じない年齢の子供を繁華街に連れて出るな!!とホント激しく思うんです。

 今日、こんな事を書いたのは、某お惣菜屋さんで出会った女性にビックリしたからです。
 見掛けたのは4-5歳位の男児とご両親。男児は父親が抱いて(靴脱がしてなかったし…)、母親は誰も何も乗ってないベビーカーを押したまま入店。地元の惣菜屋さんなので店内の通路は結構狭いです。そこにベビーカーを押したままって…、と呆然として思わず「畳んだほうがいいですよ。邪魔ですよ」と言っちゃったんですよね、私(__;;。したらば、母親は「すみません…。」と腹がたった様子で言いつつ、畳まれたんです。が、その後直ぐ父親に「出よ!息子が走り回ったら迷惑やし!!」と言い放ち退店されました。いや、「走り回ったら迷惑やし」と言うんだったら、こういう場所では走らないように躾ろよ!!それがあんたの仕事やろ!!と心で突っ込んだ次第です。
 まぁ言わなくてもいい事言った私も大概悪いし、お客さん減らしたのはお店の方に悪いなぁと反省はしてます。がそれにしても、ちょっとは考えて欲しいですよ、その手の女性には。
 出産や育児がすべての免罪符とは思ってほしくないです!!やることやった上でならいざ知らず、野放図に子育てしておいて…とあの手の親子を観るたびに思うんですよね…。確かに、出産も育児もしてない私が言うこっちゃないですが、せめてせめて公共交通機関や公共の場でだけでも、きちんとしてもらえないかと切に希望する次第です。


 勿論、すべての方が上記のようだとは言いません。きちんとされてる方も当然いらっしゃるし、そういう方については「大変だなぁ。気を遣って偉いな。席譲らなきゃな」とあたたかい目で見守らせていただいてます。

2011年4月8日金曜日

祝?!『図書館戦争』文庫化

4/8某所で公開

 ハードカバーで書い揃えていた、有川浩/著『図書館戦争』シリーズが文庫化され今月末から毎月発刊されるそうです。文庫化にあたっては当然のように、単行本未収録話も収録されるそうで、買わなきゃいけないよな~と遠い目をした朝@本屋さん雑誌コーナーでした。

 ただでさえ、買わなきゃと思いつつ買いあぐねてる文庫本が多々ある上、新規開拓の作家さんの文庫も書いたいし。と逡巡してる間にあれやこれやが文庫化される状況。それに追い打ちをかけますか、有川浩は。と嬉しいような悲しいような気分で一杯です(苦笑)

 この情報が載ってた雑誌『ダ・ヴィンチ』では、『図書館戦争』誌上キャスティングなるイベントがありまして、思わず食い入るように読みました(笑)。
 郁役に上がっていた女優さんはどれも透明感があったし、堂上役は皆身長をポイントにしてるのね流石だわとか、柴崎は第二位の方が好みかもとか心のなかで呟きまくり。
 その中で一番突っ込んだのが、小牧役。中でも投票で二位に上がっていた堺雅人(笑)。確かに確かに、小牧のイメージには合います。上戸や笑いながらも笑ってない感じとか、腹の中で何を考えてるのかを見せない策士的な雰囲気、知的で穏やかそうな風貌等々。けどね、ネックは身長…。勿論堂上より高く、更に郁よりも高くないと駄目なんですよ!!!それには絶対身長が足り無いと思われるんですよ(ここまで書いてますが、堺君ファンです!出演作品はほぼ目を通してDVDも買っちゃってる位好きデス)。もっと言えば、年齢。郁と堂上の年齢差が5歳。シリーズ初版は堂上&小牧とも20代後半です。いくら見た目がどうにでも変えられる堺君でも無理なような気がするんですね。確かに映画『ゴールデン スランバー』では大学生時代の姿も帽子一つで乗り切った堺雅人氏なので、なんなくこなされるとは思いますが、けどね堂上役が岡田准一とかだよ??無理かも(笑)。
 堺君には是非、進藤とか緒方あたりをやっていただきたいなぁと思う私はズレてるんでしょうか???

 文庫化ネタよりキャスティングネタのほうに力が入ってましたが、書いてすっきりしました!!読んで下ったかた、ありがとう!!

TNGに関する妄想(笑)

某所で4/8公開

 80'後半から90'半ばにかけて本拠地米国で放映され、本邦でも一応深夜に全話放映された海外ドラマです。
 このドラマは、70'代に放映されマニアックな人気を博したらしい『宇宙大作戦』(TOS)の続編にあたります。放映当初は前作同様、一般受けはしなかったようですが、シリーズを重ねるごとに評価が高まり視聴率もTOSを軽く抜いたそう。また、主要人物の一人であるピカード艦長をテーマにしたビジネス書(リーダーシップについて)も発刊されたりした作品。

 で、イキナリですが我家にはTNGの全話DVD‐BOXがあります!しかも、すり切れるくらい飽きもせず見続けてる唯一のDVD(笑)。
 理由は、45分一話完結形式なので夕飯時に観るのに丁度良い、SFや哲学ネタが豊富で何度見ても違う発見がある、主要キャストの英語が綺麗で聞き取りやすい等があります。中でも、一番大きいのが主演のパトリック・スチュアートが非常に好みのドツボ!!なことです(笑)。この方について書き始めると、膨大になるのでこれは別の話にします。
 
 今、久しぶりに全話を出来るだけ飛ばすこと無く見てる最中(昨年末から延々と)。何度見た話でも、意外に忘れてたり今更ながら細部に気づいたりすることが多くて驚いてます。何度見ても新たな感動を覚えたり、発見があるのはいい作品の条件だよなぁと改めて思ったりしてます。

 とここまではまともな感想。以下ちょっと腐り系の感想をば…。

 昔、TNGの海外スラッシュサイトを翻訳されてるサイトさんを訪ね、翻訳されてる作品を拝見した事があります。掲載されてるカップリングが結構意外だったり、あぁなるほどと膝を打ったりしたんですよね。
 今回、久しぶりに全作見ていて気づいたのが、ライカと艦長の近さでした(笑)。並んで立つだけなのになんで肩が触れそうな近さなわけ??、と思う場面が度々見受けられます。ライカはパーソナルスペースが小さい設定なのかもしれないんですが、それにしても艦長とは無闇に近い近い(笑)。それって、上下関係の距離じゃないよね??親密関係のな距離だよね???と後半になるほど突っ込む回数が増えてます。更に言えば、ライカと艦長の身長差もかなりいい感じなんですよ。お陰で、妄想が膨らんで仕方ないですよ(^_^;)
 それと、某所で見て一番驚いたQと艦長。Qにの登場する話については、場面設定がそれは狙ってますか??なモノが多くて「なるほど」と納得いたしました。Qの「人類に対する興味」とは「人類=艦長」というのは、物語中でも指摘されてたりしますし、一体何の線を狙っているのか?!と。艦長が「生き直す」話に至っては、後朝から気づいた艦長と同衾してるのがQなのには、あらぬ妄想を広げてください!!としか思えませんでした(思いっきり腐ってるのは自覚してます^^;;)。ホントこの二人については、色々邪悪な妄想が広がって楽しい次第です。
 一番一緒にいる時間が多そうなデータ君と艦長の関係は、出来は良いけど無垢すぎる末っ子の幼子を溺愛してる父親な感じなので、あまり妄想は膨らみません(私はです。ただカップリングとして有だとは思う)。 純粋にデータ君の成長を見守ってという感じに、父性愛を感じたりはします。
 
 今回になって初めて思ったのは、登場人物ならカウンセラーになりたい!!でした。艦長の娘的ポジションなのが一番の理由。他には、Dr.と「副長/艦長」の妄想話を二人で延々語り合い、お互いどういう状況を目撃したのか情報交換したいなぁと思うんですよ。きっと楽しい日々だろうなぁと、疲れた心を癒してる次第です。

 とか相方にツラツラ語ってる毎日。てか、相方にはバレバレなので気楽に妄想垂れ流せるのがありがたいですホントに(笑)

2011年4月5日火曜日

ばったバタ。

 某所にて4/4公開。

 新しい期になったと同時に、うちの会社の幹部が大きく入れ替わりました。一番大きいのが、社長と部長が同時に交代したこと。その影響をまともに被っているのが、うちの部署です。
 小さな会社とは言え、一応本社管理部門と言われる部署。事前準備は万全に整えていたつもりでしたが、実際動いてみると小さな不備や変更が出てくるのが世の常。大きな部分は、上の方たちで対応して下さってるのですが、小さな事柄や雑務は部署でただ一人の女性である私に回ってきてる状態です。また、幹部交代だけでなく新人(と言っても50歳以上/笑)研修の受け入れ対応とかも重なってしまいました。
 先週金曜と今日の二日間は、何かよく分からない案件でバタバタ走りまわって一日が過ぎた気がします(_;;
 
 お陰で、本来やらなきゃいけない仕事が全く進みません…。決算のお手伝いもしなきゃいけないのに、まったく進んでません。前の席にいる経理担当上司からはうっすら「どこまで進んでる???」オーラが発せられてますし、ホント一体どうしたらのんびり過ごせるのかしら、私(ってヲイ)な気分で一杯だったりします。

 てか、なんでも投げたら動いてくれると思わないでください皆さん、私にだって限界ありますってば。いや、動くのは苦にならないんですが、同時にあれやこれや言われてもなぁとか、ひとつの案件について2-3の上司から、違うタイミングで少しずつ違う指示を下さっても…混乱するだけですから。そこんとこ考慮いただければとても嬉しいです。あと、ネタにするためだけに引っ張り回すのはやめてください…。楽しんでもえたら幸いだし、私自身面白がってる部分もあります。が、あとで自分の態度・対応を振り返ってちょっとだけ反省後悔してるんで…。
 
 けど、まだ今週始まったばかりなんですよね~。頑張れ、私(笑)

ヘルシオ君初仕事。

 某所にて、4/4に公開。

  昨日買った新顔なウォーター・レンジ、ヘルシオ君。今日のお弁当作りで早速使ってみました!(いや、それ目的で買ったんだから…)

 仕様書無しではどうやったらいいのかさっぱり分からないので、無駄に時間が掛かってます。だいたい、オーブンとグリルの違いが解ってない人間が、ヘルシオ君を働かすってのが無理なような…。ホントに使いこなせるようになるんだろうか??と朝から少し凹んでみた次第です。

 ヘルシオ君に作ってもらったのは、メンチカツ。お肉屋さんで売ってるパン粉付、揚げるのは自分でね☆なモノ。仕様書兼お料理BOOKを読んでると、調理済みの揚げ物は色々できるけど、未調理のやつは出来ないことに気づき、再度凹んでみたり。
 そんな訳で、一旦フライパンで焼き色を付けてから、ヘルシオ君にお任せすることにしました。結果は、思いっきり失敗。した半分が、カラッとなりませんでした(涙)。しかも、角皿に敷いたアルミホイルが小さかったのと、予想以上に油分カットしてくれたお陰で、角皿洗いが大変でした…。

 今朝の教訓としては、未調理の揚げ物は揚げるが吉とアルミホイルは大きめ又は重ねても良いから角皿を隠すくらい敷くです。
 失敗と言っても、若干衣がしっとりしてるくらいで、お昼に食べても違和感はなかった(普段から大概な弁当なので。相方ごめん)し、大きな問題では無かったと思います。普段と比べると、もしかしたらふっくら柔らかく仕上がってた気もするし…。

 これから、ヘルシオ君共々精進していきたいと思った今日のお弁当つくりでした。

 

新顔登場!

 
 某所にて4/3公開分 日記。

 新生活を迎えたとき両親に買ってもらったオーブンレンジが、年末にオーブン機能のみ壊れました。幸い、レンジ機能は使えたので(庫内は暗いけど_;;;)急ぎ買い換える気も起こらず、不便も然程感じず使ってました。

 が、立ち寄った家電屋さんで見た今流行らしい「ウォーター・レンジ」とやらに目を奪われてしまいました。お値段も昔に比べたら下がってるし、色々機能も盛り沢山でお弁当作りにも良いかもしれない思いはじめました。
 実際、半年ほど前から相方の希望でお弁当作りを始めて以来、オーブンやレンジの有り難さが身に染みるようになってたんです。今は、オーブントースターとレンジで何とか数少ないおかずをやり繰りしてる状況。なので、あれやこれや出来そうな家電くんが居れば、もっと時間短縮できるんじゃないのか?!とフツフツと物欲が出てきたんです。尤もらしい理由として、今使えてるレンジがいつ突然儚くなるかもしれない…という不安もありました。

 今日、家電大好きな相方と一緒に家電やさんに出向き、勢いで買いました(笑)。SHARPのヘルシオ(置き場所の大きさと家族構成を考えて最下位の機種)を。付随の取扱説明書兼お料理BOOKを眺めて思ったことは、私に使いこなせるんだろうか??????です(^_^;)。兎に角、折角買ったんだからあれやこれや力技で(えっ?)楽しんでみる気ですが…。如何せん、持ちネタが少ないのがネックです。頑張りたいと思います。

 一緒に頑張ろうね、ヘルシオ♪(ってヲイ)

『Femme Fatale』By Britney Spears

 4/1に発売された、Britney Spearsの新譜『Femme Fatale』importのDeluxe版の感想です。  密林さんから届いてからずっと、このアルバムを聴いてます。予想以上に出来が良く、アルバムとしてのトーンもバランスがよく、ある意味今のBritneyらしいアルバムじゃないかと思います。  第一印象は、クラブ(でイイのか??)をイメージしたアルバムなのかこれは?!でした(笑)。兎に角、1曲目からアゲアゲ(でイイのか??)で、若干の緩急があるもののそのまま突き進む感じです。身体が自然とリズムを刻む曲が多くて、その手のダンスホール(古)に縁のないおばちゃんがこれを聞いてもいいのか、と躊躇いや戸惑いを感じたりしました。  アルバムの雰囲気は、前作『CIRCUS』のほうが好きだし、作りこまれてる感も完成度も上だと思います。が、前作で復活を遂げたBritneyだからこその『Femme Fatale』だし、今の彼女が歌うからこそ屈託なく聞けるアルバムになったのだと感じます。

 半ば中毒気味に、1曲目"Till The World EndsTill The World Ends"と2曲目"Hold It Against Me"をエンドレスで流してます。特に、朝の通勤中に聴くといいテンポで歩ける効果があります。これ以外の曲も勿論ノリノリでリズム刻みまくりで、憂鬱な朝も強引にテンションが上がります(笑)。また通勤途上だけでなく、朝の事務所のお掃除もヘッドフォンを付けたまま、ノリノリ頭フリフリ足でリズム刻みながらこなせる副作用もあったり。勿論、その時間帯には事務所に人は少ないので大丈夫です!!周囲には気を配ってますよ、自衛のためなら当然ですとも!(って何?!)

 そんなこんなブリ効果を感じつつ、暫くヘビロテ確実です!

某SNSを始めてみた

 先月末に、友人から電話があり数年ぶりに会うことになりました。その時、友人から「某有名SNSをやってるから遊びにおいでよ」と誘われ、招待状を貰い今更ながら始めました。

 一応、始めた以上はプロフィールとか日記とか書かなきゃなぁと、ポチポチ打っては公開してみたりしてます。プロフィールも日記も、私としては当たり障りなく無難な内容なので、こちらにも移していこうかと思ってます。てか、放置気味のこちらのほうが、ある意味あまり知人に知られたくない「深い」内容が多いってのが(笑)

 開始してまだ数日なんですが、ちょっと閉口してるのが「メッセージ」。公開早々、知らない方からメッセージを頂いたのには正直驚きました。しかも、殿方から(笑)。えっと…公開してる文章に「相方」の単語は頻発してるし、自身を「おばちゃん」と表現してるのにですよ…。一体彼らは何を見てメッセージを送ってるんだろうか???と疑問が生じてます。
 ただ、どんなメッセージであれ初心な私にとっては、ありがたいと思ったので返信させていただきました。が、その返信に対するお返事が「直にメールしよう」的なものでして…。一体何なのか?!としばし呆然としてしまいました。私の他人行儀で絵文字なし(どれを使ったら正しいのか分からないので使ってないだけ)な、あのメッセージでそれが出来る事が凄いと思ったりです。

 この年齢になって、学生〜独身時代にすら縁のなかった、その手の交流を経験することになるとは…。人生って侮れないですね、ホントに。
 正直言って、現実世界でもかなり親しい方や仕事上どうしても必要な方にしかメールしないのに、なんでWeb空間、しかも全くの初対面の方にしなきゃいけないのかと。更に、初対面でタメ口な人と(あぁ狭量/笑)。

 今回のことで思った事は、私はあの手のSNSには向いてないってことでした。こういう、ひっそりコッソリ書いてるのは性に合うみたいで、細々と続いてるんだと。それと案外長く続いてる「読書メーター」は、強制的にコミュニケーションしなくても良いのが楽なんだと再認識しました。

 繋がりなんて、日常生活を営んでいたら自然と生まれるものだし、それを縁と呼んで大切に育てる方がずっとずぅっと幸せで楽なんだと感じた春先でした。

 

2011年4月1日金曜日

内輪の話 2

以前グタグタ書いてた、相方実家ネタ愚痴関係です。そのため、こっそり日付をバックしてTOPから下げます(姑息)。
11/4/17投稿

 以前グタグタ書いてたように、昨年は一度も帰省しませんでした。恒例の年末年始も信州の温泉でのんびりゆっくり、結婚以来初めて!!夫婦ふたりで気楽に過ごす事ができました。いや、結婚以来初めてってのにホント吃驚でしたよ(笑)
 とは言っても、年末には義父とお食事会(義父だけだったら割合平気)、正月明けには一応一泊(遅く着いて早く帰る、元義姉パターン/笑)し、これまで通りなイメージでやってきた次第です。

 で、年末に義父とお会いした際、11年がお二人の節目の年であると伺いました。義父曰く「節目だし、いつもとは違う場所に1−2週間に行こうかと考えてるんだ。小笠原諸島とか北海道とかね」と。まぁ相方とは「その場所の選択って、思いっきりおとうさんの趣味ですやん…。おかあさんの趣味とか意見はどこにもありませんやん…」と突っ込みそうになったなと言い合った次第です。

 その話を聞いた週、義弟さんに頂いたお土産の電話をした時。義弟さん曰く「来年、節目の年なんだって。この前帰った時(11月)母さんがお祝いの席を設けるから来てねって言ってたわ。聞いてるよな」と。えぇ私たちは、何も聞いてございませんよ(笑)。お食事会翌日に義母にお礼の電話した時も一切その話はなかったですよ~と。
 その時相方は「聞いてないよ。けど何かしないといけないよなぁ」と暢気に返してるを聞きつつ、まぁ兄弟間のことだし良いかこっちに矛先が来なけりゃ良いか別に、な感じで放置してました。それに、年明けに行った際何か言わはるかもやしなぁと、その時は思ってたんですよ。
 がしかし、年明けに行った時も義母からは一切その話は出ませんでした(笑)。そうかそう来るか、と嫌らしくお腹を探ってみたり。その後も、相方一人でPC関係でちょくちょく帰ってるのに、その話は全くなかったそう。

 ただ、一応義父からは聞いてるので何かしなきゃ不味いよなぁ。もし、家族全員(笑)が集まるとしたら日にちとかどうなってるんだろうなぁ??とか思ってたんです。そんな折、義弟さんから相方にメールが!!
 件名は「5月の件」。もう大笑い!!!相方も「5月の件、って何かと思った」と言う位ビックリ。義弟さん曰く「5月の中旬にやるから」。私にしたら正に「えぇ?!!」ですよ(笑)。
 それを相方から聞いた瞬間、そうですか、私は顔を出すなということですか。相方にも義母が言ってないってことは、ここの二人は来ないでいいよ~が本心ですか!?と。貴女の古希の時散々ぐだ巻いて迷惑かけたり、結婚以来ずーっっとあれやこれややってたのは全無視で、一年帰省しかなっただけでこれですか?!と新たなムカつきが湧きました(笑)
 
 相方は「仕方ないよ。ひよが思うとおりにはならないって。そういう部分に気が回るタイプでもないしさ、俺の実家はさ」と暢気な事をおっしゃってます。が、それは違うよ相方、これはね女の物凄く嫌な部分なんだよ、女性特有の嫌らしい報復なんだよ、分かってないね~と密かに笑ってます。
 てか、普通他人同士のお付き合いでこれをしたら、絶縁ものだよ…。失礼にも程があるよねぇと、あれだけ義姉の事を「礼儀がない」とか言ってたけど、同じ穴の狢だよねこれじゃ。てか、ホント義母とは合わない!!ってことがハッキリました。
 今回の件で完全に義母を見切りました。今後、何があろうとも何をお願いされても都合よく使われてやるものですか!!!!

 で昨夜、義弟さんから電話がありました(笑)。内容は、義両親ご招待(それもどうかと、とは相方に言ってた)を「息子達が節目の年と知って、両親を招待する」に方向変換したそうです(大笑)。プロデュースは義母が溺愛する義弟。
 相方の思わず言ったのが「今回は、義弟さんに泣きついたんやね、義母さん。いや、義弟さん直じゃないかも。溺愛してる子に嫌な面見せたくないやろうし。だとしたら、新義弟嫁か元嫁に泣きついたのかもなぁ。大変やねぇ」と。
 まぁ相方も「多分そうだろうね。『息子たちに祝ってもらえない私は不幸だわ』とか言ったんだろうな(苦笑)」と。

 まぁホントに面倒くさいわ!!多分、匂わせておいたら真ん中息子夫婦が動いてくれるわ!とか思ってらっしゃったんでしょうが、今回の件についてはこちらから義母に問合せもしなかったし、ある種の放置状態だったのでそういう手段に出たんだろうと邪推してます。
 これまで、先回り先回りして気を遣ってたけど今後は一切しないと決断したのは正解だったと思いました。今年は、コレ以外にも義父の喜寿があったりするんですが、一切気付かなかったことにします。

 とかく、義理の関係って一回拗れると難しいですよね(^_^;)