2010年8月1日日曜日

JOKER ジョーカー許されざる捜査官 第2−3話

 週末に2話分一気視聴のため、各話の雑感というか与太話です。

 ○Crime 2

 ゲストが『警部補 矢部健三』の桜木健一郎こと鈴木浩介さんだったのが、なんとなく嬉しかった回でした。
 内容は、こんなものだろうなという感じ。正直このドラマ、警察ものや推理ものとしては粗い気がするんですよね(^^;;。あのご都合主義爆発な『名探偵モンク』以上に粗い気がします。話はずれますが、『名探偵モンク』はドラマとしては秀逸です。ドラマ的な面ではきちんと脚本が練られてます。また、7シーズン通して軸がぶれず、大円団を迎えたのは脚本に拠る部分が大きいとすら思います。ただ、コメディということもあり推理等については、いい意味でかなり強引かつご都合的だと思う訳なのです。
 閑話休題。そういったモノを求めてる方にとっては、薄くて面白く無いドラマだろうなぁと思ったりしてます。が、所詮民放フジの火9ドラマだし、私が求めてるものは其処ではないと割り切ってしまえば、十分「見られる」ドラマです(失礼な言い方なのは承知してます^^;;)。

 で、この回の印象的な場面は。
 足がツル伊達さん、思いっきりイジケル伊達さん、お子様目線でお話しする伊達さん、桜木君(違)を追いつめる伊達さん、ペンを回せない伊達さん、暴力を振るったと呟く伊達さんと挙げればキリが有りません(笑)。
 兎に角、このドラマを伊達さん=堺雅人の可愛さ+格好良さ(微量ですが)を堪能する為に見てる私にとっては、大変満足した回でした。

 主演ってもしかしたら素晴らしいのかも、と初めて感じた第二話初っ端。足がつって走れない場面から、捜査会議をさぼった理由が「うざい...うざい...」とお子様モード全開で拗ねてる場面。一体、フジはどこをターゲットにしてるのか?!一部の視聴者を狙い撃ちかよ!と突っ込みたくなるくらい、堺君の可愛いモード全開でした(笑)。
 課長と班員が真剣にお話ししてる中、一人寛ぎモードでソファに座ってらっしゃる伊達さん。誰か突っ込んでやれよ!野放しかよ!とニマニマさせていただきました。ご馳走さまでした(何が)

 次に桜木君(違)を追いつめる伊達さん。この場面は、桜木君(違)と伊達さんの張詰めた空気が、ドラマとして見応えがありました。手の内を明かしてるようで明かさない二人、お互いの腹とカードを読み合う二人、音を「暴力」として使う伊達の見えない冷酷さ等、ホント面白かった場面でした。下から伺う伊達の表情は、ぶっちゃけ格好良かった!「仏の伊達さん」とは思えない表情だった!と矛盾した思いを抱きつつ、満足しておりました。
 と、あすかに「僕は「暴力」を使ったんだ」と言った、諦めや己に対する嫌悪感等が感じられる口調と表情に、伊達さんが抱え続けてる「何か」を見せられた気がしました。
 動揺して目が泳ぐ伊達さんは、芝居で芝居するってこういうことかよ!堺雅人凄いぜ!と溜息を付きました。この人、ホントこういうドラマには勿体ないよなぁと、複雑な気分になったのも事実です。

 決め台詞はエコーかけない方が良いかも。この人、それほど2の線じゃないし、銃を構える姿も今ひとつ格好良く無いし、頑張って格好良く演出してくれなくて良いですよ〜、とどっかの方面にこっそり言いたくなった次第です。もの凄く、ファンとは思えない発言かもですが、堺君の格好良さはもっと違う部分にあると確信してる故のモノだと思って頂ければ幸いです。

 
Crime 3
 
 満足しました(笑)。やっぱり、主演って良いですね。
 この回も、トリックや犯罪心理なんて事は高い棚に上げて、伊達さんと伊達さんを巡る人々を楽しみました。ホント、制作者さんには申し訳ないの一言です。

 蓮さんバー(固有名詞を覚える気がないの丸解り_;;)での、蓮さんとの遣り取りは可愛いかった。受け手である、蓮さんの不審感たっぷりの表情もツボでした。蓮さんも男前だよなぁ。余談ですが、2年程前某所でご本人をお見かけしたことがあるんです。モノごっつい格好良かったです!スタイルが良くて、テレビで見る以上に素敵でした。朝の通勤途中でぼーっとしてにも関わらず、思わず振り返って見入ったくらいです。
 閑話休題。
 久遠とあすかが襲来して以降の場面。
 冴子さんを取り合って勝ったって...槇村ですか、伊達さんは?!と突っ込みましたですよ。もしかして、CHの逆バージョン?!槙兄が生き残って、僚に妹がいてってバージョン?!と全く違う方向の妄想が湧いたくらい、衝撃でした。色々地雷埋め込まれてるドラマです、ホント(絶対違います)。

 ここまで全く触れて無い久遠君について。
 ボタンから推理して核心に辿り着くという、凄い推理力を見せてくれた久遠君。久遠君の軽さと狂気のギャップは、見せ方が上手いなと思いながら見てます。目の表情や醸し出す雰囲気もきちんと変えてるし、ドラマを違和感なく楽しめてる要因の一つかもしれません。伊達さんに縋る様な表情や台詞は、一部の女子にとっては非常にツボかもしれない...とこっそり思ったりです(笑)。実験室の場面で、これはきっと「久遠×伊達」確定したなと思う私は腐ってます(伊達×久遠じゃないのは必然かと/^^;;)
 婦警さんと一緒に「ねーっ」と小首をかしげる伊達さんの可愛らしさは、35歳(実年齢36)とは思えませんでした。しつこいようですが、一体何を狙ってるのかフジテレビはと。もろ、ストレートど真ん中な直球じゃないですか?あの訳の分からん可愛らしさに翻弄されて、6年経っちゃいましたよ!どうしてくれるんですか?!とあすかの様に問いつめたい気分になりました。
 他にも、あすかに構って欲しそうな様子とか、部下に指導されて「はいっ。はい」と書類を受け取る伊達さんとか、女子高生にお礼の苺ミルクを渡す場面とか、後ろから背伸びしてメール文章覗き込む姿とか、ホントいちいち可愛いんですがっ何か?!と、可愛らしすぎて八つ当たりしたくなりました(複雑過ぎるぞ)。
 あ、あとこの回で忘れちゃいけないのは、歩道橋上での似非手品師な場面です。あれは、ホント体の動きとは奇麗だった上、表情が愛らしくていい場面でした。

 その反面、久遠に問いつめられて「君には無理だ」と拒絶した場面は、ちょっと山南さん(土方との対立前後)を彷彿させる雰囲気で格好良かった。思わず、久遠は土方かそうなのか?!とまた明後日の方向にぶっ飛びかけた位、山南さんだったと思います。あの辺のギャップをもう少し見せてくれたら、一般化するのに勿体ないと思ったりしてます。

 どうしても慣れないのが車。助手席でも運転席でも、微妙にヒヤヒヤしながら見守ってしまう癖がついてまして...。いい加減慣れないと駄目なんですが、車酔いしてないだろうかとか免許取って良かったねとか、余計な感想しか浮かばなくなってます。ホント駄目です。

 で、予告!!
 口からトランプって(笑)。ドコゾの誰かさんの得意マジックじゃないか、と大笑いさせてもらいました。ドコゾの誰かさんに教えてもらってたりしたら、もの凄く嬉しいぞと。そうじゃなくても、ドコゾの誰かさんのチェックは入って欲しいと思う次第です。
 ホント、一体どこの層を狙い撃ちしてるんだろう、このドラマ...