2006年2月14日火曜日

Mariah Careyx3+U2x5=48th GRAMMYs

 相変わらず、話題(若しくは旬)から遅れてます。
 しかも、2/9(現地 2/8)の第48回グラミー賞の結果が発表されて以来、千々に心乱れる日過ごしてたり(大袈裟な)。結果に対して不服とか不満とかじゃないんですが、何かと色々と複雑な心境だったりします。

 そんな訳で(どんな訳??)第48回グラミー賞に結果についての戯言を以下に。

 今回は主要3部門含む8部門に最愛のMariah Careyがノミネートされた上、主要3部門中2部門で相方が敬愛するU2と被るという、何とも我家的は嬉しい且つ楽しい状況だったこともあり、今まで以上に楽しみにしてました。しかも、前評判では「Mariah復活のためのイベント」とも言われたこともあり、更に期待は高まるばかりでした。
 が、結果はご存知の通りU2の完勝。MariahはR&B部門でのみ3冠達成。
 この結果は、両者が好きな私にとっては本当に本当に複雑だったりします(苦笑)。
 その理由は明らかで、MariahがR&B部門で3冠のみで、期待していた(FAN長年の悲願でもあった)主要3部門が獲れず、その主要3部門中2部門をU2が獲ったって事デスよ。

 今更だとは思いますが、MariahとU2が受賞した部門を記載しておきます。


・Category 2 - Album Of The Year(年間最優秀アルバム) : U2 / HOW TO DISMANTLE ATOMIC BOMB
・Category 3 - Song Of The Year(年間最優秀楽曲): U2 / SOMETIMES YOU CAN’T MAKE IT ON YOUR OWN
・Category 16 - Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocal : U2 / SOMETIMES YOU CAN’T MAKE IT ON YOUR OWN
・Category 20 - Best Rock Song : U2 / City Of Blinding Lights
・Category 21 - Best Rock Album : U2 / HOW TO DISMANTLE ATOMIC BOMB
・Category 23 - Best Female R&B Vocal Performance : Mariah Carey / We Belong Together
・Category 28 - Best R&B Song : Mariah Carey / We Belong Together
・Category 30 - Best Contemporary R&B Album : Mariah Carey / The Emancipation Of Mimi


 Mariahが主要3部門(上記2部門+Category 1 - Record Of The Year(年間最優秀レコード))が一つも獲れなかった事が物凄く悔しいし、悲しい。けれどR&B部門での3冠というのは、彼女の音楽がきちんと評価されたと思うし、明確に方向転換した『Butterfly』以降の彼女の音楽ってものが真っ当に評価されたものだと思うので、物凄く嬉しいんです。
 無論、無冠にならなかったことが何よりも嬉しいんですが(この屈折の仕方が、Mariahの紆余曲折を物語ってるよな)。

 反面、U2が主要2部門を獲ったのことにも至極納得してしまうんです。実際、『HOW TO DISMANTLE ATOMIC BOMB』はどの曲も素晴しかったし、悔しいけれど(笑)格好良いアルバムだと思います。勿論、『SOMETIMES YOU CAN’T MAKE IT ON YOUR OWN』は文句無く素晴しく美しい曲だとも思います。だから、Mariha FANである私にとってはかなり不本意な結果であるにも関わらず、単純に「U2が過大評価されて、Mariahが過小評価され過ぎだ!!」とか「GRAMMYの陰謀だわ!!」いう腹立ちを持つことができず。しかも、腹立ちが無い故に悲しみを昇華することが出来ず、やけに悶々としているという訳です(苦笑)。

 だって、出来ることなら今回の『The Emancipation Of Mimi』でMariahに制覇して、「完全復活」を高らかにアピールして欲しかったんですよ!!確かにセールス実績やチャート上では「完全復活」となりましたが、今回のアルバムについてはこれまでとは違い「作品」として全体が評価なされるべきものだ思っていたので。そういった部分でものすごく悔しいな、と思ったんです。
 ただ、作品としての評価ということなら8部門ノミネートってだけでも十分、とも思ったりもして、なかなか複雑でございます(苦笑)。

 さて愚痴はここまでにして(言い出したらきりが無い^^;;)、その他の雑感などをざっと。

・OpeningのMADONNA
 相変わらず格好良くて思わず目を奪われるる存在感は流石した。が、やっぱり年齢重ねはったな〜と思わなくも無く。しかしそれ以上に「う〜ん….力技でMariahのOpening パフォーマンスを阻止しはったんよな〜」とかなり歪んだ目で見てしまいましたよ。
・U2、U2&Mary J.Blige
 「Vertigo」:やっぱこの曲は格好良いわ〜と悔しがりつつも相方とノリノリで鑑賞してました(笑)。しかし、Bonoの相変わらずなへたれた歌(By相方)は聞きなれると「味」になるんだと、感心です(酷)。というか、BonoっちのLIVEパフォーマンスははったりが利いてて本当に格好良いと思いますよ。
 それ以上に格好良いのは、バンドメンバーだと思われ。あのへたれ(一度たりとも同じ歌い方ができない)Bonoっちに合わせてあそこまで齟齬なく演奏できる力量に、ただただ感嘆でございます。
 「One」:Mary J.Blige格好ええっっ!!!と大騒ぎでした(笑)。この曲はホント名曲だと改めて。どのタイミングで聞いても何か響くものがあるし...。特にギターの哀愁が素晴しいとは相方の談。
・Mariah
 「We Belong Together」:歌いだしの声が少し擦れた感じがしたので一瞬ヒヤっとしましたが、それ以降の伸びやかな声に一安心。衣装も場にあった雰囲気だったと思います。
 「Fly Like A Bird」:アルバムで聞くよりLiveの方が素晴しく、鳥肌立モノでした。歌詞も勿論素晴らしいんですが、それ以上にMariahの声が美しくて!!!ゴスペルの厚みと彼女の張り詰めつつも温かな声が絡み合い本当に素晴しかったと思います。えぇボロボロ泣いておりました。
・U2のスピーチ
 Best Rock Album:Bonoっちのスピーチはあちこちで取り上げられておりましが、我家で受けた(?)のはThe Edgeのスピーチ中に、後ろでごそごそしてたBonoっちとラリーでした。Edgeが話し始めてから心配そうに何かを打合せする二人と、暫くしてEdgeのスピーチに満足そうに頷くBonoっちが可笑しくて可笑しくて。相方と「今な、きっと何時止めるんや、とか打ち合わせてるんやで」とか「Bonoは、良いこと言うよエッジ、とか思てるねんて」等々突っ込んでおりました。
 Album Of The Year:Bonoっちのスピーチにかなりむかついてました(笑)。特にMarihaに対しての言葉"And Mariah, you sing like an angel,"を聞いたときにゃ地団太踏んで「くぅぅ、むかつく〜ボノっ」でしたよ(笑)。更に相方に「流石Bono。余裕綽々ですな〜。ほれMariahさんも誉められて喜んではる」と言われ、あまりの悔しさに唇かみ締めました...。ったくだからU2ファンって(と十把一絡にしない)。
・気になった事
 Song Of The Year の時、一瞬ですが受賞曲ではなくMariahの『We Belong Together』が流れました。あれは一体?? 恐らく単純なミスだとは思うんですが、非常に嫌なミスだと感じました。あまりにもMariahに対して酷いような。
 海外のメディアを見ていると、今回の結果はGrammyのMariahへの"a little love”と表現しているのを多く目にしました。正直、正確なニュアンスは理解できてないんですが(何せ英語苦手なものでして^^;;)、それが表現しようとしてるであろうニュアンスに納得したした次第です。巧く表現してるというか、なんというか。本当に「ささやかな愛情」だけを示されたんですよね〜(苦笑)

 これで全てが終わりではなく、この結果を踏み台にして更にMariahが高みに行くことを期待して止みません。つうか、更なる高みに行ける「本物の歌手」だと思って信じてるので。
 次のお楽しみは、恐らく行われるであろうLIVEです!!来日公演があることを期待して頑張りたいと思う次第です。

 また、憎き(笑)U2さんですが、4月の来日ツアーは行って思う存分弾けて楽しむ予定です(ってをい)。その時にはここぞとばかりに「Bonoの馬鹿〜っっ」若しくは「アダム&ラリー男前っ」と叫びたいと思います(笑)。