2005年6月30日木曜日

保育士さん 最終回

 最終話をなかなか見る気分にならなくて、漸く録画を見たのが昨夜。しかも、殆ど飛ばし見な状態で、鑑賞時間は正味15分くらいでございました。

 こんな気分になった原因は恐らく、本放送時にチラ見した場面だったと思われて仕方ありませんです。
 その場面とは、主人公氏が壊れた車を押してゴールしているのを、観客が総立ちで見守っている、という「如何にも」なもので。それがどうにもこうにも生理的に受け付けられず、鳥頭でも納得できず、ましてや保育士さんや年少組(+樹里嬢、年配組)への偏った思いをもっても受け入れられず、根性入れて見られませんでした(ドラマ感想で根性って言葉が出る自体、間違ってるよな・・・)。

 なので、本当に申し訳ないんですが以下愚痴に近い感想をつらつらと、長々と書いております。

 最初から喚いてましたが、ホーム側の役者さんの使い方がホっント勿体ない!!!正直、腹立ちすら覚えた位です(松下さん原田さん高島さん角野さん堺さんやらがホント使い捨てみたいで・・・あぁ勿体ないっっ)。
 余談ですが、某男性週間誌上で「絶妙なキャスティングで人間ドラマとして深みがある」的な一文を読んだときには、正直唖然といたしました(^^;;;

 また、最終話をああいった形や場で収束させるならば、「レーサーとして格好良く、どんな困難があっても『天才的な才能』や『魅力』で乗り越えられて、万一負けても周囲に認めて受け入れられる」主人公の話だけにしておくべきだった方が良かったんじゃないかと。

 そして、廃園問題にしても子供達の背景にしてもどうも中途半端な印象が否めないままでした。この件に関しては、所詮月9枠だし、主人公氏ドラマだし適当にお茶濁されて終わるんだろうな・・・と思っていたので腹は立ちませんでしたが。それでも園長や携わる保育士や本当なら主体であろう子供たちを、もっと丁寧に視点を定めて描いて欲しかったと思わずにはいられませんでした。
 特に子供らの表情が良かっただけに、あの子達ならきちんと多くの事を表現できたろうにと思えて。悔しいったらありゃしませんでした(^^;;

 恐らく、「人生勝ちばかりじゃなくても良いんだ」って事が言いたかったんだろうけれど、ドコを切り取っても「主人公氏」を中心とした「御伽話」だったんだから、最後も素直に「優勝台に上がる」で良かったんじゃとか、もし「敗者の美」なりを描きたいのであれば、観客が総立ちで主人公氏を見つめる場面は不要じゃないかとか(あの場面に関しては、突っ込みどころが多すぎて/苦笑)、それこそ要らん邪念で思ったりしておりました。
(えぇとレースに関しては門外漢なので間違ってるかもしれませんが、レース中あんな風に車を押すのって、妨害行為や危険行為として問題にならないのでしょうか??傍から見てたら物凄い邪魔としか思えなくて/^^;;)

 で、園長の語りと1年8ヶ月後の皆さんです。
 そんな背景があるのなら、何故もっときっちり見せなかった??とか、ナレーションで全部片付けて良いんですか??とか、そんな簡単に片付けるのなら、何の為の廃園騒動だったの???とか、子供達のエピソードを多少也とも積み重ねたのは何のため???とか、鳥居先生は??とか、ラリーとレースはレーサーの素質が違うんじゃないのか??(パリダカに一時期嵌ってたモノとしては、簡単に扱われたことが遣る瀬無かった)とか、疑問符が頭の中をグルグルしてました(笑)
 なんか、最終話でここまでいろんなことが蔑ろにされるとは、正直吃驚でもありました。

 で、主人公氏には「ままで良いのか??役者としてどうなのよ???」と小一時間聞いてみたい衝動に駆られたのも事実。ただ、某関西視聴率女王の日曜昼間の番組で女王様が「主人公氏のレーサー姿が格好良い!!」的なご発言をされてるのを聞いたとき、「あぁこのドラマ(の数字)を支えてる大半がこんな感想なら、結局ああなるわな・・・」と妙に納得いたしました。そして、「三谷新選組が数字取れなかったり、一般(オヤジメディア/酷)受しなかった理由もそこだよな」と思ったり(笑)

 まぁそんなことはさておき(充分愚痴った癖に)。
 保育士さんと園長と年少組&美冴嬢は最後まで頑張ったな〜と思った次第です。
 保育士さんに関しては、少ない時間と言葉で「現実感なり説得力のある鳥居元一郎」像を作り上げられたな〜と感嘆しました。最終回の元兄が目玉焼きを啜る場面には「・・・・・そこまでして主人公氏の影響力等々を見せたいか・・・・・(苦笑)」になりましたが、直前の不思議そうに唇を前に出してる様子が可愛らしかったのでとりあえず相殺ってことで(何??)。
 また、上記と矛盾しているとは思いますが、元兄に関しては前話で落ち着く場所に綺麗に着地したと思っているので、それほどの不満や消化不良ははありませんでした。

 園長が子供らのことを説明する場面は、説得力や愛情が感じられやっぱ原田さんだよな〜と聞き惚れておりました。あぁホントに勿体ないよぅぅぅ(T_T)

 俊太君&美冴嬢&七恵ちゃんには和ませていだきました。有難う!!と心からお礼を言いたい。特に樹里ちゃんの細かなお芝居なりを見ては「映画『笑う大天使』の史緒さんが楽しみかも!!」と思ったほどです。なんか、この子らと大輔役の子もホント勿体なかった・・・

 御伽話にするならば、お魚屋さんドラマのように徹底的に「現代の御伽話」にして欲しかった・・・と思った次第です。また、良い役者さん揃えてたのに勿体なかったよな〜が初挑戦月9の感想となるとは、物凄く予想外でした(^^;;

2005年6月27日月曜日

お魚屋さん 最終回

 綺麗(強引?)に収まるところに収まった、若しくは一番据わりの言い形で終わった感のある木10最終回。

 最終回鑑賞後の感想は、このドラマは「高柳徹」の凋落と再生、成長そして友情を描いた物語だったんだ、でした(笑)。そして、タイトルでもある「ヒルズに恋」し続けたのは、主人公氏ではなく「高柳徹」であり、また彼個人の魅力(器)に惹かれて集まった七海女史他フロンティア幹部の面々のだったんだな〜と感じた最終回でありました。

 そういった意味では多少の齟齬やかなりのご都合主義的な展開等々はあったにせよ、ある程度の整合性は取れてたと思うし、ひねくれた見方をしつつも面白く見続けられたと個人的には満足してます。
(製作に携わった方たちには非常に失礼な言い草なのは重々承知しております_ _;;;;。ごめんなさい。)

 以下、鮪(2回目?)と鯛と相合傘なお魚屋さん、と多彩な顔を見せてくれたIT幹部中心の戯言です。

・宮沢君に対して、嫉妬の余り「鰹が出た」お魚屋さん・・・
 えっと、お魚が大切なんだよね??、なのに何故お魚を武器(違)にするのか!!そんな事したらせっかくの鰹が台無しじゃないか!!と思わず確認してみたくなりました(笑)
 けど、宮沢君もまさか鰹で殴られるとは想定外だったろうな・・・可哀想に(^^;;

・刺身とシーフードカレーの取り合わせって、どうよ。

・ごくごく自然に会話を交わしてるお魚屋さんとIT企業幹部。

・神谷さん+宮沢君は普通にコンビ芸として成立してると思います。まさかこんなドラマでこんな見事なコンビ芸が見られるとは、嬉しい限りでございます(何かが間違ってる)。
 宮沢君の突っ込みが、回を追うごとに容赦ないものになってるのが個人的なツボです(笑)。恐らく現場の雰囲気がそういう感じなんだろうな〜と微笑ましくなった次第。

・国際的なお仕事もできる事が発覚した、神谷さん。もっとこういう場面が見たかったんですが。今更言っても詮無きことだと思いつつ。

・逆プロポーズを受けるお魚屋さん。
 良かったね!!おめでとう!!と思わず拍手。この二人の関係をちゃんと清算してもらえたのが嬉しくてなりません。あぁきっと現場でもこの二人は愛されてたんだろうな〜と思いましたよ。
 まり子の言葉に思考が追いついていかず一瞬呆然とした後、柔らかそうな頬を自ら叩いて確認するお魚屋さんと、そのお魚屋さんの様子に「してやったり!!」的な表情のまり子が可愛らしくて、愛らしくてなりませんでした。

・ごくごく自然に居酒屋で「シャンパン」を頼む神谷さん
 場違いなんだけど、あの空気に良い意味で馴染みきってる神谷さんがなんかもう(笑)

・嬉しい報告をするお魚屋さんとふっとばされる元参謀
 この場面は大笑いいたしました。上ずった声で全身で喜びを表現してるお魚屋さんが可愛いやら、状況が呑み込めないにも関わらず一緒に喜んでる宮沢君が可笑しいやら、勢い余ったお魚屋さんに吹っ飛ばされる神谷さんが最高だわで、大笑いさせていただきました。
 で、神谷さんを引き上げた勢いで抱き合って、お魚屋さんの頭を撫でてる神谷さんと素直に撫でられてるお魚屋さんの様子が微笑ましくありました。
 が言わせてください・・・こんな副長と参謀を見る日がくるなんて!!かなり胸打たれました(馬鹿)

・新たな美人登場で舞上るお魚屋さんと牽制するまり子
 完璧に尻にしかれてますよ、お魚屋さんわ(笑)
 この二人はきっとこんな感じで変わることなく過ぎていくんだろうと、笑いながらもほっこりいたしました。

・落ち込み項垂れぼやく社長
 実は今回一番のツボだったのが、契約を断った後の高柳徹氏でした。
 皆怒るだろうなぁ とか なんであんなことしたのか・・・ とかの呟きも可笑しかったんですが、何よりも事務所の隅っこで項垂れて反省してたり、主人公氏に「仕事をしてください」と言われ素直に「はい」と答える高柳徹氏の様子には、大笑いさせていただきました。
 そして、そんな風に人間味を見せた元社長を温かく見守る下僕達(違)が、この人たちは高柳個人に惚れてるんだな〜としみじみ思えた場面でした。

・国際的な神谷さん
 谷章センセの「出来る男」っぷりにホント惚れ惚れいたしました。

・結婚式と二次会
 お魚屋さんがタキシードだよ!!と妙にドキドキ(Notときめき/笑)しておりました。
 で、お魚屋さんの魚薀蓄スピーチが切られていたことに大笑い。しかし、何を語ったのかが非常に気になってしかたない(^^;;

・5年後の皆さん
 みんな髪型が違うよ!!とか、これが巷で話題だった相々傘Tシャツなんだ!!とか大騒ぎして相方に冷たい目で見られました・・・。しかし、あのTシャツ特注だろうけれどよくまり子が許したな・・・と妙に感心しておりました。

・京極堂と高柳
 今回初めて堤さんのお芝居を拝見し、色んな表情を持っておられる上、柔軟な方だと感じました。
 特に最終話の高柳を見てひとりごちたのは「京極堂 はまるかも・・・」でした。何となくですが、映画を好意的に見れそうな要素が増えた気がしています。そういった意味でもこのドラマを見たことは良かったかもな〜と明後日の方向で思ってる次第です。

兎に角最後までいろんな意味で楽しませてもらえました。
(恐らく月9よりちゃんと「話」を見てた気がする^^;;)

2005年6月23日木曜日

保育士さん 10話

 元兄の主人公氏への言葉。
 「勝って欲しいと思ったんです。男として」に、溜まっていた何かかがストン落ちた気がした月9 第10話でした。

 勝負(言い換えるなら「人生」)に「負ける」がある事を知って、「負けた時」の事も考えて行動する元兄と、「勝つ」ことに拘り「勝ち続ける事しか考えてない」と躊躇いもなく言い切る主人公氏の対比が、今回は鮮やかだったでした。そして、「負け」を知ってるからこそ「勝ち続ける」事の難しさや覚悟を元兄は知ってて、それを自然体で体現してしまってる主人公氏への嫉妬なり羨望なりが、静かに氷解していく様には惹きつけられました。そして、堺さんってホントに凄い役者さんだと改めて(また、ジムでの主人公氏は良かったな〜と。こう無理して頑張って「格好良くしてる」雰囲気が余りなくて/笑)。

 ふと、主人公氏と元兄の関係って、元G軍N監督と元Y→T軍N監督みたいだと思ったりでしました。どう表現していいのかわかりませんが、互いが互いを「異質な存在」として意識しすぎて避けてるんだけれど、意外と互いの本質とか核を理解し合ってるんじゃないのかと(スポーツ全般詳しくないので、こういう認識で合ってるかどうかは判りません。ただ、個人的に元Y軍時代のN監督のマスコミ向けのぼやきは好きだった/笑)。
 そして、異質なものに触れる事で自分のこれまで拘っていた何かが「変わる」事は理解できるんです。だからこそ、今回の元兄の「じたばたしたくなった」とか「これまでの別れも同じじゃなかった」(台詞うろ覚えです^^;;)の言葉にはちょっと胸打たれました。

 確かにかなりベタな展開だとは思いますが、元兄の着地点としては予想外に綺麗だったことに満足を覚えてます。

で、『元兄スペシャル』と銘打ちたくなる10話のあれやこれやを(笑)

・白シャツにジーンズな元兄
 いや〜久しぶりにトキメキました(って)。こういうシンプルな格好の方が似合われますよね、堺さんって。
・小雪を説得する元兄
 先ず、手を掴んで小雪に振りほどかれる所作が流れるように綺麗で、思わず何度も繰り返し見ておりました(馬鹿)。で、小雪に対しての言葉が本当に真っ当で正論過ぎて、これが彼なりの「守り方」なんだろうな・・・と思わうと、不器用だよな元兄・・・ってと思わずほろりと。
・元兄とトレーニング
 ここの一連の場面は全部大好きっ!!!(主人公氏も含)
 元兄と主人公氏の動きの対比とか(やっぱ主人公氏の動きは素直に綺麗だと思いました^^;;)、ランニングで主人公氏の動きに着いて行けず「そっちですか」と呟く元兄とか、その後の必死の形相で走る元兄とかには爆笑させいただきました!!いや〜良いもの見せてもらえた(って)
 そんな中でも、主人公氏に遊ば(抱き締めら)れて固まってる、元兄の表情や手の位置なんかがもう最高に可笑しかった!!あれで立場(精神的な上下関係と言えば良いのか?)が逆転したよな、あの二人(笑)。
 「負けることに備えて」云々の台詞が、この時期に某総長がおっしゃった「あらゆる事に備えておくのが軍議ではないか!!」を思い出したのは、私だけでしょうか???

・ホームでの元兄
 主人公氏の「何であろうと武器使っちゃ卑怯だろう」を受けた後の元兄の表情が柔らくて、恐らく元兄が言葉にできなかった(言おうとすると物凄く理屈っぽくなるに違いない)事を、さらった言ってのけた主人公氏をはっきりと認めた(受け入れた)感じがしました。

・元兄 meets 年少組
 俊太君を抱きかかえる元兄の笑顔が、自然で愛おしそうで、いい表情されるよなぁと暫しうっとりさせていただきました。
 ってか樹里ちゃんこれだけ??勿体ない・・・

・元兄&主人公氏@ジム
 この一連の場面も大好きです。
 照れくさそうにスポーツドリンクを渡す場面だったり、主人公氏のあどけない嬉しそうな笑顔と対照的な元兄の照れ臭さいような少し戸惑ってるような表情の対比が面白かったり、主人公氏からグーパンチ(って表現で良いのかな???)に一瞬間が空きつつ、おずおずと応じる姿が微笑ましかったり。なんか、そういった動きの積み重ねで互いの関係が変化してるが見えて、素直に良いな〜と思えました。
 ただ、こうやってちゃんと「個」の関係がわかる場面が出来るのに、何で全編通じてこういう感じにしなかったかな・・・と少しだけ思ったりです。

・元兄@教会
 心境の変化とか人との関係性に対する変化とか、丁寧に語ってもらえたのでホント満足です。また、ダーク・スーツが良く似合ってて!!いや〜満足でございます(笑)
 ただ、角野さんがこんな使われ方じゃ勿体なさ過ぎっ(涙)

 最後に、今回主人公氏や小雪との対話の場面での元兄が見られたことで、多少消化不良感は残るけれど、まぁ良しとしよう・・・と。初めて見続けた月9に対してはそんな感じになりました(最終回が残ってるのに/笑)。そして、しつこいようですがレーサー部分は本当に本当に必要だったのか???と。もっともっとホームに焦点を当てて、丁寧に丁寧に描けたんじゃ無いのか???とか
 ある意味こんな「格好良い俺様」な役ばかりじゃ主人公氏が勿体ないかも・・・と思います。

 ただ、今後もこの枠を見続けるか、とか、今後も積極的に主人公氏主演のドラマ見るか、って聞かれたらおずおずと「いや・・・・・」と答える事は間違いないと思います(^^;;

2005年6月20日月曜日

お魚屋さん 10話

 ここ2−3回のお魚屋さんドラマ(何かが違)は、本当に面白くて純粋に楽しく見れてます。なんか、最後までメゲズに、諦めずに見続けてて良かった!!とすら思ってます。

 初回からお気に入りだった、お魚屋さん&まり子コンビ(なのか)も然ることながら、最近はヒルズ社長&七海さん組の関係が大層好みだったりします。特に、和久井さん演じる七海女史が素敵に感じられる昨今。
 ヒルズ社長と七海さんの「人」としての距離や関係が、非常に好ましく思えて仕方ないんです(お魚屋さんコンビも同じ)。もたれ掛かってもなく、かといって己の領域から阻害し合ってるわけでもなく、互いに本質を理解してその時に必要な距離を図れてる。あの二人が積み上げてきた時間や関係がそこはかとなく見える感じがして、物凄く見ていて心地よかったりするんです。

 このドラマ、細かな部分(いや大きな部分でもか?!)は突っ込みどころ多しだし、ご都合主義な作りだとは思うんです(ある意味「ここまできたら何でも来いだっ」という気分にすらなってきております/笑)が、回が進むにつれ役の個性がしっかりしてきたとうか、地に足の着いた感じの役が増えたとういのか、軸足が見えたというのか、上手く表現できませんが安定感を感じるようになってきました。特に、ヒルズ社長&七海女史組やショースケ&コースケコンビ、お魚屋さん&まり子コンビといった面々が地に足の着いた感じになってきたというか、行動に矛盾が少なくなってきたと思えてなりません。その三方が安定したからこそ、主人公氏の軸がしっかりしたのか見えたというのか...。

 また当初、主人公一人勝的な設定だと思われたのが群像劇っぽくなってきたのも、楽しく思えるようになった要素の一つだと思います(もしかしたら、何処かの時点で軌道修正されたんじゃなかろうか??と思ってます。邪推の極みなんですが^^;;。余りにも最初と色合いなり雰囲気が違うので)。
 これもやっぱりキャラがしっかり見えてきたり、作られたりしたからなんだろうな、ドラマって脚本や演出だけが良くても駄目なんだな〜、やっぱり役者が命吹き込むんだよな〜とふと思ったりです。

 で、同じフレームに写る蛸なお魚屋さんと「三人です」な元IT取締役
・辞職する谷章センセ
 笑顔で内面の忸怩たる思いや人を値踏みする様や、無力感や見限った様を表現できるなんて!!なんて良い役者さんなんだ〜!!と拳を握りながら呟きました。
 実際、谷章センセの笑顔はいろんな意味で最強だと思いますです(^^;;
・似てない物真似と山南さんちっくな谷章センセ
 社長の真似は心底似てませんでした(笑)
 神谷さんの「三人です」は、やっぱり山南さんが被ってしまいました。ホントごめんさい。
 けれど、ビルを見上げる三人は格好良くて、画面の前でワクワクしておりました。
・お魚屋さん@居酒屋てっちゃん
 この場面お魚やさんが主人公氏に伝える言葉が、優しくて厳しくて本質ついてるので。ついついほろっとしてしまいます。この子の言葉はちゃんと「自分」を知って、持ってるから出てくるんだろうと思えるのが、山本君の凄さなんだろうなと思ったりです。しかし、最終回では、まり子とちゃんと幸せになってもらいたい(きっと無理だとは思います)。
・事務所開きを手伝うお魚屋さん
 いや〜この場面のお魚屋さんの可愛い事ったら!!キレの良い動きに、すっかり違和感無く溶け込んでるのが、もう小突き回したくなる程愛おしいですよ(笑)
 つうか、あなたのお店は本日休業日ですか??とふと疑問に思ったり。
・副長と参謀が!!!!
 やはりお約束と思うので(笑)
 あんなに自然に同じ画面に納まってくれるとは!!あの二人が初対面でどんな会話を交わしたのかが、物凄く気になって仕方がありませんでしたよ。きっと参謀は副長から速攻「睦ちゃん」とでも呼ばれて、目が点になったことでしょう(笑)。
 更に写真撮影時には、お隣さん同士だよ!!工場から出てくる時に小突きあいしてるみたいだよ!!と自らフジの罠に突進する始末(^^;;
 すっかりフジの掌の上で転がされてる気分なのは変わらずなのが、どうにもこうにも。
・ヒルズ社長とお魚屋さん
 良いコンビになりそうなこの二人(違??)
 初対面なのに「とおるちゃん」呼ばわりされてるヒルズ社長の胡散臭いものを見る目つきが、最高に素敵でした(恐らくお魚屋さんの勢いと自然な様子に飲まれて何も言えなかったに違いない/笑)。
 また、初会話のヒルズ社長の不信感とか距離感を図りかねてる様な、あのなんとも言えない間と口調と表情が可笑しくて仕方なかったです。きっと彼にとっちゃ初めてであった人種なんだろうな、可哀想にと妙に同情してしまいました。
 そしてそんな社長の心情なんか斟酌せずに、相変わらず人懐っこく(傍若無人とも言うか??/笑)、マイペースに人の領域に入り込むお魚屋さんの様子が可愛らしくて仕方ありませんでした。もしかしたら、社長の厚い壁を難なく乗り越えらるのはお魚屋さんみたいな子だろうなと思うので、社長にしたら精神的に物凄く疲れるとは思いますが、お互いに良い出会いだとは思います(笑)

最終回を楽しみにするとは、序盤では想像もしませんでした(笑)。保育士さんドラマもこうだったら良かったのに...。
 

2005年6月16日木曜日

保育士さん 9話

 今回は本放送時も未見で、録画も走り見だったのでいつも以上に偏った感想です。
(なんか・・・・本筋を追おうって気が回を重ねるごとに薄れてきておりまして・・・申し訳ない_ _;;)

・ベージュのスーツでピンクのシャツに緑(恐らくニット素材)のネクタイ。その組み合わせってどうよ、元兄・・・と思ったとか思わなかったとか。そして、少しずれた様なセンスとその似合わなさ故に意外にときめく事がなかったのは、果たして幸か不幸か・・・(笑)
 と言いつつも、いかにも「頑張りました!!」的な着馴れてない雰囲気や、異性との待ち合わせに不慣れそうな様子に「頑張れっ元兄」と呟いたりして(笑)
・喫茶店でスーツ姿でパフェを召し上がる元兄
 これは、ファンに対する挑戦ですか??フジTVさん?!(違)
 俊太君の笑顔&泣き顔や、葵ちゃんのおしゃまさや、七恵ちゃんのあどけなさより、この元兄のパフェを食てる姿の方が販促いや反則じゃないかっ!!!と思った訳でして。
 だって、あんなに可愛い表情でパフェ頬張られたら何も反論できないと思いませんか??(誰に確認してるんだろう/笑)。この方ホント何食べても良い顔されますよね。見てて「美味しそうに食べるな〜」とほんわかするような食べ方・表情だといつも感心してます。きっと一緒に食事してても、嫌な気分にはならない(させない)方なんだろうなと思います。
 しかし、好意を抱いてる女性と初デート(にカウントしてしまいましょう/笑)でパフェ食す姿に、お汁粉やに通い、通いの遊女に歴史の授業をしてた某総長を思い出しました(笑)。やはりこれって、フジの罠かもしれない(絶対違うから)。

 ところで、この場面で小雪の「教えてもらった子供達に何かを返したいんです。だからホームを取り戻したい」的な言葉より、元兄の「これは経営の問題なんです。」から始ま言葉の方がより現実だと思ったし、説得力もあったと思うんです。なのに、結局小雪の「思い」による「行動」や主人公氏の「幸運」によって、園再開へ道筋が作られていく。そんな風に「園」や「個」の中だけで完結してしまって、周囲や社会との関係が丁寧に描かれないまま、「御伽話」的な部分で流れていくのは少し残念だと思った場面でした。
(小雪が何故そこまで思い入れるのか、とか小雪が何故「保育士」を目指したのか、とかこの時点で相談役に元兄を選んだのか、とかそういった背景が全く見えないと感じてるからかもしれません。)
また、当初から現実を見てる(現実に引き戻す役割である)はずの元兄ですが、この2−3話はそれすらも薄れてきてる感じがしてます。なのに、時折思い出したかのように「(ドラマにとっての)厳しい現実」を提示する所為か単に主人公を中心とした世界の調和を「少し乱す人」ってだけな感じで終わりそうな気もして・・・勿体ない、思ったりです。

まそんな事はさて置き、チェリーを食しつつ少し落ち込む元兄が可愛いかったので良しと言うことです(笑)

・実務作業をサクサクこなす元兄
単にお仕事してる元兄@堺さんが好きなだけです(笑)

・バスを覗き込む元兄
 明くんの「嘘」をこっそり見つけた元兄の表情が、ホント可(しつこいので略)。
 ちゃんと何故明が「嘘」をついたのかってのを気付いていて、その理由故にあえて何も聞かなかったのはプロだな〜と。彼らと暮らしてきた時間が見えた場面だと思ったりでした。

・履歴書を書く元兄
 先週、「前勤めていたところから誘われてる」とおっしゃってなかったですか?それって虚勢?と少し疑問に思った場面でした。
 しかし、卓上の本が如何にも新品だったのが(苦笑)。せめて使い古してる感じくらい出して欲しかったです。

・来週の元兄
もしかして、レース場まで行っちゃうんでしょうか??
色々と心が騒ぎそうな予感でございます(^^;;

2005年6月15日水曜日

今更ながらな 『TRICK』 DVD鑑賞

 友人が『TRICK』1-3&映画版のDVDを持ってるらしいと聞き及び、交渉の結果1-2を借りることができました。(『TRICK』は本放送時から相方共々嵌り、珍しくノベライズ版まで持ってるんですよ^^;;)

 余談ですが、借りるまでが長かったんですよ(笑)。
 飲みながら「貸して〜!!私の持ってるDVDで好きなあったら貸すし!!なんならここの飲み代私が持つ!!」とかなり下手(笑)に交渉したにも関わらず、「奢ってもらうのは良いとして。けど、その条件やったら僕の利益にはならへんわ。ひよの持ってるDVDってもな〜。好みなの殆ど無いし、等価交換にならへんしな・・・」と出し惜しみ(違)をされました。
 ここで引っかかるのが「等価交換にならない」って言葉(笑)。
 確かに我家にあるのは、『新・スタートレック』(TNG)全7巻とか『Load Of The Rings』3部作のSEE版とか、某大河完全版2巻とか、ある意味偏ってるとは思います。けどね、未だ独身で彼女無しで『TRICK』全巻持ってる人にそんな事言われたないわ・・・と思ったりですよ。しかもそんなセコイ事言うてるから彼女おらへんねんって・・・と思わずその後別の子と2人で説教しておりました(嫌な飲み会やな〜^^;;)。まっそんな事を言いつつも、ちゃんと貸してくれたので良い子なんですけれどね(どっちやねん)。

閑話休題
 そんなこんなで、先週半ばから夕食時に鑑賞してるんですが、やっぱり面白いです!!
 奈緒子と上田のキャラが徐々に固まっていく経過とか、その後のシリーズに連綿と続いていく「ネタ」がテンコ盛りだったり、奈緒子里美親子の関係がこの時点では「真っ当」(笑)だったりするのがホント楽しくて楽しくて仕方ありませんです。
 そして、時折大きく細かな矛盾があることもある(え)脚本ですが、それでも十分出来が良いと思います。確かに横道では矛盾というか重箱の隅を突きたくなるような面(お金が無いはずの奈緒子がなんであんなに衣装持ちなんだ?とか帰省のお金は何所から???とかそういった本筋とは違った事が気になったりするんですよ^^;;)はあるんですが、それを補って余りある魅力というか力技の巧みさというかはあっても本筋自体は殆どブレが無いのに驚かされたりしつつ、とりあえず観終わったあとの落ち着きの良さとか、まとまりは十分満足できるものだと思います。

 で、忘れちゃいけないDVD特典の『やむ落』。
 これ観れただけでもDVD借りた(酒奢った/笑)価値ありですよ!!相方と二人して「なんでここ落としてるかな〜なんて勿体ない!!」と幾度となく呟きました。
(里美と石原のカット量の多さには・・・涙しました。野際さんなのに・・・・)

 しかしながら、やっぱり1−2は深夜枠のドラマだったんですね〜としみじみしております。あの貧乳ネタが可愛らしく思える程の下ネタの多さ(濃さ/笑)はプライムタイムではやれんわな・・・・勿体ない(って/笑)。

どうやらまたスペシャル版と映画があるそうなので、楽しみで仕方ないです。

2005年6月13日月曜日

えぇっっ?!!

 Destiny's Childが今秋解散すると表明したとのニュースに、かなり戸惑い驚いてます。

 余りにも突然での事で、寝耳に水状態で、何て言ったら良いのやらさっぱり纏まらないまま書いてる状態です。ライブで発表したって事らしいので本当なんでしょうね。非常にショックだし寂しい・・・

 各人のソロ活動後の今回のアルバムが素晴らしく、またツアーも充実感があるものだっただけに、今後も更に厚みと存在感のある素晴らしい三人のハーモニーを聞けると期待していただけにホントショックです。
だた、前向きな解散だそうなので各人の今後の活躍を楽しみにして行きたいと思います。

けど、あぁホンっト勿体ないっ!!!
声も音楽もヴィジュアルも全て良いグループだったのに〜(ジタバタ)

お魚屋さん 9話

 今回一番印象に残った場面は、美術館でフェメール(ですよね??)の絵画を観ている前社長と七恵さんでした。最小限の言葉と存在感や空気感だけで、二人の間に静かに流れてる「想い」が伝わってくるような気がして、しっとりと見惚れてしまいまいした。

 以下、今週の鮎でKing Of 下町なお魚屋さん、です。

・まり子とすっかり若夫婦らしくなり、どうやら薄っすらと関白亭主(古っ)風を吹かせているっぽいお魚屋さんが愛おしくて(笑)。また、主人公氏の食事場面は彼の自宅なのにどうにも「妹夫婦の家に食事に来た兄」にしか見えませんでした(ある意味あの3人とも上手いな〜と思ったです^^;;)。
・高層マンションでやたら舞い上がってる様子とか、シャンパンの感想とか、送られたタキシードを早速着てポーズ決めつつ、近所の写真館(なのがこれまた)でまりこと二人写真を撮ってもらおうとしたり・・・ってのがホント素直に可愛く思え、『King Of 下町っ子』(って何??)な称号を差し上げたい思います。また、彼は下町の皆さんから愛されて(=おもちゃにされつつ/笑)育ったんだろうな〜とさえ思えました。
・主人公氏から店を買ってやると言われ「俺の店が好きなの」と言い切る強さと真っすぐさや素直にちょっとじーんときてしまったり、主人公氏へ「直ぐに腹が減る餓鬼みたいだな」の言葉があまりにも真摯で真っすぐで飾り気が無い様に少しだけ「この子格好良いよ・・・」と思ったのはここだけの内緒ってことで(笑)
・タキシードをあそこまで着こなしつつも笑いに持っていける山本君が凄いよ・・・と違った部分で感心しておりました(笑)

 一週間お料理番組で頑張っていたお魚屋さん。月曜日以外は録画で鑑賞しましたが、初めてのお料理は大変よく頑張りました!!な感想しかありませんです(^^;;
 ただ元来の手先の器用さと勘の良さで難なくこなしてしまってる姿は只者じゃない感が漂いつつ、それでも年相応の落ち着きの無さや幼さなんかも垣間見せていただいて、かなり美味しい番組だったと思います。

2005年6月9日木曜日

何事も挑戦だ!!(って)

 昨日買い物の際、立ち寄った鶏肉専門店のおじさんから突然「アラ持って帰らない??」とお誘いを受けました。鶏がらスープを作れるな〜と思い何も考えず「あっ 下さい!!」と言ったものの、作り方を知らない事に気付き、店先でおじさんに急遽作り方を聞きました(迷惑な客です^^;;)。

 余談ですが、最近ショッピングセンター(で合ってるのかな??)に併設されてる専門店(小売店)で食材を買う事が増えました。理由は、鮮度が良いし好きな分量が買えて無駄が無い上意外と安いからなんです。 そして、何より有難いのが、お店の方に調理方法や美味しい食べ方(果物とかは剥き方まで/笑)を教えてもらえる事。昔は対面販売は鬱陶しいと思ってたんですが、お店の方と親しくなると色んな情報を教えてもらえて、良いな〜と思うようになりました。

閑話休題。
 店のおじさん曰く「水を入れて5時間炊くだけやし。大丈夫できるって。けど灰汁だけはきちんと取って、水が無くなったら小まめに水足してやりや」とのこと。その言葉に思わず「明日も仕事なのに、今も仕事帰りなのに、5時間煮るだけって...。簡単に言ってくれるけど、平日の簡単な夕食だったはずなのに」と心中で呟いてました。

 で一応Webで基本的な作り方を確認して、作業を始めたんです。
 が、初めて見る鶏アラの姿にかなり戸惑いました。まさか、首〜胴体が繋がったままだとは思ってなかったんです。なんか、その姿を見た瞬間「ごめん・・・」と呟いたほどある種の衝撃を受けました。
 またそれは、今まで綺麗に処理された身しか知らなかった所為か、「命あるものを食べてる」とう大切な感覚が薄かった事を気付いた瞬間でもありました。正直見聞による知識ではなく、自身の感覚で初めて「殺生によって生かされてるんだ」と知った気がしました。

 で戸惑ってる私の様子を見た相方が「捨ててしまうか??」と聞いてくれたんですが、それは出来なかったんです。やっぱり頂いた食材だし、何より鶏に失礼ちゃうんか??と思って。相方も勿論それは解ってるんですが、そう言いたくなる程私の雰囲気がかなり悲壮だった様です(- -;;

 そんな事を考えつつも、たっぷりのお水に鶏アラと生姜を放り込み、徹底的に灰汁を取り水を足しこみながら煮込むこと3時間。家中生姜と鶏ガラの臭いが充満し(相方共々「ラーメン屋さんになったみたいや・・・・」との感想しか出てこなかった^^;;)、その後は保温鍋に一夜をお任せし、今朝覗いた限りではなかなか良さそうな「鶏ガラスープ」が出来ておりました(嬉)

 さぁ今日の夕飯はこれを使って野菜スープでも作ってみようか!!と今から張り切っております(笑)

2005年6月7日火曜日

保育士さん 8話

 今回はリアルタイムで見れたので、忘れないうちに。

 七恵ちゃんと俊太君にやられました。
 七恵ちゃんの篭城から始まった一連の場面と俊太君の走りと泣き顔は絶対反則だ、と思いながらも、こう胸に迫ってくるものがありました。どうやら最近年の所為か涙腺が弱くなって弱くなって・・・(悔)
 それ以外にも葵ちゃんの「おませな」言動にも涙腺を刺激されたりと、年少組にやられっぱなしな8話でした。

 そして肝心要の元兄です。
 今回は色々突っ込みどころ(え)も多く、前半25分は十分楽しむ事ができました(後半に関しては何も言うまいて・・・)。
 
・園長とアイコンタクトで意思疎通(労いだったのかな??)してる様子は、お互いの空気が変わったり瞬間で何を伝え合ったかが判る、良いお芝居見せてもらったな〜と大層満足でした。
・マヨネーズ少年の頭をビニール紐玉でコツきつつ年少組の作業を促してる姿に、決して子らに疎まれてるわけではなく主人公氏とは違った位置でちゃんと「兄」として溶け込んでるのが見えた場面だったかと思います。
・俊太君と元兄とのブロックに関するやり取りと彼らの表情で少し涙腺緩みました(照)。何も判ってない俊太君の表情とそんな彼らに「現実」を受け入れさせる準備をさせなきゃならない元兄が対照的だったのと、それが恐らく廃園についての子等の空気と職員の思いを表してる場面だったような気がして。
・小雪嬢への思いを伝える場面。
 元兄の遥かに遠い言い回しには笑わせてもらいました。あまりにも煮え切らないと言うか、しどろもどろで言葉を選んで(探して)る様な、非常に初心な感じを見て「頑張れ元兄〜っっ。そんな事じゃ決してあなたの真意は伝わって無いよ〜」と思ったり(笑)。しかしそんな元兄@堺さんが大層可愛らしく思えましたが、正直私にとっちゃ「ハニカミ」に近いものがありましたです・・・(_ _;;)
 そして、言うだけ言って握りこぶしを握握し、階段を駆け上がっていく様子がこれまたか(以下略)。
しかし、いつも思うんですが堺さんって体のキレが良くてリズムがあるというのか・・・惚れ惚れ致します。
・園長と元兄の譲り合い(笑)
 はっきり言わせていただきましょう!!原田さん堺さんお二方とも「良い声」です!!
 実は原田芳雄さんは『独眼竜』で最上義光(政宗にとって終生相容れなかった伯父役)の灰汁が強く、野心と野望と生に執着してギラギラしてる役をされてた時から好きなんですが、ホント深みの在る良い声なさってるな〜と思います。
・食事場面の元兄はいつも「美味しそうな」顔なのが、微笑ましい限りです。そして今回は園長と七恵ちゃんのやり取りに和みました(そして七恵ちゃんの世話をしてる風な元兄にも)。
・バスの座り方を見て「そんな座り方じゃ、酔うよ・・・」とか、撮影中は迷惑掛けておられんじゃないのか??ヒヤヒヤするのは既にお約束になってる感が・・・(笑)
・運転席側窓を開けられなかった元兄。
 ここは一部視聴者に対する何かのお約束事として認識して良いの??とか思うあたり既に正しい(って何?)ドラマ鑑賞からは外れてます。が、あの場面は「やっぱり・・・」と然もありなんな感じで、妙に可笑しかったのが正直な感想です。

 で今回詰め込みすぎて急ぎ足だった所為なのか、詰めの甘さなのか、見方が悪いからなのか判りませんが、時間が経過した感が余り無いのに個々人の思い等々に色々変化があったことに少々戸惑いました。特に元兄の言動には、これまでにこれに関する伏線(におわす場面)あったっけ??と思うほど唐突な感じを受けました。
 小雪への想いも「半年で恋心抱くのはアリかもしれんけど・・・・今までそんな感じなかったやん!!」と突っ込みそうになり、元兄の「廃園が決まってから〜」の現況説明の台詞がやたら白々しく思えたり(前回から今回までの個々の葛藤や動きが全く見えなかったし、行間から察しようにも材料が無さ過ぎて・・・)、主人公氏へ向けた「あなたともっとゆっくり話してみたかった」から始まる台詞も、どのタイミングで考え方を変えたのか??とか今まで貴方が語ってきた事との整合性はどうついてるの??とか思ったんです。
 正直、大人組は勿体ないよな・・・と思う所以がこの辺の「甘さ」にあるのかと思います。

 以前から愚痴ってしつこいようですが、もっと『園』中心で描いた方が良かったんじゃないのかと。
 園児達の台詞とかも良いし、園児らも大人組も良い役者さん揃ってるんだから・・・もっとこう違ったアプローチや個々の関係性なんかをきちんと見せる事が出来るんじゃないのか?とかこのままじゃ勿体ない!!と心底思った8話でした。

 そんな事を思ってるので、冒頭のレース場場面と主人公氏と小雪嬢の甘〜い場面は見てませんです
(^^;;(こんなヤツに愚痴を言われたくないとは思いますが・・・それでもホント勿体無いと思うんです〜!!!)

 来週は新卒社会人風の元兄が見られそうで、それだけが楽しみなのがどうにもこうにも・・・
(だって、今後はきっと主人公氏が『皆』の為にレーサーに戻って、幸運の女神が主人公氏に微笑む様な予定調和的な展開なんだろうな〜っと思ってたり/酷)

2005年6月3日金曜日

保育士さん7話 と お魚屋さん8話

○出番の少なかった(涙)保育士さん

 今回主人公氏方面(視点)ばかりに集中している上、主人公氏だけがやたら格好良すぎるような気がして、どうにも腰が引けてしまったと言うか、何と言うか。

 ただ、石田法嗣君とその父君との絡みは、これまでの親子(家族)のどうしようもなく埋められない溝の広さや深さ、そして父子が感じてる「痛み」(違う種類で解りあえないだろうけれど)なんかが感じられて好きな場面です。特に石田君のバスの中での泣きの場面は、声を押し殺して膝を抱えてる分更に彼が感じたであろう。痛みや悔しさや悲しみや無力感、そして最後の絆を切られたが故に「自分で立つ」事を迫られた感があって・・・良かったな〜。

 また、原田さんの園長先生他大人組はこんなこと言っちゃ何ですが、「このドラマに出演されるなんて、心底勿体ない!!!」と思いました(酷)。だって、(以下脚本&主人公氏+ヒロインに対してかなり失礼な愚痴になるので略)。原田さんと主人公氏の場面なんかは、激情を理性で抑えながらも遣る瀬無さや強さを感じさせる原田さんに思わず見入ってしまいましたよ。

 廃園騒動に関してですが、職員会議は無かったのか??そこである程度の方向性を決めてから子供達に説明すべきじゃないのか?あんな事したら、子供らに傷を作りはしないか?不安を煽りはしないか、逸れによって痛みを深めはしないか?と色々疑問に感じてしまいました。
 そして、重箱の隅突くようで恐縮なんですが。
 主人公氏の着替え場面を見て逃げる女子(懐かしい響きだ/笑)連に晴海ちゃんが居た事に「何で??」と。前回、「とし君と結婚する」と言い切ったってことはそれだけの関係があったと思っておりました(下種の勘繰りとはこのこと^^;;)なので、あの反応に矛盾を感じたというのか、前回の挿話はもしかして主人公氏の為だけに必要だから作った挿話なのか??と思った次第です。

 元兄に関しては・・・えっと・・・・余りの時間の少なさなさに吃驚しつつも、カウチで足を投げ出して仮眠を取ってる姿や、お仕事してる姿や慇懃無礼に対応する姿があったので良しとしようかと思った次第です(よくわからない表現だ・・・)。
 しかしながら、「暴力とは相手を傷つけるだけでなく〜」って台詞は物凄く大事だと思うんですよ、ああいう 時だからこそちゃんと説明しなきゃならないと思います。なのにあんな風に扱われたら・・・(ブツブツ)

 次週は俊太君と元兄が並び立ってる場面が大層楽しみでございます(何かが違)。そしてこんな状態で保育士さんがフェードアウトしない事を祈るばかりです・・・・


○鮭で鰹信者のお魚屋さんと部下とシンメトリーだった「無能な(本人談)」な取締役

今回はっきりしたこと。
・お魚屋さんは鰹至上主義(って何?!)らしい(笑)
・無能な取締役さんはどうやら元喫煙者だった模様
・木10の主人公氏は月9の主人公氏よりどうやら巧いらしい(え)
・加納さん(いい加減役名覚えよう)はかなり卑怯者。
・夏には京極堂なヒルズ社長は肝の据わり方が格好良い。

 今回はヒルズ社長と主人公氏の攻防戦が兎に角楽しかったです。ああいう風に瞬時にいろんなこと判断したり、緊迫感のある作業風景とかは見てて面白いし、大好きです。あの場面だけは良いもの見たな〜とかなり満足しております(^^)
また、ヒルズ社長の凋落と主人公氏が大きな力に飲み込まれていく様の対照も好みでした。

 そんな中、加納さんに鰹パンチをしてみたり、魚屋の呼び込みで美声を聞かせてくれたり、主人公氏を殴ってみたりと大活躍なお魚屋さん。
 中でも必至の形相で鰹一本丸々ぶら下げて下駄で走って姿も然ることながら、その後の「何がなんだかわからなくなって、思わず鰹が出た」というような言訳めいた台詞が大層可笑しく可愛らしいかった。それ以上に、君の精神安定剤は「鰹」なのか??とか、鰹命なのか??とか鰹に対するその情熱は一体どこから??とか鰹の魚言葉もう一回検索してみようかな、とか「かつお」は強引だけれど「かっちゃん」と呼べるからなのか?!(何のことかさっぱり)、とかそんな事が頭の中でグルグル回っておりました(笑)
 そして、まり子の少し後ろをテコテコ着いて行くお魚屋さんの可愛らしい様子ったら!!あの鬼の副長とは別人ですよ!!流石役者。
で、加納さん・・・・可哀想にお魚で殴られるなんて(涙)

 来週はどうやらお魚屋さんがヒルズビルに行くようなので、もしかしたら某参謀と遭遇か??!と非常に僅かな期待に胸を膨らませてます。